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トリックテイキングのマストフォローのズル/ミスについてのメモ

先日に考えたトリックテイキングのマストフォローのズル/ミスについての自分の考えを自分向けのメモとして残しておきます。万が一、トリテのデザインしよっとか思いついちゃったときに参考になるかもしれないし。

なお、この記事ではトリックテイキングの専門用語が頻出します。読みたいけど分かりにくい!という方がもしいれば、他の方の用語解説記事を参考にしていただければと思います。(例えば、らうんどとりっぷさんの「トリックテイキング(トリテ)ってなぁに」など)

きっかけのツイート

トリテについて考えたのは、yuya 三ツ星まかろんさん(@yuya_boardgame)の以下のツイートがきっかけです。

この投稿への返信では、①フェアプレー精神にのっとり成り立つ、②作戦上重要な話なので周囲が覚えている…といような意見が出されていました。

作戦上大事な話なのでみんな覚えてる

私は上記の「②作戦上重要な話なので周囲が覚えている」というのが効いてそうかなあと。(実際の知り合い同士の卓とかでは①フェアプレー精神も効いてると思いますが)

トリテ慣れした場では、誰かがマストフォロー従わずに別のスートのカード出したら、そのことが他の人の作戦に織り込まれそうな気がします。『あいつこのスート持ってないのか……じゃこのスートで勝負すれば勝てるな…』みたいな感じで。そうなるとズルしてて後からそのスートのカード出したときに「あーっ!」ってバレるから、ズルしにくいのではないかと。

とはいえ補助もあった方がいいよね

ただ、この「作戦上大事だから覚えてる」ってのもトリテ慣れしてるからできるんであって、これを初心者にも求めるのはキツそうな気がします。

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この問題、例えばCat in the Boxのプレイヤーカードが解のひとつになる気がします。Cat in the Boxでは、フォローしないときに「俺このスート持ってないよ」ってプレイヤーカードにマークするんですよね。Cat in the Boxの特殊なルールゆえの処置ですが、他のトリテに導入して各プレイヤーの手持ちスートのチェック補助に使ってもいいかも。

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余談ですが、Cat in the Boxは研究シートでみんながこれまでに出したカードが一目瞭然なのも親切。プレイヤーカードによる「各人が持ってないスート公開」と合わせ、プレイヤーの記憶力に負荷をかけずプレイできるのが現代的な気がします。出されたカードの整理については、例えばDATTO!が導入してる「捨て札を整理して全公開」が素直な解ではありますが。

もうひとつの解? —— 手持ちスート全公開

マストフォローのズル/ミス対策に戻ると、Bremenやluz(ルイス)みたいに手札のスートを裏からでもモロバレにするのも解になるかも。でもBremenは協力型のトリテ、luzは「自分だけ数値が分からない」特殊環境下でのトリテ勝負。手札の秘匿性が薄れるスートモロバレはフツーのトリテでは採用しにくいのかもしれません。


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