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生きがい 女塾

人生も後半戦。
私は何をしに生まれて来たのだろう?とよく考える。

いい学校に入り品行方正に振る舞い、大企業に入って、世間的に良い人と言われるような人と結婚して、子供を産んで親を安心させ、世間からはみ出ずに、後ろ指を指されるようなことをせずに自分の欲望を抑えて、周りの人達に合わせて、周りから見た自分を意識しながら生きる。
と言うことを人生の前半戦にやろうとしていた。

でも無理だった。

頭が悪いのでいい学校に入れなかった。運良く大企業には入れたが、そこで出会う男性はハイスペ男子で、私のような人間なのか宇宙人なのか子供なのかおばさんなのかメンヘラなのかオタクなのか女子高生なのか水戸黄門なのか森ガールなのかギャルなのかよく分からない食いしん坊ばんざい野郎は、相手にされなかった。

私はとにかく人から一目置かれる存在にならなければ!と自分にはっぱをかけていた。
そうでないと誰からも相手にされない!そうしないと生きていてはいけない!と思っていたのだ。
役立たずは死ぬべきだ、と思っていたのだ。

人から認めてもらわないと、生きている価値がない。
役に立たないと生きていてはダメ。
女は若くて可愛くないとダメ。

私はこれまで受けて来た親の躾や学校教育や、メディアの煽りをまんまと食らい、それを自分に当てはめては、だから私はハイスペ男子はもとより普通の男子にもモテなくて、彼氏も出来ないし、結婚出来ないんだ…と自分をいじめては落ち込んでいた。

ある日気がついた。

人様に褒めてもらうために生まれて来たんじゃないのに。

だって私はこんなにも今に満足していない。

じゃあ何をしに来たの?

私は爆笑したいの。バカ笑いしている時間をもっと増やしたい。

私は面白いことをしたり、見たり聞いたりして爆笑してそれを人とシェアしたいの。

なんで爆笑?

爆笑してると気持ちいいでしょ?
美人とかブスとか結婚出来ないとか考えてるヒマないくらい楽しいでしょ?

なるほどね。爆笑しに生まれて来たのね?

ええ、そうなんです。厳密に言いますとね(なんでだか会話調)、喜びたい、人を喜ばせたい、といったことをやりに来てるのではないでしょうか?

私は私の感性を使って、人を喜ばせたいの。

私は我慢をして、自分を押さえつけながら、犠牲心から人を喜ばせたいとは思わない。

役に立たなければとか、若くて可愛くないといけないとかは関係ない。

爆笑するのに、そんな条件は必要はない。

1日の終わりに大事な人と爆笑する。

1人で何かを思い出しながら爆笑する。

誰かのブログを読みながら爆笑する。

猫の行動を観察しては爆笑する。

簡単なことだ。

1番好きなのは、笑ってはいけない時に込み上げてくる笑いのエネルギー!

激おこぷんぷんの怖いおじさんのハゲ頭に、てんとう虫が止まった時。

職場のイケメンが、甲高い音のおならをぷピィ〜っと1人こっそりとかましていた時。

笑っちゃいけない!今笑ったら一巻の終わり!ダメだそ!私!絶対にダメだぞ!…とこらえてこらえて、ようやく笑いを放出できた時、私は生きがいを感じる(なんとも安い生きがいだ…)



さぁ、人生の後半戦が始まった。

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