目標設定というワードを使わずに課題にフォーカスする
チームだったり個人の特定の期間での目標設定を決める組織はとても多いと想います。しかし、目標設定は簡単そうでとてもむずかしいものです。
なぜなら、目標を高くしすぎると目標未達という結果になったり、そのために目標を低く設定してしまおうと心理的に働いたりしてしまいがちです。
さらに、目標設定とだけ言うととてもスコープの広い話になってしまいます。
フロントエンドに弱いので強くなる
このような目標設定は典型的なスコープが広い例です。
もしあなたがマネージャであれば「今の課題は何?」「それをどう解決していこうか?」とコミュニケーションすればいいですし、自分自身の場合は自問自答するだけでいいのです。
上記の "フロントエンドに強くなりたい" という目標も「今の課題は何?」に着目すると
今の課題は、フロントエンドをなんとなく触っていてReactでの書き方、設計などがよく分かっていない
とより課題が具体的になり、この課題を解決するためにはどうすればいいか?を考えると
もっとメンバーのコードや実装を読むことで知識が深まるのではないか?
Pull Requestで理解が足りていないと思うところはレビュアーに質問する
と解決の緒が見えてきます。
そして課題を解決するためには
自分のタスクのコード以外のフロントの実装をリーディング理解を深める
レビュアーからレビューOKをもらうだけでなく、理解を深めるために質問する
と自然と何にフォーカスすべきことがはっきりしたやるべきこと(目標)がわかり、具体性もあり振り返りもやりやすくなります。
「目標設定しましょう」というは結構スコープのでかい曖昧な表現なので、「今の課題って何?それをどう解決していこうか?」とすれば大体自然とフォーカスブレずに納得感あるやることが決まります。
あえて目標設定という言葉を使わないというのもアリではないでしょうか?
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