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美容師が、あの話題の市販カラートリートメントを使ってみた

おはようございます!

今回市販のカラートリートメントで使いたいものがあったので購入してみました。

そのカラートリートメントが『アンナドンナ』です。

最近の市販品は品質が良くなって使いやすいので、美容師であるぼくがプロ目線でメリットとデメリットをご紹介します。

結論から

アンナドンナのカラートリートメントは『毎日使ってヘアカラーをキープするには最適』です。

パッケージにもあるように、カラーの入り具合はほんのりと色が乗る程度です。

手に出した色味はかなり濃く感じますが、仕上がり的にはそこまでハッキリと色は乗りません。

トリートメントの色味はかなり濃く見える

市販品ということもあり一般の方が使っても大きな失敗がない工夫がされています。

  • 色味の入りが緩やかなので色ムラになりにくい

  • 手などに色が付いても石鹸で簡単に落ちる

  • 伸びがいいテクスチャーなので、少量で全体に行き渡る(ロングヘアはそれなりに使う必要があるが)

シリコンや保湿剤が含まれているので、当然トリートメントとして髪の毛の手触りをよくしてくれます。

何日か続けて使えば色味がだんだん濃くなるので、しっかり色を入れたいのであればトリートメントを塗ってから15分くらい放置して流す。

これを数日繰り返すとだんだんと色が入っていきます。

ちょっとめんどくさいけどね。

注意点

アンナドンナのカラーは比較的使いやすいですが、以下の点に注意が必要です。

  • ビビッドな色味はなかなか出しにくい

  • 色選びに知識が必要

アンナドンナの色の濃さは手袋無しでもギリギリ使えるくらいのレベルでした。

使いやすい分、髪の毛の明るさをかなり明るくしないとハッキリとした色味が出しにくい。

ブリーチを何回もしたくないけど、ハッキリとした色味を出したいというワガママな方は、サロン専売品のカラートリートメントの方がいいでしょう。

色味が強く出るカラートリートメントとしては『ANAP』がぼくの中でイチオシ。

こちらは色味が強いので、塗る際は手袋推奨です。

壁や床に付くと落ちづらいので、塗布の際は周りにものはあまり置かない方がいいでしょう。

そして、アンナドンナのカラートリートメントはカラーの種類が多いので、色選びの知識がある程度必要になります。

全14色もあり、どの色味を使おうか悩んでしまうと思いますが、カラーは使うアイテムの色味だけでなく『ベースカラー』を考えなければいけません。

元々の髪色によって仕上がりの色味は大きく左右します。

アイテムのラインナップが多い分、複合的に判断できる知識がないと「なんかイメージと違う」という状態になりかねません。

ヘアスタイルをいつでも自由に

ぼくはサロン専売品、市販品に関わらずいろんなアイテムを自分で使ってみて、良いものはおすすめしていきたいと考えています。

しかし、実際にそのアイテムを使いヘアスタイルを仕上げていくのは、ぼくではなくアイテムを購入した人です。

アイテムをおすすめして知識を届けても、それはあくまで『一般論』でしかありません。

美容の技術は100人いたら100通りのパターンがあり、正解もそれぞれ違います。

美容師としてたくさんのお客様を見てきましたが、セルフで失敗している方もたくさんいました。

美容室で作ったスタイルが1ヶ月くらいして崩れてきて、セルフで整えようとしたら失敗して、困ったお客様が美容室にお直しに来る。

このサイクルを断ち切るためには『美容師とお客様が協力してスタイルを作る』必要があると考えています。

現役の美容師から離れた立場にいるぼくだからこそ、『セルフケアをサポートする美容師』になれるのではないか。

そんな夢を見つつ、今後も発信を続けていきたいと思います。

コツコツ積み上げていきましょう!

ではまた。


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