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銀行窓口で新紙幣両替してみた

先週木曜(7/4)の午後
忙しい仕事の合間を縫って ワイは銀行へ新紙幣の両替へ行ってきた

なので
今回はその体験談を書きたいと思う

好奇心旺盛なワイ 自身の手元へ流通するまで待っていられなかった

当日
オフィスから最寄りのみずほ銀行◯◯支店へ行くことに

徒歩で約0.5km

ちょうど昼食後で眠気が襲ってきたタイミング

外は気温36℃  うなる様な暑さであったが 散歩するにはちょうど良い距離である

その道中
ワイは財布の中身にふと気づく あれっ!? 三千円しかない…

これでは
新壱万円札 いや 新五千円札すらゲット出来ない

普段キャッシュレスを満喫太郎しているワイ
そもそも財布に現金はほぼ入ってない

銀行へ立ち寄る前に
最寄りのセブンイレブンでお金をおろすことに

ATM画面に表示された任意のボタンを
手を震わせながら1つ1つ押していき 最後は清水の舞台から飛び降りるつもりで
意を決し確定ボタンを押す

虎の子の五万円を握り締め みずほ銀行◯◯支店の店内へ

すると
入口に「両替えは7/5金からです」との看板が目に留まる

いきなり
ワイは出鼻を挫かれる

一応
店内へ入って確認してみることに

すると
スタッフからこう聞かれた

スタッフ
「本日はどの様な御用でしょうか? ひょっとして新紙幣への両替でしょうか?」ワイ
「えー 両替です けど 明日からなんですね? てっきり今日からだと…」
スタッフ
「申し訳ございません 当行は明日からとなっております」
ワイ
「そうですか 残念です では明日また来ますね」

そう言い残し
身体の向きを変えその場を後にしようとした時 再度後ろから声をかけられる

スタッフ
「お客様 ちなみにですが 当行の口座をお持ちでしょうか? お持ちの方は50枚まで無料です」
ワイ
「口座ですか? あー 持っていません」
スタッフ
「では その場合 手数料が550円かかります」
ワイ
「えっ!? 両替にお金取るんですか?

普段 現金なんて使わない 銀行で両替なんてもっとしない だから 思わず本音が出てしまった

千円札たった1枚の両替えでも550円かかる そんな理不尽なことがあって良いのだろうか?

一応
ワイは皮肉を込めてこう聞いてみた

ワイ
「えーと 極端な言い方ですけど 千円札1枚の両替に手数料が550円かかる それはつまり 450円しか手元に残らない そういうことで合ってますか?」
スタッフ
「ええ その通りです 極端な例になりますが そうですね」
ワイ
「なるほど そうですかぁ なんかおかしいですよね…」
スタッフ
「確かにそうですね ですがそれはお客様の価値観によりますので」

一体
このスタッフは何の寝言を言ってるんだろう?

一瞬 意味が分からなかった

暑さでワイの脳みそが溶けていたのだろうか? 発言の意図を解読するまでに 少しの時間を要した

けど
それが天下のみずほ銀行様のルールなら仕方なし ワイにコントロールは出来ない

うーん
やはり銀行はワイみたいな庶民相手に対して 手数料ビジネスという「ぼったくり商売」をしているなぁ

そう感じた瞬間だった

両替手数料は全くもって親切ではないが
顧客対応は大変親切だったみずほ銀行スタッフからこう伝えられた

スタッフ
「ここから5分ほど歩いたところに ◯◯信用金庫(地銀)と三井住友銀行もございます ひょっとしたら そちらでは今日から新紙幣両替のお取扱い 開始しているかもしれません」
ワイ
「ありがとうございます せっかくですので そちらも伺ってみますね」

手数料はエグいが対応は親切なスタッフへそう返答し みずほ銀行を後にする

こうなりゃ順番に回ってみよう
そう思い 次に◯◯信用金庫(地銀)を訪ねる

店内へ入ると早速スタッフから声がかかる

スタッフ
「新紙幣への両替えですか?」
ワイ
「あっ はい そうです もう両替できるんですか?」
スタッフ
「はい もちろんで御座います」
ワイ
「あっ ですが 私 こちらの口座持ってませんので 手数料いくらですか?」

先ほどのみずほ銀行みたく 幾らぼったくられるのだろうか?
内心そう思いビクビクしながら尋ねると

スタッフ
50枚まで無料です

まさかの神回答!!!

