【NYY】消えた○○事件簿【Short】
昨オフにJuan Sotoを迎えて臨んだ2024年シーズンですが、ここまで44試合を消化したヤンキースの勝率は.659(29勝15敗)とアリーグ同率1位に立っており極めて順調です。
特に打線は昨季の惨状を忘れるほど好調であり、119wRC+はMLB全体2位につけています。
前にも書いたとおり、基本すべてのゲームに目を通しているのですが、今季のヤンキース打線は何やら様子が違います。
これはすでにいろいろな方が言っているので勿体ぶることもしませんが、明らかに「三振数」が減っているんですよね。数年前まではStantonやSanchezを筆頭にK%の高い打者が立ち並び、豪快な打線の副作用という形である程度割り切っていたのですが、今季は三振数をへらしつつも打線の強度を上げることに成功しています。
雑多に過去8年を遡ってみても20%を切っているのがそもそも今年だけという異様な雰囲気で、打線スタイルそのものが変わった印象です。
かといって「K%が低下した」→「早打ち傾向になった」「四球が減った」という訳じゃないのがもう一つのポイントでしょうか。
上記データを見ても、むしろ「四球率や待球姿勢は変わらずに、三振が減った」と判断することができます。
振り返ってみても、こういうアプローチができていた打者ってJudge以外だと健康なLeMahieuや去年のTorresくらいだったので、そりゃSotoとVerdugo獲得して、TrevinoとWellsの捕手コンビも全然三振しなくて、VolpeとCabreraが「Hit Strike Hard」のマントラを捨て去ったらこうなるわな、と勝手に結論づけています。
5月以降だとJudgeが完全復活を果たしているだけでなく、ST中の怪我で幸先の悪かったRizzoも好調なのがデカイですよね。そしてK%が引き下がった打線においてStantonの存在がある意味違いを生み出しているのも興味深いです。
あと普通にみんな勝負強いのも印象的。99勝した2022年と比較しても得点圏での成績が(OPS+=107→OPS+=126)とかなんで、やっぱ打つべきときに欲しいヒットが出てるな~って感じ。
正直けが人さえ出なきゃ更に良くなりそうなので楽しみですね。
短いですがこのへんで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?