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プログラミング未経験からプロトタイピングスクールに飛び込み、2ヶ月の苦悩から掴み取った自己変革の鍵

 7月から、プロトタイピング専門スクール「プロトアウトスタジオ」で学んでいます。簡単に言うと、実践的に使えるプログラミングを学んでいます。

 いま2ヶ月経過したので、ここまでの学びを振り返ってみようと思います。

プログラミングを学ぼうと決意したきっかけ


 以前から、AIのベンチャー企業と共同でプロジェクトをやったり、VRを使った研修プログラムについて企画したりしていたこともあり、自分でプロダクト作れたらなという思いから、プログラミングについてはずっと興味はありました。ですが、「本当に自分がやるべきなのか?」という疑問から、なかなか一方踏み出せなかった領域でした。

 その重い一歩を踏み出すきっかけとなったのが、

「コロナ」「シンニホン」

 コロナは、なかなか仕事を減らせない体質の私から、一気に仕事を奪ってくれました。私に強制的に変化するきっかけをくれました。コロナによって環境変化が起こるならチャンスだと思い、だったら、新しいチャレンジをしようと思い立ちました。

 書籍「シンニホン」では「テクノロジーとデザインで夢を実現する挑戦をしよう」というようなことを言っています。私は、単純なので、「確かに皆がやれることをただやっていてもしょうがない。まだできないことを実現するようなサービスをつくりたい。」と思い、いまこそテクノロジーを学ぼう、とついに重い腰をあげました。

 ただし、エンジニアになるつもりはないので、あくまで自分のアイデアを最低限形にする力だけが欲しいと思っていたところ、ぴったりなのがプロトアウトスタジオでした。

 そこで学んだことをポイント4つに絞って振り返ります。


※ここからは自分の振り返りなので、自分の思考が進むように、断定口調で書いていきます。


サバイバルに学ぶ重要性


 学びには、基礎から積み上げていく学び実践からの学びがある。

 基礎から積み上げていく学びは、
ステップバイステップで1歩ずつ理解していくためスキルは習得しやすい。
反面、実践と分離しやすい。

 その点、実践からの学びは、
実践で様々なスキルを応用しながら課題に進んでいくため、実践で使えるスキルが身につきやすい。
反面、基礎力や応用するスキルがないと成果が出るまで時間がかかり、苦しむ。

 私は、経験からの学びを大事にしているので、後者の学びがすごく大事にsいているし、好き。ただ、プログラミングの基礎力が全くない私にとっては、今回のスクールでの体験は、とっても苦しいし、辛い。

 基礎力がすでにある人にとってはすごく楽しい、学びの深い体験になると思うが、私にとっては、実践からの学び、というより、サバイバルの学びに近い

 英語も全く話せないのに、いきなり海外の大学に留学しちゃうみたいな感じ。

 ただ、改めて俯瞰して振り返ってみると、そういうサバイバルに学んでいくことも本当に大事だと思う。

 一歩ずつスキルを身につけていく方が確実にスキル習得は望めるし、何より理解を積み重ねて行く楽しさがある。一方で、使えるスキルになるまで時間がかかるし、人によっては基礎だけで終わって、結局この基礎なんだったの、となりやすい。高校の数学みたいに。

 その点、サバイバルに学ぶことは、辛いからドロップアウトしやすいけど、それを乗り越えた先には、生きたスキルが身につく。プロトアウトスタジオの学びは、そういった学びのような感じがしている。この経験が、基礎を身につける時にもかなり役立つと思う。


そんな風に振り返っている中で、思い出した本がこちら。

 サバイバルの学びは、反脆弱性を身につけている、とも言えるかなと思った。


最短でプロトタイプをつくる思考


これまで宿題を通して、様々なプロトタイプを作ってきました。

こんなのとか。

こんなのとか。


 思えば、プロダクトとしての質は低いものの、とりあえず形にしてきたものが色々あるなと。

 だけど、それらは本当にプロトタイプと言えるのか?