ワイは 慌てて受付け番号「67番」を取り 銀行の一角に設置されたコーナーで
両替用紙へ記入する

その時
ちょうどワイの隣でも見た目40代の男性だろうか!? 同じく 両替用紙へ記入しているところだった

何やらぶつぶつ言っているのが聞こえた
「なんで二千円札の欄があるんだろうな…」

ワイも確かにそう思った
新札で二千円札なんてなかったはず

しかも
いまだに二千円札なんてほとんど見たことがない どこに流通してるんだろう?

そして
需要はあるのだろうか?

なかなか
鋭い観察眼を持ったイケオジだな

隣りをチラ見しながら 思わず感心してしまった

ワイは財布に元々あった三千円
そして 先ほどコンビニでおろした虎の子の五万円 あわせて計五万三千円を全て新紙幣へ両替することにした

両替用紙のチェックマークに
新紙幣で
壱万円札を3枚
五千円札を4枚
千円札を3枚
と記入し 椅子へ座り 番号が呼ばれるのを待つ

喉が渇いたので無料のウォーターサーバーを探すが見つからず…
病院と違って銀行にはそういうのは置いてないのかな!?

そんなことを考えること10分

「67番さん 4番の窓口へお願いします」

スタッフからワイの番号が呼ばれる

4番窓口で 持っていた受付け番号と先ほど記入した両替用紙 そして旧紙幣の現金を手渡す

スタッフ
「新紙幣への両替ですね 分かりました では しばらくあちらへ掛けてお待ち下さい また番号をお呼びしますので」
ワイ
「分かりました」

うーん 喉が渇いた 再度周囲をチラチラ見渡し
ウォーターサーバーを確認する がやはり見当たらなかった

そこから5分ほど経過しただろうか!? 再度「67番さん」と声が掛かる

再び4番窓口へ行くと そこには待望の新札がお目見えしていた

ワイの初見の感想は「なんか おもちゃの券みたい」

正直そう思った

子供の頃やった人生ゲーム それで使ったおもちゃの紙幣 まさにそんな印象を受けた

枚数を確認していると
見た目50代後半と思われる女性スタッフが 嬉しそうにこう話し出す

スタッフ
「ほら これ凄いでしょ 傾けると顔が回転して見えるのよ! あなたもやってみてごらん」
ワイ
「あっ はい 分かりました」

ワイは
一番上にあった出来立てほやほやの新千円札を手に取り角度を変えてみる

すると
スタッフ
「壱万円札の方が分かりやすいよ ほらっ こうやって見てごらん 凄いでしょ!」

確かに
角度を変えると顔が回転して見える これが噂の3Dホログラム印刷技術なのか

それにしても
千円札と壱万円札で顔の回転の見えやすさの違いは 素人のワイには全く分からなかった

さすがは銀行員 毎日紙幣と触れ合っているだけあるな!
よく分からないが ワイはそう感心してしまった

千円札と壱万円札の見易さの違いは正直分からなかったが
超一流の会話術を自負するワイ 相手の言葉へ鸚鵡(おうむ)返しをしつつ 話題を次へ進めてみる

ワイ
「へぇ これは凄いですねぇ 確かに角度を変えると顔が回転して見えますね」
スタッフ
「そう びっくりでしょ! これが世界に誇る日本の印刷技術っていうのかしらね 価値あるわよね!」

「紙幣の価値は 印刷技術ではなく 国家の信頼の有無ですよ!」
そう言いたい気持ちをグッと堪え ワイは次の様に話を続ける

ワイ
「ホント 凄いですねぇ この印刷技術 あっ あと 今回の新紙幣は 1の数字もデザインが違うんですね?」
スタッフ
「えっ!? そうなの? それは知らなかったわ」
ワイ
「ほら この千円札と壱万円札 見て下さいよ」
スタッフ
「あら 本当だわ 確かにあなたの言う通りだわね 数字の1のデザインが違うわね どうしてかしら?」

今回の新紙幣
実は 1,000円札と10,000円札で数字の「1」のデザインが異なるのだ

スタッフの質問に対して
ワイは機転を効かしこう返答する

ワイ
「ひょっとしたら 0の数を数えられない人に配慮したんでしょうか? やはり日本人の配慮は凄いものがありますね」

それを聞いたスタッフは流石に苦笑いをしていた…

せっかくついでに もう1つ尋ねてみることに

ワイ
「あっ! それと もう1つ! 今回の新紙幣から数字表記へデザインが変更になったんですね?」
スタッフ
「えっ!? どういうことなの?」
ワイ
「いえ ほら これまではお札の中央に千円とか五千円とか壱万円と書かれていましたが 新札では 1000 5000 10000と書かれてますね」
スタッフ
「あー 確かにそうだわね 私 全然気づかなかったわ」

