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NaturalWoman(水谷怜さん) ライブレポート

過去のライブレポはアーカイブを観ながらじっくり書けたのですが、本ライブはアーカイブが無く、現地で観た時の記憶のみで書いております。このため、細部まで行き渡った内容とする事はできておりませんが、当日行けなかった方に、少しでもライブの雰囲気をお伝えできればと思い書かせていただいております。

「ライブ概要」

Date:2022年4月28日
At:knave

Act1:Aibry
Act2:カミカワユウナ
Act3:水谷怜(Vox,Gt)
          しょーち。(Cajon)
          清水”Alan”哲詩(Pf)
Act4:井上侑
Act5:Nachika

「はしがき」

今回のライブは昨年12月26日のYoutubeゆったり配信ライブでの告知だった。会場は「大阪」。
行きたい!いや、行かねばならない!
この日から4ヶ月、奥さんの許可をとるため、長期計画で調整を進めた。そして、ライブの三週間前、「コロナ感染対策として自宅〜会場間寄り道しない、お店での食事をしない」との条件で許可を得た。
ライブ当日、感染予防のため自家用車で行くことに決定。
お昼12時に出発、トイレ休憩一回、16時に会場到着。先着者が1名おり、それに合わせて階段に並ぶ。後から到着してくる顔見知りのファンの方達と談笑しながらの2時間はあっと言う間に過ぎ去っていた。
開場。

「M1. 傷」

イントロ1音目!!!!ギターとピアノとカホンで一気に「ドオオン!!!ドオオン!ドオオン!」とイントロに入っていく!
ドラムもEGtもBassもないのに、こんなにでかい音出るのかってくらい、身体に振動を感じるくらいのクソでっかい音!!!
からの水谷怜さんへのフレームイン(ギターソロ)で一気に曲の世界観に引き込む。
CD音源やMVでは見られない水谷怜さんの感情的な表情、ギターの弦の押さえ方、弾き方とヘッドの振り方、大サビ等の高音の音圧、陶酔する様に感情的なしょーち。さんの身体の動き、カホンの叩き方、叩く時の指の形、Alanさんの鍵盤の叩き方、個々の一音一音への力の込め方が視覚的に入ってきて、一音一音の感情、ABメロとサビの感情の変化、曲が持つ感情がCD音源等より何倍にもなって伝わってくる。
これが、ライブ。曲の世界観を一番感じられるのがライブ。再び水谷怜さんに会えた喜びと「傷」の世界観で終始 身体の震えと涙が止まらなかった。

「M2. room」

曲前のMC「千葉県船橋市から来ました。私水谷怜とflagshipFUNABASHIのこのお二人で曲を作ってます。カホンがしょーちさん、鍵盤がAlanさん。そして、あちらにあつしーー!さん」と、メンバー紹介。その後、聞き慣れたメロディがBGM的に流れ始める。あれ?この入り方は…
いつもなら、自己紹介を兼ねてBGM的に一楽器ずつ加わり、曲に入っていく流れなのだが、その前のMCでメンバー紹介を終えてしまった(笑)。という事で、BGMに合わせたメンバー紹介も改めてやって、紹介は二回(笑)。相変わらずな水谷怜さんでほっこり。

今回のroom、今想い返すと、EGtとBassがなかったのに、roomが持つあのgroove感が充分に伝わって来てた。水谷怜の歌い方?しょーち。さんの陶酔するようなカホンの叩き方?Alanさんの鍵盤のメロディ??
いずれにしても、groovyにノリノリで、テンション上がって、「・・パン・・パン」と2泊おいてから叩くという手拍子をしてたのだけれど、私がこれを続けていると、他のお客さんもこれに合わせている感じがした。その一方で皆んなの手拍子に迷いを感じる気がする。それで、自分も「あれ?これ間違ってるのか?」と、迷う。
を、ずっと感じながら「まあいいか」と身体を揺らしながらgroove感を楽しませていただきました。(手拍子間違ってたらごめんなさい)
(そして、この時はいつもの友人が横に居ないのが心細かった)

