ジョブジプシーな私は、自分に忠実で 無駄に謙虚なだけなのかもしれない

私のキャリアの迷走について、お母さんと飲みながら話をしていて、
「案外マジメなんだね.…」と言わとおもれて、少しショックで少し納得した話を書こうと思う。

専門性をがないことへのコンプレックス

ふとしたきっかけで、お父さんの仕事の話になった。
自分の仕事に誇りを持って働く仕事中毒な人。その道、50年の大ベテラン。
一社を勤め上げたわけではなく、「生産管理」に軸足を置きながら、業界を変えて転職。
生産管理を50年やっています!と言い切れる職人気質なキャリア(だと私は理解している)。

一方で私は、業界や業種を変えていくジプシータイプ。
「キャリア」なんて考えたこともなかった。

広告代理店の営業に始まり、倉庫つきのECサイト運営代行会社で働き、その後ウェブ業界へ。
デザインもプログラミングもできないから、必然的にディレクターへ。
その経緯もあるのか、何かを作り上げること、手に職があること、専門スキルを保有している人へのコンプレックスが大きい。この感覚が私を押しつぶす.…

専門性・軸のある転職ができてないことへのコンプレックス

そんなこんなで、飲みながら、お母さんに「お父さんのキャリアが羨ましい」と話したときのこと。

お母さんに言わせれば、私も専門性はあるし、全ての転職は今に繋がってるように見せるとのこと。
デジタルビジネスは共通。営業経験があるから、制作会社で提案も値段交渉もできたって。
いや、違うんだよ。。。。私はそうは思わなかった。

だって、私の中では、この3つが専門性のある転職! 軸のある転職。

  • 業種が同じでジョブチェン(車業界で、営業・販売・設計・経理など)※転職じゃなくて1社務めるのもこれにあたる

  • 職種が同じで業界転職(PdMで、金融Saas・C向け料理・B向け運送など)

  • 職種が同じで系統転職(デザイナーで、ウェブ・グラフィック・プロダクトなど)

過去の仕事がつながってるかもしれないけど、専門性・軸がない以上、胸を張って言い切れない。

ものづくりしてないことへのコンプレックス

一方で、仕事に関して、もうひとつのコンプレックスは、ものづくりをしてないこと。

「私はこれを作りました!」と言い切れるものがない(と思っている)。

プロジェクトマネージャーの時は、ユーザーやクライアントら要望を言語化して、
課題や要件に落とし込めるように、体系的に整理してる。
他にも、チームメンバーの自走環境を整え、障害を取り除くマネージメントにしてる。

なんだけどあくまで、成果物は「期限と予算内に納品をする」という内部プロセス。
世の中に出る成果物は、デザイナーやエンジニアが作ったものであるという感覚がある。

プロダクトマネージャーのときも、エンジニアやQAが作ってくれた感覚が強かった。

だけど、お母さんは、この要望をまとめ、指揮をとる人がいないと、物事は進まない。と言う。
理屈ではわかるんだけど。そこは何か劣等感というか、
「何も作れない」という感覚が消えないんだよな〜

理想の働き方を求めて、もがいてるのは「マジメ」らしい

そんな中、仕事コンプレックスを持つ私が、
次を決めずに正社員をやめたのも、フリーランスの継続契約を断ったのも、
「何か違うよな〜、この働き方じゃないよな〜」という感覚が消えなかったから。

そういう話をすると、「そんな甘っちょろいこと言って。。」的な扱いを受けるんだけど。
仕事の中で、辛いことがあるのは、わかってる!!
うまく行かなかったり、イラつくことがあるのも理解している!!
だけど、それを超えるくらいの達成感や、日々行う作業ややりとりが楽しいことをやりたいんだーーー

そんな話をしてたら、お母さんから「結構、マジメなんだね」とひとこと。

世代的にも、「生活のために稼ぐ」「仕事はツラくても仕方ない」という意識はあるし、
私の話を聞いていて、私の自己評価の低さにもヤキモキしたんだろうな〜
それでも、もっと自分にピッタリで楽しめる仕事や働き方を模索する私を「マジメ」と言ったのかな…

リスキリングでジョブジプシーに終止符を打てるといいな

個人的には、「マジメ」なんて恐れ多くて。日々大変でも働き続けてる方がマジメ。
私は、自分に忠実になりたい
そして、仕事貢献に対して無駄に謙虚なだけなだよな〜と実感。

世間的に言われる人事部に嫌煙されるジョブホッパーの烙印はイヤだ。
もっと意思を持ち、放浪した時に身についたスキルや経験を糧にするジョブジプシーとして
これだ!と思える仕事に出会うべく、リスキリング中.…!

おわり

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