プロの仕事OS「編集工学」の基本ステップ
今日は、フリーランスや1人社長など、自分の名前で勝負していこうとする人、必読の方法をご紹介します。
その名も、編集工学。
簡単に言えば、誰でも良い考え方が身に付く、考え方の基礎かつ応用が幅広く効く方法なんです。
編集工学とは?
編集工学とは、「情報を集める」から「情報を伝える」までの編集プロセスを体系化したものであり、誰でも効果的なアウトプット(ブログ・会話・プレゼンなど)を行えるようにする方法のことです。イシス編集学校の松岡校長が考案したもので、私も約3年ほど学んでいます。
編集と聞くと、雑誌や動画の編集が思う浮かぶと思いますが、編集工学では、編集の定義をもっと広く捉えており、日常のコミュニケーションもすべて編集が行われていると見ているんです。そこが面白い。
編集には情報を集める、関係づける、構造化する、伝える(決める)の4つのステップがあります。簡単な例として「飲食店を予約する」時に、どう編集していくのか一緒に考えていきましょう。
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1.情報を集める
1つの情報(モノでもコトでもどんなことも)にはさまざまな見方があり、一つの情報でも複数の意味を持っています。例えば、ペットボトルには透明や不燃性などの属性情報が含まれていますし、使い方だって、飲み物を入れる」以外にも、花瓶にもバットにもなりますよね。こうやって、まずは情報をやわらかく捉えることが重要です。
そうすることで、いつも同じ意思決定になるマンネリ化を防ぎ、常に新鮮な見方ができるようになります。
では、例題として「飲食店を予約する」を考えてみましょう。
まず、どこにどんな飲食店があるのか知らなければ予約しようがありませんね。そこで情報を集めます。きっと多くの人は、ぐるなびや食べログ、もしくはSNSで情報を集めてきますよね。例えば、もしいつもと違う意思決定をしたいときはどうするか。こだわり検索でいつもと違う項目にチェック入れてみましょう。そうすると、(当たり前ですが)いつもと違うお店がリストアップされますよね。そんな風に、いつもと違うフィルターを通して情報を集めていけば、最後いつもと違ったアウトプットになっていきます。
また飲食店の情報だけでなく、誰と行くか、いつどこに行くか、目的は何か、によって欲しい情報は変わりますよね。ですから、自分たち側の情報を集めることだって必要です。こちらの情報もやわらかく捉えていくと、面白い意思決定になっていくでしょう。
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2.情報を関係づける
情報があつまってきたら、次は関係づけていきます。要は、集めた情報を近い関係同士で集めていきましょう、というものです。
ぐるなびや食べログなどから情報を集めたら、その候補となるお店たちをなんとなく分けていきますよね。例えば、「個室のあるオシャレなお店」「子連れOKなお店」「駅から近いお店」など無意識にカテゴリーにわけて整理してますよね。
まさにそれが、関係づけるです。
関係づけることによって、情報を整理し、次の思考展開や他者への説明がスムーズになります。
3.情報を構造化する
情報を関係づけたら、次は情報を構造化していきます。図解したり、「要はこういうこと!」って一言でまとめたりして、集めた情報の全体像を捉えるということです。
飲食店予約の例では「こどもと一緒に行って楽しい飲食店」を構造化すれば、空間「こどもが騒いでも迷惑をかけない店」・食事「こどもも大人も美味しく食べれる店」・人「こどもを喜ばせてくれるスタッフがいる店」と3要素で構造化できますね。そうすれば、今回は何を重視するのかによって、最後意思決定しやすくなります。
4.情報を伝える(決める)
最後は、「情報を伝える(決める)」ことです。
情報を集めて構造化までできた。要は、ここまででメッセージの要約がしっかりできた状態です。ここからどのように情報を届けるかになります。
情報というのは意味とイメージがあります。例えば、「おはよう」と「おはようございます」って意味は同じですが、伝わるイメージはもちろん違いますよね。「おはよう」であれば、なんとなく友達に話してるのかなっていう感じですし、「おはようございます」だと、目上の人に話してるのかなとか、同じ意味でもちょっと表現が違うだけでそのイメージが伝わりますね。
飲食店予約の例でいえば、最後に「この店に行くことに決めたよ!」って伝える時を考えてみてください。
もし、「こどもが騒いでも迷惑をかけない店」を選んだとしても、そのまま伝えたら「えっ?」ってなりますよね。ですから、「個室があるから思いっきり遊べる場所だよ。おもちゃ持っていけるよ!」って伝えてあげると喜ぶでしょう。
最後は、決めたお店の情報をやわらかく捉えて、伝え方を工夫しましょう。
さて、いかがでしたでしょうか。動画ではまた違った説明で解説しているので、ぜひ動画の方もご覧になってみてください。
ちなみに、この文章を読むと、なんだかロジカルシンキングのように思える人もいるかもしれませんが、もっと応用が効く方法です。ぜひ編集の世界を覗いてみると、世界の捉え方が変わりますよ。
編集工学を学んでみたいなという方は、ご紹介した本を読んだり、編集学校の門を叩いたり、もしくは35歳から逆転するキャリアコーチングRYOMEIへ。
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