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【NYY】試合数の1/10を消化!チーム状況をパッと見!【Short】

早いもので,念願のMLB開幕から3週間が経過しようとしています。我々のニューヨーク・ヤンキースは16戦を終えた時点で10勝6敗と,アメリカン・リーグにおいてはTORと並んで最高勝率を記録しています。(訂正。最高勝率じゃなくなってたわ、)

もちろん予想以上に投手が奮闘しているBALとの3連戦を負け越すなど,完璧な出だしとまではいかないものの,ストロングポイントが如実に現われたスタートダッシュといえるかと思います。
たった16試合終了時点であるものの,10分の1を消化しているとも捉えられますし,今回はWS優勝(?)に向けてひた走るNYYを強引にポジっていきます。

数字の「投」,潜在の「打」

現時点でのチーム別xStatsは以下のとおり。()内の順位はMLB全体。
【投手】
ERA 2.53(3位)
BA.208(5位)
OBP.288(7位)
SLG.315(3位)
FIP 3.12(4位)
wOBA.276(3位)
Barrel%=5.9%(5位)
HardHit%=35.6%(7位)
xBA.224(3位)
xSLG.363(1位)
xFIP 3.31(4位)
xwOBA.292(3位)
K/9=9.82(5位)
BB/9=3.40(15位)
fWAR 2.7(3位)

【野手】
BA.235(14位)
OBP.314(14位)
SLG.380(15位)
HR 17本(5位)
wOBA.314(16位)
Barrel%=11.7%(1位)
HardHit%=48.5%(1位)
ExitVelocity 92mph(1位)
xBA.276(1位)
xSLG.511(2位)
xwOBA.367(1位)
fWAR 2.6(15位)

【所見】
まず,先発投手はColeを除くSeverino,Montgomery,Taillon,そしてCortesが期待以上の結果を残している印象です。Coleも最初の3試合は低調に終わりましたが,4/25のCLE戦では6回無失点の好投を見せています。
特筆すべきはやはりCortesでしょうか。BAL戦での3者連続3球三振を含む12奪三振の快投や,ルーキーにして最高のコンタクトヒッターに君臨しているSteven Kwanをきりきり舞いに押さえたピッチングは感嘆モノ。毎試合,バックドアのCutterがコーナーにしっかりと決まっていますよね。

中継ぎもLoaisigaとGreenが燃えた試合を除けばほぼ文句無しでしょうか。3者連続四球のイメージが強いChapmanは今のところERA0.00を保っており,Sliderを改造したHolmesは更に圧倒的な成績を残しています。加齢も懸念材料であったLuetgeは結局杞憂に終わっていますし,NYMから移籍のCastroも堅実に結果を残しています。
中継ぎのMVPを選出するならばMichael Kingでしょうか。先のChapman爆発寸前の状況で登板すると三振&ゲッツーでセーブを記録。先日のCLE戦においては中継ぎ酷使の状況を一人で救うべく3イニングに登板。なんと7者連続三振含む8奪三振で衝撃を与えました。Kluber直伝のSliderに,磨き上げたSinker,そして直球でバランス良く空振りを奪えている印象です。

一方野手陣に目を向けてみると,成績が表立っている投手陣に比べて苦戦しています。特に最序盤は得点圏のランナーをことごとく得点に結びつけられないシーンが多かったですよね。
ただ,xStatsに注目してみるとリーグ1位などの圧巻の数字が並びます。もちろん,野球はxwOBAで競うスポーツではないので参考数値でしょうが,まだまだ収束は期待できそうですよね。

嬉しい出来事はやはりDJ LeMahieuの復活でしょうか。数年前の力強い打球が左右に飛んでいますよね。私も今季のキーマンとしてあげていましたが,今のところは心配なさそうです。
また,再契約のRizzoはここまで5本塁打を放つなど期待以上の働きで,DJLM同様に以前負った怪我の懸念は薄れつつあります。
新加入のKiner-Falefaも,最序盤は全く快音が響かなかったものの,打撃フォームやアプローチを調整してからは遊撃手の中ではトップクラスの打撃成績を残し始めています。

逆に誤算だったのはGalloやDonaldsonの不振でしょうか。Donaldsonは最近の試合で選球眼を取り戻しつつあり復調気味。しかしGalloは未だにOPS.300-.400台をさまよっています。本人も相当フラストレーションが溜まっている感じを受けますし,はやく一発が飛び出て欲しいですね。

捕手陣のHigashioka,Trevinoは打撃成績は平均以下であるものの,ムービングボール主体の投手陣をフレーミング&ブロッキングで上手に盛り立てています。残念ながらSanchezではここまでの投手成績はサポートできなかったのではないでしょうか。

最後に

ブロックバスタートレード1件を含む補強の結果はまずまずといえますかね。IKFがノリノリである内にDonaldsonの復調が待たれます。
明日はSeverinoの4回目の先発登板。しっかりと勝ちをもぎとって欲しいですね!

また後日,ヤンキースラジオでも総括したいですね

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