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つれづれなるままに(blog)年間ランキング2022


「つれづれなるままに」と言うblogを書いています。その紹介もかねて昨年読まれた記事上位10記事を紹介します。

10位(2月3位、上半期7位)2021年6月

日本の全県の出生率を比較して日本国内での差異について考えた記事です。当然東京のような大都市が低く、地方が高い傾向がありますが同じくらい東西格差も大きかったです。興味深かったのは男性の未婚率の低い西日本で女性一人当たりの出生数が高く、女性の未婚率の低い東日本で出生率が低かった事です。

9位(9月1位、10月5位)2022年9月

JRの輸送密度の低い路線発表等によって注目された旅客の少ない鉄道路線の問題について書いた記事です。輸送密度と言う言葉がここまで聞かれるようになったのはJRが出来るきっかけとなった昭和末期の国鉄改革以来なのですが、昭和末期に比べて少子化でトラックやバスの運転手のなり手が減り、女性の社会進出や定年延長により家庭も車を出す余力を失いつつある中で昭和末期と同じ理屈で考えてよいのだろうかと思って書きました。

8位(3月2位、5月3位、6月2位、9月4位、上半期6位)2022年2月

往年の2chコピペ「まずは100万円貯めるんだ」に触発されて書いた記事です。最近ツイッターを中心に暴走して様々な騒動を起こしている人達がいる訳ですが、こういった人達には議論をするのも大切ですが意外にこういった言葉を伝えるのは大切なのかなと思っています。あと100万円と言うのは少し頑張れば手が届きそうに思える額でかつ所謂生活防衛資金と言う意味でも適切な水準で上手い目標だなと思っています。

7位(12月2位、上半期8位)2020年1月

40~64歳の中高年、未婚、年収100万円以下の経済的に親元から自立できないであろう女性がどれくらいいるかを試算してみた記事です。書いたのはコロナ前なのですがその段階でもやはり小売りや飲食と言った女性の多い業種の雇用吸収力の低下が始まっていて厳しいなと言う結論を出しています。あれから3年経ち、ポストコロナの時代になりつつありますが、こういった女性の貧困問題への関心は高りつつあるように感じます。

6位(4月1位、12月4位、上半期5位)2020年5月

3年前の5月に演劇人平田オリザの炎上した発言をきっかけに書いた記事です。タイトルにも書いた様に彼のようなタイプが侵している最大の罪は演劇など夢や志を持った若者を実質的にフリーターのような身分で使いつぶしている事ではないかと思いつつ書きました。対比としてはフェイバリットなミュージシャン角松敏生を出しましたが彼の「僕のコンサートはチケットも高いですよ。けどそれには理由があって、ダンサーを入れたり派手なセットを組んだりするとかじゃなく、技術のあるミュージシャンに定価でお願いしているからなんですよね(笑)。」と言うのは重い言葉だと思います。

5位(7・8月5位、9月3位、10・11月1位、12月2位)2022年6月

少子化関連記事の最新版、昨年7月行われた参議院選挙特集のトップを飾った記事です。記事では平成女子と書いていますが厳密に言えば1990年までに生まれた女性と1991年以降に生まれた女性とで出生率に差があり、それが2019年消費増税以降の出生率低下につながっているのではと言うのがメインの記事です。逆に言えばこれまでの少子化対策はこれから段々通じにくくなると言うのも意味しています。前段で田端信太郎氏の「本気で有効な少子化対策をしようとすれば女子教育の抑制と、それにともなう女性の雇用機会の制限(からの所得抑制)しかない。」と言う極端な発言も取り上げていますが、賛同はしきれないもののこういった部分も含めて議論する必要があるのかなと感じています。

4位(1月3位、3月1位、8月4位、9月2位、上半期4位)2018年6月

もう5年も前になる「幸色のワンルーム」の炎上事件を取り上げた記事です。二宮ひかるさんや宇仁田ゆみさん等昔よく読んだ漫画家さんの作品なども取り上げてなつかしさを感じながら書きました。またこういったコンテンツを批判する人は弁護士や新聞記者もいますが、実際虐待を受けた子供がいたらどこに電話するのかみたいな話を誰も書いていないので地元横須賀に関しては連絡先を書いています。批判そのものは否定はしませんが、こういった部分を書かないと言動不一致に感じるのは私だけでしょうか?

3位(1月4位、2月1位、3月4位、4・5月5位、7・10・11月4位、上半期2位)

7位の記事のソリューションのような記事です。人手不足と各種手当の充実で給与はまだ低い部類ではあるものの年収300万円は地方でもなんとか行ける可能性が高い介護産業で働き、今後拡充が予定されているNISAで資産形成をし、繰り下げ受給とiDeCoを活用する事で年金額を拡充していくというもの、言い換えれば70,75歳、それこそ体の動くうちは出来るだけ働いて出来るだけバッファを増やしていくという夢の無い話ですが、結局政権が安定し色々やれていたであろう2010年代に独身女性の貧困周りの話をきちんとできなかったことで金融や年金の政策に便乗して何とかするしかなくなったというのが現状ではなかろうかと思います。

2位(2月4位、4月3位、7月5位、8月2位、10・11月3位、上半期3位)2020年7月

2000年代初頭に福井市を舞台に起こったローカル私鉄京福電鉄の廃止~えちぜん鉄道による再生の経緯に関して書いた記事です。この事例に関しては良くローカル鉄道を無くす負の社会実験として語られることが多いのですが、赤字旅客鉄道の問題が多くの人に語られることとなった2022年にこの記事が読まれたのは書き手冥利に尽きます。ただ考えなくてはならないのは2022年に話題になったJRの問題は上越線・羽越本線・奥羽本線などの物流の大幹線にも及び、2000年代初頭から20年経ち、トラックもバスも運転手を集めるのに四苦八苦し、家庭の方でも共働きや高齢者の定年延長でリソースが減っていると言う京福廃止時の被害で済めばものすごく幸運と言う点です。

1位(1月1位、2月2位、4月2位、5月1位、6月3位、7月2位、8月1位、10・11月2位、上半期1位)2021年5月

「離婚によって出戻って来た50代娘の家族の面倒を見る為に88歳になっても引退できないお医者さん」の話のインパクトに後押しされて書いた記事です。良い調査がないので何とも言えないのですが20年近く前の調査の段階で所謂ニートに関しては女性の方が多いと言うのが分かっていたのですがここ最近平成末期辺りからニート女性の問題が経済雑誌等でも書かれるようになりました。とは言え平成末期からこういった女性の雇用の受け皿だった小売り・飲食が省力化を進め、コロナで店舗が減少する中、彼女たちの未来は明るくはなさそうです。

如何だったでしょうか?2022年の記事ランキングなのに2022年に書かれた記事が3つしかないと突っ込まれそうですが、作者的には10記事中9記事が2020年以降の記事で平成の記事がわずか1つと言う事に驚いていたりします。

別記事でこんなことを書いていますが人気記事ランキングで裏付けられるとは思ってもいませんでした。それでは興味を持たれた方は是非とも各記事のリンクから見てください。

#2022年を振り返って

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