
取り扱いレザーまとめ
ども!BRUSHの長谷川です。
今回はBRUSHで取り扱っているレザーのまとめ記事です。
オーダーをご検討されている方で、どんな革があるのかわからないという方はこちらをご覧頂ければと思います。
オーダーのご相談はこちらからお願い致します。
さっそくGOです!
1.ブライドルレザー【CASSORO】

メンズのメイン商品です。
CASSORO(カッソーロ)は大阪でレザークラフト用品を販売する「フェニックス」さんのオリジナルのブライドルレザーとなります。
ブライドルレザーのルーツは馬具用に開発された堅牢な革。
筋繊維の密度が最も高いベンズ(牛の背中の革)を使用しているため、長い使用でもへたらない丈夫さがあります。
白く映るブルームは職人が手作業にて丹念に擦り込んでおりまして、使い込むと摩擦熱で溶け革に艶を与えてくれます。
一般的なブライドルレザーは顔料仕上げの物が多いですが、こちらは100%染料仕上げの少し珍しいブライドルレザーとなります。
染料仕上げと顔料仕上げの違いですが、簡単にご説明しますと「色を入れるのが染料仕上げ」「色を乗せるのが顔料仕上げ」といった感じでしょうか。
染料仕上げはナチュラルな染色方法のため革の表情、いわゆる牛のシワや生前についた傷などをそのまま見てとれます。
つまりこちらのブライドルレザーは革の風合いが豊かな、ワイルドなブライドルレザーです。
カラーは3色お選び頂けます。




最近では特にこちらの革を使ったマネークリップが人気です。
紳士小物によく映えます。
他とは一味違った野生味溢れるブライドルレザーの表情をお楽しみ頂ければと思います。
2.スクラッチレザー

色によって革の銘柄が異なるため統括してスクラッチレザーと呼んでおります。
革の表面にスクラッチ加工という、いわゆるヤスリ掛けを施し表情を持たせた革です。
「プエブロレザー」がおそらく最も有名で、同じ製法で作られております。
スクラッチレザーの特徴は革らしいナチュラルな風合いと、激しい経年変化です。
初めは和紙のようにザラッとした手触りですが、経年変化が進むにつれて艶が増し、色が濃くなり、スムースな質感になります。
ちなみに「スエードと似てますか?」とたまにお問い合わせを頂きますが、スエードとは異なります。
スエードのようにしっかりと起毛しているわけではなく、あくまでスクラッチ加工により表面がザラついているだけです。


新品の状態から、使用1年でここまで変化致します。
いわゆる「ヌメ革」と同じカテゴリーの革ですので、ブラウンはアメ色へ変化致します。
ガンガン使って革らしい経年変化を楽しみたい方には最高の革です。
カラーは7色となります。







3.シェーブルレザー


フランス産の高級なヤギ革です。
ブライドルレザーやスクラッチレザーが経年変化を楽しむナチュラルな革ならば、こちらはその真逆をいく革です。
傷や汚れがつきにくく、経年による色の変化も起こしません。
お手入れ不要で扱いやすく、美しい状態のまま長くお使い頂けるため女性に特に人気の革です。
カラーバリエーションも最も多く、発色も素晴らしいため高級感があります。



エトープなどのグレージュカラーは普段使いしやすく、ナチュラルな革では出せない色味のため大変人気があります。
シェーブルレザーの特徴と、カラーバリエーションに関してはより詳しくまとめた記事がございますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
シェーブルレザーに関して
4.その他、ブライドルレザー
【トーマスウェア&サンズ】

トーマスウェア&サンズのブライドルレザーも取り扱っております。
ストックしているのはブラックとグリーンのみですが、ネイビーやワインレッドなどのカラーも取り寄せ可能ですので、ご興味のある方はまずお問い合わせ下さい。
冒頭にご紹介したブライドルレザー、CASSOROとの違いは以下のような感じです。
【CASSORO】
・染料仕上げ
・トラ目やシワ、生前の傷などが見え革の表情が豊か
・ナチュラルな色ムラがある
・経年変化により色も変わりやすい
・ワイルドな表情
・ブルームが落ちにくい
【トーマスウェア&サンズ】
・染料+顔料仕上げ
・トラ目やシワなどが見えにくい
・色ムラがほとんどない均一な色味
・高級感のある表情
・ブルームが落ちやすい
ナチュラルでワイルドなブライドルレザーがお好みの方はCASSOROを、色ムラがなく美しいブライドルレザーがお好みな方はトーマスウェアを、といった感じでしょうか。


オーダー事例です。ブライドルレザー(トーマスウェア)のグリーンとスクラッチレザーのブラウンの組み合わせが人気です。
以上となります!
色やカスタムの仕様で悩んでる方も、まずはご相談頂ければと思います。
オーダーのご相談はこちらのメールからお願い致します。
ご購読ありがとうございました。
それでは!
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