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実践 JBA認定D級コーチライセンス取得

2022年10月、世の中はまだコロナが明ける前。レフェリーも専用のマスクを着用し、選手もベンチではマスク着用が義務付けられていたころです。
9月にコーチに就任し、ミニミニ(U10)中心で見ていましたが、このままでは自分の目指していた理想のバスケコーチになれる気がまったくしなくて。まずは経験を積むよりも、勉強してなにか形に残そうと思い、D級コーチライセンスを取得することにしました。

申込から初日までにやること


まずはいつものTeamJBA(https://team-jba.jp/)という公式サイトにて、講習会の申し込みを行います。
講習会は各都道府県のバスケ協会が主催しており、各バスケ協会のホームページなどで講習スケジュールが記載されています。
夏ごろにE級ライセンスを取得(Eラーニング)した際に確認しておりましたが、10月の上旬、2日間で開催されるスケジュールでした。

受講される方は、事前の準備がたくさん必要です。
①    指導教本(上下巻)の事前購入
②    D級コーチ講習会ワークブックの事前ダウンロード&プリントアウト
③    ワークブックに記載の事前課題を実施(プリントアウトしたワークブックに直接書き込む)
④    PCにてzoom(オンラインミーティング)ができる環境を整える。

こんな感じです。
zoomに関しては、コロナ禍での講習という事で必要でしたが、コロナが明けた今は、協会指定の体育館で、実際に身体を動かして講習を受講します。

大変なのは事前課題


事前課題は、例えば…
「ドライブからの合わせについて、ポストプレイヤーがどう動くか?」
みたいな課題がたくさんあります。
答えは一つではなく、正解を導き出すための講習ではありません。
いろんな考えがあり、自身の考えを相手にわかりやすく発表する、というアウトプットを鍛えられるのが目的の講習です。
自分の考えや意見も積極的に発言しないと、どんどんおいていかれるような、そんなアウトプットが中心の講習会なので、事前に不明点や不安な知識は、事前課題を通してしっかり学習してから臨むことをおすすめします。

当日の講習会の様子


予定通りzoomにて講習が実施されました。初めてお会いする方ばかりで、めちゃくちゃ緊張しました。しかも、U12だけでなく全カテゴリーから参加されていて、悩みを共感できる方も少ない。さらには、みなさん長く現場で経験を積まれた参加者ばかりで、明らかに自分一人コーチ初心者という感じでした。もう、こうなったら変なプライドや自信はなくして(はじめから、そんなもんありませんでしたけどね。)、謙虚に「わからないものはわからない」という姿勢で、積極的に参加しました。

多くの参加者とディスカッションを交わすような講習なので、時間がたつほどに、自分自身の取り組もうとしている方向性やモヤモヤが、少しずつ言語化されていくような、整理されていくような感覚になりました。
最後に、講習をしてくださったデベロッパーの先生(別地区のU12、U15チームのコーチの方)と少しお話させていただくこともでき、今後も体育館でお会いしましょう!困ったことがあれば気軽に連絡ください!と言っていただきました。

講習会終了後


こうして講習会2日間無事に終了しました。
試験などはなく、受講態度や発言内容、参加状況などで総合的に判断され、認定となりますが、基本全課程を受講したらみんな認定となるようです^^;
この講習での収穫は、「自分のバスケ知識レベルでも、自信をもって指導していい!」というお墨付きをいただいたこと。

指導を始めて間もないと、自分の導いている方向からして、合っているのかどうか、分からなくなることがたくさんありました。こんな自分がコーチをしていていいものか?というような不安です。
でも、ミニバス~中学~高校、そして遊び社会人バスケ、BリーグやNBAの観戦という、バスケ歴で言えばそれなりに長くかかわっているその知識の中で、十分に指導できるレベルが備わっているんだなと確認できました。

そして、デベロッパーの先生をはじめ、色々な方と交流させていただくことができたことが一番ありがたかったです。
バスケに携わる方は全員、D級コーチライセンス講習は受講したらいいですよ!

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