見出し画像

クラシックホテルの魔法

食べ切るがノルマ


お菓子は開けたら食べ切る。残すことができない。これは小学校からの癖だ。ポテトチップスは開けたら1袋。オーザックも開けたら一袋。この癖のせいで、大学受験のとき、毎日毎日オーザックを何袋も食べ続けた。受験日当日になったらいつものジーパンがはけなくて、慌ててははのだっさいおばGパンを借りていった。そして受験も落ちた。

画像1

金谷ホテルのクッキー缶

最近、クッキー缶から少しずつ小分けで食べれるようになった。まるでいいとこの奥様が子どもにおやつを出すみたいに。これが何となく、心地いいのだ。

きっかけは日光金谷ホテルのクッキー缶。数週間前、仲良しのご夫婦と日光の紅葉を見に連れて行ってもらった。私は車を運転できない、いわゆるペーパードライバー。最近近場にはとにかく歩いていくようにしてるので、車に乗るのはそれだけで遠足気分。それに加え、日光なんて修学旅行以来来たことあったか覚えていない位の土地に行けるなんてこの上ない楽しみ。

紅葉を見た後、ランチを兼ねて金谷ホテル歴史館に立ち寄った。ランチで食べたクラブハウスサンドもおいしかったけど、その時買い求めたクッキー缶の趣があって素敵だったのだ。勿論、クッキーも伝統の素朴な味(だと思う)。

帰ったその日から、すこーしずつ、すこーしずつ食べた。日光なんてすぐ行けないから、一度にがーっとなんてとんでもない。3枚ずつ。3枚ずつ。ちょっとずつ。そのたびに素敵な缶を開けて、一人悦に入る。

なくなる

一缶しか買ってこなかったんだから、たとえ3枚ずつでも終わりは早い。うちの近くで素朴なクッキーないのかしらとGoogle先生に聞いてみる。あるじゃない!

横浜は日光よりも歴史が浅い。横浜の歴史は、開港からの歴史。とはいえ、明治の時代も遠くなり、横浜でもクラッシックな趣はある。横浜で金谷ホテルのような歴史あるホテルといえば、ニューグランドホテルですよ、絶対。

グランド

ニューグランドホテルのクッキー缶

クッキーがなくなる前にと、いそいそ、ニューグランドホテルへ。欲しかったクッキー缶は売り切れ。お目当てではないけど、クッキー缶を1缶買い求める。

美味しい。金谷ホテルとは違った甘さとサクサク。珈琲に合う。個包装でもないから、使ってない小さなお皿を出してきて、ますますいいとこの奥さん風。

習慣化のおとも

この3枚(小さいのは2枚で1枚換算)のクッキーも、Noteを書く原動力になっているのかも。今も珈琲と一緒にセットしてある。

みなさんも素敵なクッキー缶を見つけて、その中からクッキーを3枚お皿においてみて。今までとは違う時間を過ごせるかもしれない。そう、時間がゆったりするんです。

グランド2

欲しかったほうも、買ってきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?