ペルビック・アプローチ―骨盤帯の構造・機能から診断・治療まで

治療的なアプローチは現在専門としてないために、そこは参考にできなかったが、骨盤帯に関する解剖学、バイオメカニクス的な部分は参考になるところがあった。

仙腸関節は滑膜性関節あるいは可動結合に分類される。

kinematics(運動学)…力を考慮しない点と剛体の動きの研究
kinetics(運動力学)…動きにおける力の影響の研究
腹横筋は上下肢のあらゆる動きに先んじて働いて腰椎を安定させる(フィードフォワード)
慢性腰背部痛患者では収縮タイミングが遅れている。hodges richardson
仙骨がうなずく(前傾する)と、仙結節靭帯など周辺靭帯の張力が増加して閉鎖位機構が促進されて、仙腸関節の圧迫が増加し、効率の良い負荷伝達につながる。
多裂筋は仙骨をうなずかせる。
腹横筋は胸腰筋膜を介して後仙腸靭帯の張力を増加させて閉鎖力を強化する。

sDLのスタートはかなりの股関節屈曲位で、ここから地面を押して1stプルを始める場合、閉鎖力を高めなければいけないから、より胸を張って脊柱を起こして仙骨も前傾させると力の伝達はしやすくなる?
しっかり腹圧をかけることで胸腰筋膜も緊張して仙腸関節の閉鎖力もさらに高まる?

リアライントレーニング体幹・股関節編と絡めて見るといいかも
関節可動性や筋などの検査がたくさん載っている。再現できるようになるというよりは、その背景にある理論を汲み取って、実践に活かせる内容を今後も探していく

個人的なメモであって、営利目的ではないので、購入しないでください。

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