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「暗号学の授業にもBitcoin」マサチューセッツ工科大学 DCI タデウス・ドライジャ氏

マサチューセッツ工科大学のDCI(デジタルカレンシー・イニシアティブ)で、暗号通貨の開発と研究を行うタデウス・ドライジャ氏(Tadge Dryja)にインタビューさせていただきました。ドライジャ氏は、2015年にLightning Networkのホワイトペーパーを共同で執筆しました。Bitcoinの開発を行う企業Lightning Labsの共同創設者としても知られ、様々な場所で開発のサポートを行っています。

インタビュー日 : 2020年6月9日

暗号学の授業にもBitcoin

マサチューセッツ工科大学はアメリカで最も優れた研究大学の1つであり、教育システムが多くの研究と新技術の開発から成り立っています。私はそこで正式に働き始める前から、毎日のようにDCIに通い、クラスに参加するために教室の後ろに座っていました。一部のクラスは非常に開放的で、そこに座って勉強していたとしても何の問題もありません。

私が授業で教えている時も、学生ではない参加者が多くいることがわかりました。彼らはただ興味を持っていて講義に参加しているだけなので、特に悪いことはないと思っています。MITは非常に開放的な環境であり、学生の中にも暗号技術のトップレベルのエキスパートが多くいます。MITで行われる全講義の動画と音声がMITのホームページにあるので、誰でもそれを視聴して学習することができます。

暗号学の教授は何名か在籍していて、全ての学生がBitcoinに興味を持っているので、彼らのクラスでもBitcoinについての講義が行われています。Bitcoinについて説明することで、より多くの学生を暗号学の授業に集めようとしています。学生達には既に大きな興味と関心があるので、なぜブロックチェーン技術や分散型システムを学ぶべきかという理由を説明する必要さえありません。興味深いことに、教員よりも学生の熱意の方が強く、イベントでも元気な高校生が多く集まってきています。

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タデウス・ドライジャ氏(全文インタビュー記事)
日本でBitcoinと出会う
MITで働き始めたきっかけ
暗号学の授業にもBitcoin
Bitcoin開発とコミュニティ
Bitcoinを軽量化
政治的立場を主張しないBitcoinコア開発者たち
法定通貨の価値は一握りの人が決めている
現金とBitcoinどちらが生き残るかは分からない
開発者と愛好家の違い
資金調達の難しい業界
開発者の収入
アルトコインの可能性について
ライトニングネットワーク誕生のきっかけ
サトシ・ナカモトが現れるとどうなる?
Bitcoinを必要とする国、必要としない国
Bitcoinへの関心が薄れた理由
Bitcoin活用のポテンシャルを秘めている国
マウントゴックスの悲劇から学べること
信頼できる取引所とは

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