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【NYY】野球が楽しい【Short】

去年から考えれば富士急ハイランドもびっくりな高低差のあるシーズンを過ごしてきたヤンキース。失意の2023年は8月下旬から若手を次々にコールアップ。9月1日にはNYY傘下における№1有望株・Jasson Dominguezと2020年ドラ1・Austin WellsのMLBデビューが実現。
特にDominguezは3Aでの経験がたったの9試合と少なく,デビュー戦は子を見る親のような気持ちで見守っていました。

それがですよ,天下のJustin Varlanderから初打席初本塁打を記録!これには近所迷惑を顧みず「おっしゃあああああああああ!!!」と叫び散らかしました。反省。

思えば航空宇宙産業の代名詞的なヒューストンで,「火星人」の二つ名を冠するDominguezがデビューすることは天命だったのかもしれません。

そのDominguezはカード3試合目でも同点の6回表に決勝点となる2ランホームランを放つ再度の大活躍。決して甘い球ではありませんでしたが,ちょっとこのモードに入ったJ-DOMは止められないな…という印象です。(凡退の内容もめちゃくちゃ良い)

次のDET戦からはもう一つの楽しみもあります。実は今カード,左投手との対戦がなかったために右打席にたったJ-DOMの披露はお預けに。もちろんクオリティ的には断然左打席ですが,年々パフォーマンスを上げてきている右打席にも注目です!

もうひとりのCrewとなったAustin Wellsも初打席で初安打を記録。さすがにDominguezほどではないものの,3戦目にはキャリア初打点・初長打も記録するなど順調です!

また,懸念されていた捕手能力においても現状大きなミステイクもなく,上々のスタートといったところでしょうか。投手とのコミュニケーションも十分に行えている様子。
一番の弱点であった被盗塁についても幸先よくアウトにすることができました。ちなみに今年のヤンキースにおいて同じ選手が3試合連続で先発マスクを被るのは初めて。愚直にマネジメントするよりも,1試合でも多くMLBで経験を積ませようとする球団の意図も伺えます。

結果として,2013年以来となる対HOU戦でのスイープを達成し,計らずとも混迷を極めるALW上位争いをかき乱しています。その2013年のHOU戦ではCORE4・Andy Pettitteがキャリア最終先発で1失点完投を達成しており,まだCanoやイチローがNYYに在籍していたほど前の話。もちろん,まだCore4の名前を持ち出すのは尚早かつ誇大な話でありますが,今の若手がJeterやPettitteらのようにチームを引っ張り,戴冠を目指す未来がうっすら見えた気がします。(ヤンカスの幻覚)

同じNYY担当のKZillaさんとはここ数日,「やきうたのちい!!」みたいな会話ばかりしていますが,これが全NYYファンの総意かもしれません。このベイビーボンバーズによって,シーズン勝ち越しもあり得ない話ではなくなってきました。PSの道はほぼ絶たれていますが,選手たちの目にはまだWCが見えているかもしれません。後年振り返ったとき,「2023年の9月がターニングポイントだった」となることを期待して。また。

そういえばVolpeのrWARが3.7に到達していて驚きました。ルーキーで4.0超えられれば箔も付きそうですね。

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