 そもそもプロトタイプの定義は、

①実験的に少数だけ作られるもの。試作品。
②余計な装備を省いて、最低限必要な物だけを備えた型の製品。
③そのものや種類の特徴・本質を、最もよく表しているもの。
④ 〘言〙 一つのカテゴリーにまとめられる成員のうち、グループの中心をなすとみなされる典型。英語の鳥(bird)のプロトタイプの一例はコマドリ(robin)と言われる。
                    (参考)Weblio辞書より

と書いてある。

 特に②③が大事。要は、試作品であって、つくりたいものの本質をしっかり表しているものがプロトタイプだ。

 ビジネスの文脈でいえば、そんなプロトタイプだからこそ、フィードバックが得られやすいということ。


 だけど、今の私のアウトプットは、Will(やりたい)ことの中で、Can(できる)一部の機能を作っただけ。

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 自分がつくれるものに寄り過ぎていて、プロトタイプになっていないから、フィードバックも得られにくくなっている。

 もちろんスキルがないからしょうがないと、いままで諦めていたけど、実はいまのスキルでももっとプロトタイプに近いものが作れるんじゃないかと思う。プロトアウト同期の中にはそれができている人もいる。

 プロトタイプでは、いまあるアイデアの一部をつくるもの。だけど、その一部は、「機能1つ」より「体験を1つ」つくる。そんな意識が必要かなと思う。

加えて、「どうしたら最短でフィードバックを得られるプロトタイプがつくれるか」。この問いを常に考える習慣をつけていきたい。


やりたいことなんていくらでもある


 たった2ヶ月だけど、様々アウトプットする過程と通して、やりたいことっていくらでも浮かんでくる、と気づいた。

 以前は、「やりたいことを追求していきたい」と思っていたけど、やりたいことは多過ぎて、やりたいことをやろうではやるべきことが選択できなくなってきた、と思うようになった。

 じゃあどう考えるのかというと、プロトタイプの視点に戻り、Will(やりたい)軸に、Can(できる)、Needs(求められる)の二軸を足して、
常に三軸で意思決定していく
こと。それが今後大事になっていくなと思った。 

ものづくりへの楽しさを見出す


 実は、これまでの人生の中で、ものづくりが楽しいと思ったことは、ほぼない。小さい頃のプラモデルやミニ四駆も説明書通り組み立てて終わりだし、理系なのに、大学進学もものづくり系には全く興味が持てなかった。

 それに自分で、クリエイティブに何かつくる仕事は向いてない、と思いこんで、避けてきたように思う。

 ただ、この2ヶ月での経験を通して、イメージしたものが形になるっていうのは楽しいことだなと、少しではあるけど感じられるようになってきた。

 正直、プロトアウトスタジオ半年で劇的にスキルが変わるかというと、そうじゃないかもしれない。

ただ、スタートアップが急成長していく過程のように、

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 スタートは、時間もかかるし無駄も多いし、思うように成長しない辛い時期。一番エネルギーが必要。

 ただ、うまく成長曲線に乗ることができれば、その後は、どんどん成長していけるはず。それを信じて、この辛いところからの脱出し、成長曲線の軌道に乗せるところまでをこの半年でできたらいいなと思う。

 以前、ある実践型の英会話スクールに通って、英会話への苦手意識を克服して、英会話が楽しめるようになったように、小さな一歩でも将来の大きな成果のために、学ぶことを楽しめる状態をつくれるよう、一歩ずつ積み重ねていきたい。


おまけ

 今回、全てオンラインで半年間進めているけれど、自分が思っていた以上に、ネットコミュニケーション能力が低いと感じた。

 割とリアルだと社交的な方ではあるものの、ネットだとなぜか尻込みしちゃうところがある。チャットにしかり、twitterにしかり。

 これからのコミュニケーションについても変化に適応していく必要があるな、と思った。

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