Velocity-Based Training for Weightlifting

VBTに関する日本語の書籍を先日読みましたが、そもそもの目的は、vmaxproを購入してそれをどうウエイトリフティングの成長に繋げていけばいいか知りたかったから。日本語の書籍にはBIG3に関する記述がメインでウエイトリフティングエクササイズについての話はほぼなかったので、英語書籍で最もその内容を扱ってそうなこの本を読むことにしました。

また、この本の存在はタンク村上さんが以前Instagramのストーリーに投稿していたことで知りました。経験豊富な村上さんがこの本を読んでどのような解釈をされるのか、いつかお話を伺ってみたいとも思いました。

まず、英語ですが、非常に読みやすいです。1ページあたりの文の量が多くないのと、絵や図も豊富でわかりやすい構成となっており、英語ですがテンポ良く読めました。

(僕は1ページあたりの量が多いと、ページをめくるペースが落ちて、テンション上がりづらいです笑  現在、Olympic Weightlifting: A Complete Guide for Athletes & Coaches という本を読んでいまして、ウエイトリフティングに関してはダントツでめちゃくちゃ分かりやすいですが、ページあたりの文字が僕には多いのがややネックです笑)

面白かったところは、ウエイトリフティングでは身長が高いほど速さが必要になるというところでした。そりゃそうだよなと読んでいて思いましたし、軽量級の小柄な選手たちは、キャッチのポジションがより低いため、高く(つまり速く)挙げなくていいので、これが相対重量が高い理由の一つだなと思いました。

また、その日の調子を見極めるツールとして、垂直跳びとマッスルスナッチを用いるとよいとの記述は興味深かったです。
一次情報をあたってみようと思ったのと同時に、自分の体ではどれほど当てはまるのか、検証してみようと思いました。

全体的に、扱われる参考文献の量は、傷害調査に関する本のそれと比較するとかなり少ないように感じ、まだまだ研究がなされる余地のある分野なのかなと感じました。

個人的なメモで、営利目的ではないので購入しないでください。

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