20240626 外皮を好かれ無理をする

いままでこのnoteは日記みたいなものだからとタイトルに日付でナンバリングしてきたけど、それを辞める。見え方がすべて。どうせなら額縁を。

タバコは1日1本にしたいな。それ以上だと体が慣れて、あの吸った時のふわっとした浮遊感が縛られてしまう。ホメオスタシスってしってる？知らないと君は言う。俺も上手く言えないよ。

歯が黄色くなるのは嫌。肺が縮んで、全速力で走れなくなるのも。必ずそうなるとは限らないけど、欲しいものと、欲しくないもの、自分でわかってないと波に流されちゃうよ。

中華(CHUNGHWA)

俺は人前で無理をする癖がある。笑顔でいるとか、相手のリズムに合わせて話すとか、興味がないことにも興味があるように見せるとか。そこが好かれて多くの友達に遊びに誘ってもらえることも多いけど、それは俺じゃないんだよ。外面を緊張させた皮膚なんだ。

1日の中で数時間くらいだったらそのフォルムを保てるけど、1週間ずっととかは無理。それに最近やっと気づいたよ。沈黙していても落ち着いて居られる友達とか、ゆっくり話していても会話を遮ってこない友達とか、合うって感覚を大事にしたいなって思う。いまいる友達が嫌いってわけじゃないよ。

自分に似合う洋服があるみたいに、俺の心に見合ったサイズの骨と肉と空気がある。合わない服をいままで無理して着てきた感じがするんだよ。これからはそれを着替えて、なるべくそのままでいたいんだ。無理してでも窮屈な鎧を着ていたほうが楽だと思っていたけど、内側の自分が見えてなかっただけなのかも。

いままで出さなかったお前が悪いんじゃないかっていう人もいると思う。それはそう。けど、そう言ってくる人と、根本的に俺は合わないんだよ。優しくしてくれとは言わないけど、優しくないよそれ。

俺が社会性だと思っていたものは虚像で、過去の俺はどうありたいかが見えていなかっただけ。わかりやすい輪郭に収まるように、形を変えていただけ。俺のゴーストが見える今は、それに合わせて肉体や声、姿勢、行動を形成していきたいと思ってるよ。

やっと大事にしたいものが見え始めた。ここから自分で選んで集めて肉付けするんだ。最近は人混みのなかでぐちゃぐちゃになった肉片を、1人になって掃除してる。ほとんど腐ってる。けど、俺が自分で掃除しなきゃ、何が要る物で、何が要らない物か、わからない。

慣れてないことをするときは忙しい。脱皮しているときは、内臓が剥き出しで壊れやすい。透明で色のない混沌が、強い風に晒されてまた似合わない外皮を獲得してしまわないように、いまは大切に大切に1人でいる。