「M3. 交じる(新曲)」

MC「前回のライブで初めてお披露目した新曲です。『交じる』(漢字未確認)」
「うおおおおおお!!!やっぱり新曲あるのか!!!やったーーー聴けるーーー!」とテンション爆発。この時はひたすらに歌詞とメロディを聴くこと、動作を見ることに集中した。一音一声一挙手一投足。過去最高に集中した……はずなのだけど、集中する事に集中し過ぎて、情報過多で残った情報が殆どない(涙)
覚えているのはメロディの雰囲気。
「room」や「24×18」のようにノリノリでは無いけど、「傷」や「遠い夢」の様にバラーディーでもない。これらの中間で、全体的にメロディがとても綺麗で、今までの楽曲になかった雰囲気のメロディを持つ曲。それでも敢えて、今までの楽曲に例えるなら、メロディの抑揚が「あとがき」っぽく、ゆったりしっかり上下している感じだった気がする。そして、ちょっと80s City Pop?も感じる様な気がした。
5月1日のライブでもやるだろうか…
くううううう!!!音源発表が喉から手が出るほど待ち遠しい!!!

「M4. 24×18」

MC「皆さんの手拍子が欠かせない曲です!」この一言で、何の曲かを察して頷く。
「うおおおおおおおお!!!キターーーーー!!!!」
今回のライブアレンジ。凄く疾走感を感じた。音源版と違い、メロディのメインがキーボードで、ドラムでなくカホンだからだろうか。キーボードの流れる様な音と、ドラム程の歯切れの良さはないカホンのパーカス音。それでいて、ノリノリのリズムに水谷怜さんによるスイング感。音源版の様なgroovy ダンサブル感は控えめで、ノリノリ疾走感といった感じ。このアレンジもめちゃくちゃ気持ち良くて、ライブアレンジもライブの醍醐味!!とノリノリで没頭した。
そして、夢だったこの曲での手拍子。落ちサビからの「パンパンパンパパン」できたー!!!うれしいいいいいい!!!!
「room」の捻る様なノリとは違った感覚で、純粋な縦ノリテンション爆上げで、ライブを観る聴くというよりも、ひたすらに音楽を身体で感じ全身を動かし楽しんだ。曲が終わったあと昂りすぎて「フォウ!」と叫んでしまっていた。(声出しちゃいけないのにごめんなさい🙇🏼‍♀️)

「M5. あとがき」(曲名)

MC「最後の曲です」

最後はやっぱりこの曲!と、思いつつも、
「ええええ、そうかあ、もう5曲目かあああ」と急な寂しさを感じる。
この曲だっただろうか、曲中にギターのカポをサッと変える事があった。「ああ、こういうの対面でしか見れない」と再び対面のありがたみを噛み締める。

イントロがGtソロから入るこの曲、水谷怜さんのNew Gtの音色を楽しみにしていた私にとって、嬉しい選曲だった。音色の印象は、以前のTaylorとの比較になるが、澄んだ音で弦の金属音が控えめの様に感じる透明感強め(?)な印象(ちなみに、AlanさんのYAMAHAのアコギは「無骨」な音という印象)。大きさは予想以上に小ぶりで、終始取り回しし易そうだった。
「あとがき」音源版だとEGtが入っていて、今回はEGtパートをキーボードが担当している感じで、ドラムもカホンに置き換わっていることもあって、より優しく、華やかなアレンジとなっていた。ボーカルでは感情的ながなり、ビブラート、フェイクなど、これぞ水谷怜!の生のボーカルの迫力に圧倒された。ステージの上の水谷怜さんは本当に大きく見える。
とは感じつつも、客観的に曲を楽しむという心情までは至れず、ひたすら楽曲の世界観に取り込まれ、感情が揺さぶられ「傷」に続いて再び涙が溢れていた。

「あとがき」(曲名ではありません)

水谷怜さんのライブを対面で見たのは今回が三度目。先のBDL2021とCML2021はアーカイブがあった。だから、ライブ後も何度も見返す事ができた。だけど、今回のライブはアーカイブが無い。
この感想を書きながら振り返ってみるが、ライブ中は水谷怜さんの音楽領域に取り込まれ、客観視する程冷静には居られず、細部の記憶は殆ど残っていない。見返すアーカイブも無い。改めて、ライブの一瞬一瞬、一音一音、一挙手一投足の尊さを痛感する。そして、だからこそ、その日のライブのみ、そこに居て、その瞬間しか聴けない、アドリブ、アレンジ、MC、声質、音質、の希少性、儚さがライブの魅力なのだと改めて感じた。

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