ヨルダン大使館直伝の「ピタパン」成功率100%への道
ヨルダン大使館直伝「ピタパン」のレシピ動画を配信したのは2021年7月。早くも2年が経とうとしていますが、今でも視聴してくださる方がじわじわと増え続けている、人気のレシピです。
冷凍・冷蔵のピタパンが割と身近な場所で購入できる昨今、自らピタパンを作らんとする皆さまに「大使館レシピ」を支えて頂いていることを改めて実感します。
あのふかふかのピタパンを目指して…
ヨルダン大使館直伝のピタパンは、小麦粉の素朴な甘みが感じられ、食感はとてもソフト。ふかふかでもちもち。
手順はシンプルで作りやすいレシピの一方、実際に作ってみると、成功に重要なポイントがいくつかあったので、記事に残していきたいと思います。
これを見ていただき、成功率100%の手作りピタパンが出来ますように!
まずはレシピ動画をチェック 大使館直伝「ピタパン」の作り方
材料(10個分)
強力粉 3カップ
塩 小さじ1
砂糖 大さじ1
ドライイースト 小さじ1
ぬるま湯 250㏄程度
手順まとめ
大事なポイント①発酵
ピタパン作りでまず一番に大事なことは“発酵”です。パンを作られる方には慣れている工程かと思いますが、私はこの工程を甘くみて一度失敗しています。
手順の1ではドライイーストが、必ずブクブクとした状態になってから2の工程へと進むのが一つめの鍵になります。
私が何度か挑戦して自分的にベストだと思った分量は以下です。
ドライイースト 1袋 3g
砂糖 ひとつまみ
ぬるま湯 50cc
上記を混ぜて10分放置。
その後は、強力粉→塩→発酵したドライイースト→ぬるま湯200cc程度の順で加えていき、生地を7〜8分ほどよく捏ねます。
ラップをし温かい室内に30分以上放置すると生地がふっくらと膨らみます。(冬場はホットカーペットの上などに置いて発酵させています)
また大事なこととして、ドライイーストは小分けタイプがオススメです。ドライイースト菌は生きているので、開封後、暫く使わないと、いざ使用する際に活動できない菌となっている可能性が高くなるためです。
大事なポイント②成形
台に打ち粉をし、発酵した生地を太巻きくらいの棒状にした後、10個くらいに切り分け、軽く丸めていきます。
ポイントとしては、発酵後の生地を余計に捏ねないこと。大きくなってしまった生地から、少しちぎり、小さい生地へ捏ねなおす、といった調整は避けた方がいいです。
丸めた生地は、綿棒でなるべく綺麗な円形(約13㎝)に広げていきます。均一な厚みにしていくことで、熱がバランス良く伝わり、生地が綺麗に膨らみます。慌てず少しずつ伸ばすことを心がけてください。
大事なポイント③焼き
最後のポイントは、熱々のフライパンで、一気に強火で焼くことです。表裏の表面に早めに火を通すとぷくっと綺麗に膨らみます。
(恐らくですが、焼き出しポツポツ水分が蒸発して膨らみ始めた時、表面の生地が柔らかい状態だと、そこから空気が抜けてしまうのではないでしょうか。裏返して表面固めると、水分が気化した時に、表面が硬いから逃げ道なくて膨らむのでは、と推測しています)
別スタッフが実験してみたところ、上下から熱が伝わるトースターを高熱にして焼いても綺麗に膨らんだそうです。ただ焼き色はフライパンの方がいい感じな気がするとのこと。
市販で冷凍のピタパンが売られているように、こちらの手作りピタパンも冷凍で1ヶ月ほど保ちます。多めにできてしまっても安心です。
ピタパンと合わせるオススメレシピ
さてこうして成功した美味しいピタパンは、ひよこ豆のディップ「フムス」、とても簡単なのにかなり美味しいトマトシチュー「ガライエバンドラ」、豆のコロッケ「ファラフェル」と合わせるのが最高の組み合わせです。
手作りピタパンの魅力は、もちろんその美味しさにありますが、私は作る過程もとても好きなレシピです。
発酵し膨らんでいく生地、丸めた時のコロコロとした可愛さ、焼いてぷくっと膨らむ瞬間。
成功するか少しドキドキさせられながら、どんどん愛情が芽生えていくような料理です。
投稿者:大使館レシピ担当 H
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