見出し画像

ゲムマ2022秋 びーているの注目作品20選

10/29(土)~30(日)と開催が迫っているゲームマーケット2022秋。私、びーているの注目作品20作をコメントつきで紹介していきたいと思います。対象はTGiWさんの注目新作投票企画で票を投じた画像の20作品。またしても直前になってしまいましたが行ってみよー。

※紹介は作品名50音順です

エイジオブウィル

(サザンクロスゲームズ 両-セ10)
カード32枚のミニマムな建築ゲー。ドラフトで資源を集め、最後に1度だけ建設して効果を得る締まった構成。建物候補が絞られ、カットの誘発/抑制双方の仕組みもあり短時間でシャープなドラフトの駆け引きが楽しめそう。

OPEN

(BrainBrainGames 両-エ35)
スートありマストフォローな大富豪。一部公開の手札から「誰が勝つか」の賭けでも得点できるのが特徴。自分がそこそこ勝ちつつ意外性のある人に賭けて勝たせるのが肝要という面白そうなゲーム性。シンプルな組み合わせによる新しい体験。

カワルタ

(029 PRODUCTS 土-チ18)
見る方向で色が変わる素材(印刷法)を活かしたカルタ。ただの変わり種カルタに留まらず、お題決めがダイスロールだったり相手の取り札を奪えたりボドゲ風味なところもあるのが良。コントラストといいこれといい素材活かすのが上手いなあ。

キープ

(ひとじゃらし 土-ネ06)
2軸の要素に沿って平面にワード配置…ってよく見るヤツに「置いたワードを紐でつないで囲う」どアナログな要素を導入。紐を長くしたい/囲いを出たい=「軸を推理しつつ多様な語を出したい」ゲーム性が独特。見た目は素朴でやることクレバー。

このねこはうさぎですか?

(やすものゲームズ 日-ク16)
色んな長さの耳と尻尾の動物が描かれたカードでラウンド毎に兎と猫のスート境界を決めるトリテ。Cat in the Boxとはまた異なるスート可変型でいわばじゃんけんノーボーダー×トリテ。変なフレーバーとそれ以上に変なシステム。

コロペンクエスト

(BUNGU GAMES 両-ケ24/デザイン:ましうgames)
インプットは鉛筆転がし!アウトプットはマップ上エリマジョ!小学生的プリミティブと古典ユーロゲーム的なのが絡み合うのがなんかいい。鉛筆が運要素としてエリマジョのガチさを緩和してたりしそうだし。

JOMON

(O2TY 土-カ08)
ワカプレなのに100円で頒布予定。小石30g測ってファスナー袋に詰める丁合…と「なんだ、これは!」性を買っての投票となりました。一方で「縄文時代から弥生時代への移り変わり」がテーマでマルチエンディングっていうのはガチ目で気になるんだよなあ。

大名

(Green Games 両-ク22)
江戸初期の大名となり老中を目指す2人専用ワカプレ。いやー国内創作からこんな本格歴史もの重ゲーが出るとは!ワカプレ、バッグビルド、綱引き、ランダム配置などの要素がまとまりプレイしたゲーマー諸氏から絶賛。こら気にならん方が嘘ですわ。

テープル

(アクサン・シルコンフレックス 両-ケ04)
マジックテープを使ったアクションゲーム。マジックテープを用いることによりゲーム中の造形の自由度がかなり高くなり、それにより求められるアクションも面白くなるという。身近な素材を新しいゲーム性に。

ナイツオブフェザー

(ささみ企画 両-コ14、BUNGU GAMES 両-ケ24)
壁掛けホワイトボード型のゲーム。紙ペンパズル×陣取りアブストっぽいゲーム性も目を引きますが、特徴はBGAのターンベース的な遊び方が想定されてること。ゆるりとした独特な時間の流れで長考も楽しめるかも。

ニゲルート!

(ケンチャンヌ 両-フ05)
ランダムなあみだくじ状の道を逃げる泥棒を追うゲーム。リアルタイムのスピードパズル…つまりよーいドンの早解きですね。ワープもちょっとありそれがヒネりに。わかりやすいルールでファミリーなどでガチ勝負できそうなのが魅力です。

ぬくみ温泉開拓記

(工藤さんのゲーム 土-テ17)
準備の楽なオルレアンをコンセプトに作られた開拓バッグビルド。テラミスティカ的建設や個人ボード開放も合わせつつすっきり中量級にまとまってます。工藤さんのゲームは作りが丁寧で遊びやすい。繁盛記から続く世界観も魅力。

ビルドキャッスル

(A.I.Lab.遊 (SoLunarGuild内) 両-ケ23)
32枚構成の2人専用建築対戦。この枚数で「手札をコストに建設」を成り立たせる共通手札のシステムが、新たな駆け引きも生み出していて実にスマート。作画AIによるアートも目を引きます。

pray of 聖武

(低燃費ゲームズ 両-ヌ05)
奈良時代の貴族となり世の安寧のため大仏造立などに奔走するワカプレ。大名と並ぶ歴史もの本格重ゲー。デッキや宗教トラック等の多様な要素が大仏、国分寺、偉人、正倉院宝物、和同開珎など奈良的に落とし込まれており雰囲気も抜群。

マストフォローの建塔士

(ブッコ 日-オ02)
小さい数のカードでフォローした人からブロックを積む、トリテ的なもの×バランスゲーの組み合わせ。大きい数でフォローして高いとこに置いたら高得点だけど崩すリスクも高い…というリスクリターンの作りが上手く、盛り上がりそう。

まっくらダンジョン

(BUNGU GAMES 両-ケ24/デザイン:SoLunarG)
狭い視界の手書きダンジョンを探索するローグライク。もうね、動画を見てほしい。クリアファイルによる実装が素晴らしすぎる。誰もが童心に帰れる懐かしい遊びを高い完成度で実現した逸品。

モーメメント

(四等星 両-フ02)
この中に正解ある?…ってマスターマインドやヒットアンドブロー的な論理推理とアクションゲーを組み合わせてディスコミュニケーションによるゲーム性と見た目のバカさを生み出した作品。mor!さんの新作2つ、体験の新しさ的にこっち推しです。

ローズダムール

(すてきな山 両-ネ05)
バラ園経営テーマの重ワカプレ。バラの世話に割く労働力やバラ育成用施設などの要素がうまく独特なゲーム性に落とし込まれてます。98種オールユニークのバラが華やかにゲームを彩りつつ、個人/全体目標のセッコレ要素としても機能。

ワードインパイル

(locogame 日-カ14、ましかまる 土-タ09に委託あり)
重ねられたひらがなの透明カードを読み解き、元の言葉を当てるゲーム。それだけなのですが、ひらがなの曲線具合が絶妙でいい感じにゲームになるという。前作ダンジョンインメモリー(dim)といいlocogameさんは「その手があったか!」的発想がすごすぎる。

私は一人、ダンジョンで目が覚めた

(Tempered Games 土-イ33)
ソロ専ダンジョンもの。エルデン等の死にゲーのゲーム性を『予兆を覚えそこから判断しての行動決定』として、それをアナログに落とし込んだ作品。試みとしてとても興味深いのでみんなデザインノートを読むべき。

次点28作

TGiWさんの企画への投票は20作品まで…と個人的に基準を設けてたりします。そのため惜しくも投票できなかった「次点」の作品もあったり。その28作はこちら。もうホントに悩んだ!なんか今回、個性的な作品が多いんだもの!

以上、びーているが注目するゲムマ2022秋新作でした。皆さまの参考になれば。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?