一体どこを観察しているのだろう? 普通の人よりも毎日お札と触れ合っているはずなのに

先ほどは感心したワイであったが 今回は一転し ふと残念に思った

ダメ押しでワイはこう付け加えることに

ワイ
「ひょっとしたら このデザイン変更は これからやってくるハイパーインフレの下準備かもしれませんね」
スタッフ
「ハイパーインフレ???」
ワイ
「ほら 0を追加していけばいいだけですからね 今までよりも簡単になりましたよね!」

それを聞いたスタッフの明らかに困惑した表情をワイは見逃さなかった

引用元:https://search.yahoo.co.jp/image/search?p=新紙幣&fr=top_ga1_sa&ei=UTF-8#2b2849e2d3bc5e4d63a7d1d9ea8f71b9

頂いた封筒へ新紙幣を入れ地銀を後にする

これで
新紙幣ゲットの目的は果たしたが
そこでワイはふと思った

ついでに
その隣りに並んでいる三井住友銀行も寄ってみるか と

今日から新紙幣両替の対応をしているのか?
そして
例の手数料ビジネスの実態はどうなのか?

インターネットで調べればそこに答えはあるのだが
せっかくなので実店舗で確認したくなった

好奇心旺盛なワイ 気になったら自然とそこへ足が向かっていた

三井住友銀行◯◯支店

店内へ入ると
早速スタッフから声がかかる

スタッフ
「こんにちは 本日は新紙幣への両替えですか?」
ワイ
「あー はい そうです」
スタッフ
「申し訳ございませんが 本日は窓口対応だけです 明日からは あちらの両替機で出来ますよ」
ワイ
「あー 今日は窓口対応のみですか? 両替機は明日からなんですね」
スタッフ
「はい そうなんです 口座をお持ちでしたら その場合 手数料が…」

きたっ!!!
ワイが最も興味のある肝心の手数料のことだ この機を逃す術はない

食い気味にこう切り出す

ワイ
「口座の有無で手数料違うんですか?」
スタッフ
「えー そうなんです 両替手数料はですね 口座をお持ちの方ですと 窓口では10枚まで220円 11枚以上は770円です」
ワイ
「なるほど では口座がないと?」
スタッフ
「当行の口座をお持ちでない場合 10枚まで330円 11枚以上は同じですね 770円の手数料がかかります」

なるほど
口座有無に関わらず11枚以上は770円もぼったくるんだな

ただただ
紙幣を両替するだけなのに…

先ほどのみずほ銀行での様に ここでも思わずワイの本音が出そうになったのを 今回はグッと堪える

スタッフ
「えーと 明日以降ならですね あちらの両替機で10枚までは無料ですよ 但し11枚以上は770円かかります」
ワイ
「あー あちらの両替機ですね 分かりました」

うーん これぞ殿様商売 なんかセコイ セコすぎるな

既に
◯◯信用金庫(地銀)で当初の新紙幣両替の目的は果たしていた為 これ以上ここに長居する必要はなかった

ワイ
「私 こちらの口座持ってますので 明日また来ますね 両替機使えるんですよね?」
スタッフ
「ええ 明日からは対応しております」
ワイ
「カード使えば 10枚までは両替の手数料は無料なんですよね?」
スタッフ
「はい おっしゃる通りで御座います」
ワイ
「分かりました では明日来ますね ありがとうございました」
スタッフ
「では 明日お待ちしております お気をつけて」

スタッフからの言葉を背に受けながら
ワイは三井住友銀行を後にする

オフィスへの帰路の最中
ワイは今日体験したことを振り返る

うーん 全国区のメガバンクはどこも同じ手数料のはず!?
やはり
メガバンクはこの様な意味不明な手数料ビジネスで ぬくぬくと私服を肥やしてるんじゃないかな!?

こういうのもチリツモだからな!

ひょっとして
地銀の方がサービスが良いのでは!?

なんとなく地銀を応援したくなった
週末に時間を作って 四季報をチェックしてみるか

炎天下での散歩を終え エアコンの効いた涼しいオフィスへ戻った途端に
全身から一気に汗が吹き出してきた

暑すぎる! とにかく色々と暑すぎる!
そう感じた木曜の午後だった

※ちなみに 郵便局も両替手数料無料でした

以上 「銀行窓口で新紙幣両替してみた」でした

では 皆さん 今日も良い一日を

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