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D&D2024年版バードまとめ

こちらは、7月12日に配信された「New Bard | 2024 Player's Handbook | D&D」の内容を日本語でまとめたものです。必要な解説も中に交えて説明するので、初心者も読みやすいです。

こちらの記事の内容にはBeyondの記事も取り入れてます。

概要

2024年板のバードは2014年のバードとプレイテスト時のバードから良いところをミックスしたものだ。プレイテストでは専用呪文リストをなくしていたが、ここではそのリストが戻ってきた。

新規呪文も追加され、他の呪文使いと同様に初級呪文も入れ替えかのうになった。

以下が他の変更点だ。

  • バードの声援(1レベル)
    声援を保持できる時間が1時間まで延長された。判定を失敗した後でも使用可能になった。もともとはDMが結果を伝える前に宣言しないと行けない。

  • 習熟強化(2レベル)
    より早く、2レベルで取得できるようになった。

  • 声援高速回復(5レベル)
    小休憩で声援を回復する効果に加えて、呪文スロットを消費して使用回数を消費できる。
    使用するときに宣言できるのでアクションは不要。

  • 心を守る歌(7レベル)
    発動がリアクションに変更、味方が魅了または恐怖状態になるセーヴを失敗したとき振り直しさせる。その振り直しは有利でおこなう。

  • 魔法の秘密(10レベル)
    呪文を選べるリストがクレリック、ドルイド、ウィザードに限定された。パラディン、レンジャー、アーティフィサーなどのリストはそのクラスに合わせて作られているため選択できない。ウォーロックやソーサラーも同じだ。

    クレリックは神聖、ドルイドは自然、ウィザードは秘術の呪文リストの代表なので、この3つになっている。「魔法のたしなみ」特技も同じようにこの3つのリストから選ぶことになる。

さらに、この選んだリストはこれ以降はバードの呪文リストとして扱うので、レベルアップするたびに呪文を選んだり入れ替えたりできる。

  • Superior Inspiration(バードの声援強化・18レベル)
    イニシアチブをロールしたとき、「バードの声援」の使用回数が2未満であれば、2まで回復する。

  • Words of Creation(創造の言葉・20レベル)
    パワー・ワード・ヒールとパワー・ワード・キルを常に準備済み扱いとする。発動するとき、10ft(3m)以内のもう1体のクリーチャーも対象にできる。

踊りの楽派

バードの発動する魔法は音楽に紐づいているが、そこには踊りや動作も伴う。自分が踊るだけではなく、仲間も一緒に踊らせる!

  • Dazzling Footwork(魅惑の足さばき)

    • 芸能判定に有利を得る。

    • ACを10+敏捷力+魅力にできる。

    • バードの声援をアクション、ボーナス・アクション、リアクションとして消費したとき、素手攻撃もできる。(素手は蹴りなども含まれる、さらに掴みや押し出しもできる)

    • 素手攻撃を使うとき、筋力の代わりに敏捷力を使用できて、素手のダメージがバードの声援に等しい。(声援を消費するわけではない、15レベルで1d12に成長する)

  • Inspiring Movement(突き動かす声援・6レベル)
    5ft(1.5m)以内に敵がターンを終了したとき、リアクションとしてバードの声援を消費して移動速度の半分だけ機会攻撃を誘発せずに移動できる。さらに、30ft(9m)以内の仲間も一人同じことができる。
    声援を消費したので、素手攻撃もできる。

  • Tandem Footwork(縦列足さばき・6レベル)
    イニシアチブロール時にバードの声援をロールして、味方全員がそれをイニシアチブに加える。

  • Leading Evasion(共演身かわし・14レベル)
    成功するとダメージが半減される敏捷セーヴが求めらたときに使用可能。
    成功時、ダメージを受けない。失敗時、ダメージ半分だけで済む。
    この特徴を5ft(1.5m)以内の味方とも共有できる。無力状態の場合は共有できない。

惑わしの学派

ザナサー本からPHB入りした。

  • 魅惑の魔法(3レベル)
    チャーム・パースンとミラー・イメージを常に準備済み。
    心術または幻術呪文を使った時、60ft(18m)以内のクリーチャーに判断力セーヴを行わせる。失敗すると目標は魅了または恐怖状態となる(好きなのを選べる)。

  • 声援の装い(3レベル)
    取得する一時HPが声援ダイスの結果x2に強化された。

  • 威厳の装い(6レベル)
    コマンド呪文を常に準備済み。
    1分間コマンドを連打できる特徴だが、大休憩に一度しか使用できなかったのが呪文スロットを消費して再使用できるようになった。

    呪文スロットを持っているクラスにおいて、クラス特徴をスロット消費して使用するのは2024年版の大きなデザイン理念の一つである。

  • 犯すべからざる威厳(14レベル)
    ターンで初めて攻撃をヒットするクリーチャーがいれば、そのクリーチャーは魅力セーヴを行う。セーヴに失敗すると攻撃は命中しないものとして扱う。もともとは対象を変える効果だったのが、ここでは確定ミスとなった。

知の楽派

従来のバードのイメージ。伝承を集めて歌にする。

  • 魔法の秘密追加(6レベル)
    選べる呪文リストがクレリック、ドルイド、ウィザード限定だが、ここで選んだ呪文は入れ替え可能になる。入れ替える対象は他の呪文リストでも良い。

  • 言葉の刃(3レベル)
    相手の攻撃ロール、能力値判定、ダメージロールを低下させる能力だが、これは魅了状態に耐性を持っている相手には効かなかった。ここではその制限をなくした。

  • 無類の腕前(14レベル)
    自分が攻撃ロール能力値判定を行って失敗したとき、バードの声援をロールして達成値に加える。それでも失敗した場合声援は消費されない。
    失敗しても消費されないので、気軽に使用するのを試みてエリクサー症候群を軽減できるだろう。使うのが怖いあるいは使わない特徴は無いのに等しい。

勇の楽派

前線にでて戦う戦士バード。一部の文化ではスカルド(吟唱詩人)と呼ばれる。ほぼ2014年の勇の楽派だが、追加攻撃を強化した。

  • 追加攻撃(6レベル)
    自分のターンで攻撃アクションを使う時、2回の攻撃ができる。
    攻撃の一つを初級呪文に入れ替えることが可能。
    エルドリッチナイトと同じく、剣と魔法をミックスすることができる。

  • Martial Training(武器習熟・3レベル)
    単純武器と軍用武器を呪文焦点具として使える。

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