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週末ですね

トウキョウクラフトというビールと檸檬堂鬼レモン9%を飲みました。それぞれ350ミリリットルを夫と半分ずつ。

水曜日の夜、夫が椅子の脚に自分の足先をぶつけて、その後「イテーッ」と叫んでドタドタと転んだ。現場に居合わせた私は、ぶつかった瞬間の嫌な音を聞いた。また折ったんだと、思った。

夫はここのところ二年に一回くらいのペースでどこかの骨を折る。
一番初めは手首、その次は足の親指。
どこぶつけたの? と、夫のつま先を見ると、どうやら足の薬指。骨折した時と比べて、痛みはどうか、腫れはどうか。
「折れたっぽい?」
「いや、折れた時はもっと痛かった」
木曜日、夫は通常通りに出勤したが、帰宅し開口一番に「一応明日、医者に行こうかと思う」と言った。

どうしてこんなに骨を折るんだろう。そう思った私はネットで調べた。
「ねえねえ、お義父さんのおとうさんってさ、どこにいるのか何をしてるのかよくわかんないって前に言ってたけど、きちんと調べたほうがいいよ」
原因はそれだ。夫は、父方の祖父を知らない。以前に自分の父親に尋ねたらしいが、はぐらかされたらしい。
「このままじゃ、いつまでも骨折するよ」
「そんなもんかなあ」
夫は、グランツーリスモに夢中であった。足の指が痛くても、ゲームには全く支障がないのだ。

明けて今日、夫は会社を休み地元の整形外科を受診した。
足の指って折れた時固められるっけ。ギブスじゃなくてテーピングみたいなもので固定するんで済むっけ。
私も私で忙しいし、私には私の悩みがあるのだから、しばらく忘れて過ごしていたら、夫が整形外科から戻ってきた。
「折れてなかったよー」
「え、じゃあただの捻挫?」
「そうみたい」
夫が、ビールと檸檬堂サワーを冷蔵庫に入れた。のほほんとしてるけれど、夫も、骨折じゃなくてホッとしてるんだなと思った。
ちなみに、うちはなぜか、飲む分しか冷蔵庫に入れません。冷やしたら私が飲んじゃうからでしょうか。

夫のおじいちゃん、疑ってごめんなさい。何にせよ、あなたが今どこで何をしているのか知りたい気持ちはあります。

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