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今あるものに感謝することで企業は豊かになる

“Be thankful for what you have; you'll end up having more.
If you concentrate on what you don't have, you will never, ever have enough.”
「あるものに感謝しなさい。そうすれば、持ち物は増えていきます。
ないものばかり見ていたら永遠に満たされることはありません」

オプラ・ウィンフリー(アメリカのTV司会者)

小規模・中小企業には人・物・金の経営資源が無いと言われるが…

「資金が少ない」「売上が少ない」「人手がいない」「特徴が無い」…など、経営資源が乏しいと言われる中小企業の皆様は、あるものより無いものにフォーカスを当ててしまいがちです。特に、人材不足は深刻で会社が求めるような人材がなかなか来ないという声を多く聞きます。

 しかし、無いものにフォーカスを当てても問題は解決しません。冒頭のオプラ・ウィンリーが言うようにあるものに感謝をすることが大切なことではないでしょうか?幸福学や引き寄せの法則でも同様のことが述べられていますが、物事は人が意識したものが引き寄せられ現実化する。それはプラスのこともマイナスのことも同様で、「お金が無い」「人が来ない」ことを考えていると本当にそれが現実になります。

だとすれば、今持っているもの、例えば少ないながらも持っている資金や人材等にフォーカスする、そして感謝をすればそれらが増幅することになります。同じ物事でも見方を変えること、マイナスをプラスに転換することがすぐに出来る対策です。例えばこのような見方の転換が考えられます。

「あること」に見方を変えれば前向きに行動できる

①売上が少ない
➡売上が少なくても、今来ているお客様は理由(強み)があって当社を利用している。既存顧客に感謝し、利用の理由(強み)を聞いて、情報発信や商品開発等に生かすことが出来ないだろうか。

②資金が少ない
➡資金が少なくても残高はある。その残高を増やすために無駄な支出を減らすことが出来ないか。また、借入返済について金融機関に相談することが出来ないか。

③人手がいない
➡人が集まらなくても今いる人材は長く働いてくれている。感謝をしつつ、なぜ働き続けてくれるのか?その良さを当社の職場環境の良さとして人材確保にPRする。また今いる人材の能力やスキルを活かすことが出来ないだろうか。

人・物・金の経営資源が少ないのは中小企業は皆同じです。しかし、無いものよりも今あるものにフォーカスするほうが次の改善策に前向きに取り組むことが出来、業績向上に向かうのではないでしょうか。

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