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『24×18 』水谷怜 感想(ネタバレ注意)

はしがき

キターーーーー!!
遂にいいいいいい音源発表おおおお!!
新曲『24×18』は今回初の音源化でしたが、世に出たのは、2021年12月19日のMIZUTANI REI Christmas LIVE 2021(以下、CML2021)で、ライブでの初お披露目が先行となりました。過去の新曲発表の傾向から、ライブ演奏より以前に、Youtube音源での先行発表が殆どだったので、『24×18』のライブ先行発表には、驚かされたのを今でも覚えています。

水谷怜さんは『24×18』のライブ初お披露目に際して、下の様に話されました。

「映画よりも素敵な夜を一緒に過ごそうね、という感じの曲で、皆さんへの感謝の気持ちを伝えたくて書いた曲。」(CML2021より)

ファンへの感謝を込めた楽曲。
ライブ会場でコンセプトを聞いた時、「ええええええ?!ファン皆のために楽曲を作ってくれたのか?!?!?!」

2020年10月頃ファンになってからCML2021までの約一年、水谷怜さんの音楽と気質が大好きで、生活の一部としてずっと応援して、心の一部として楽曲を聴き続けていました。なので、この言葉は、驚くと共に言葉では言い表せない程ものすごく嬉しかったです😭
それもあって、CML2021での初お披露目から、今回2022年4月6日の音源発表までの約4ヶ月間、とにかく曲の歌詞が気になって気になって仕方ありませんでした😭

水谷怜さんは音源発表に合わせて下の様に話されています


水谷怜Youtube チャンネル 『24×18』概要欄より
水谷怜Instagram 投稿 より

Instagramで話に上げている『合言葉』。MIZUTANI REI Birthday LIVE 2021の時、水谷怜さんオリジナル曲『合言葉』をファン一同でcoverして、メッセージ画像と共にサプライズ放映するものでした。
選曲にあたり、皆で投票して、「水谷怜さんへの愛を伝えられる歌詞」の曲として、『合言葉』が選ばれました。私は歌が苦手なのですが、「ファン皆んなが水谷怜さんの背中を支えているから、安心して前を見続けて欲しい」という気持ちを伝えたくて、録音のため二週間毎日練習して臨みました。練習中は、音とれない、リズム酷い、喉が調子悪くなるし、提出期限は迫るしで、焦ってたのを覚えています。

こうした個人的想い入れもありつつ、みんなで応援し続けてきたこともありつつで、『24×18』に添えられた上記のコメントから、ファン皆の想いが水谷怜さんの音楽活動の一助になれた事が見えて、ひたすらに感無量でした😭
こうした想いで観た今回のMVについて感想を書きました。長いですが読んでいただけますと嬉しいです。

楽曲概要

Song / Lyric : MIZUTANI REI
Arrangement : Satoshi “Alan” Shimizu
Vocal / Chorus : MIZUTANI REI
Guitar : Ikuwo Tanaki(つぶGUY)
Bass : Kohei Ohdake(ダケ先生)
Drums :Shota “Show-Chi” Saitoh(One to Free
 Pf / Synth / TalkBox : Satoshi “Alan” Shimizu

毎回新曲が発表される度、楽曲の振れ幅に驚かされているのですが、今回の『24×18』は既にライブで発表されていたにも関わらず、予想を遥かに超えたボーカル&サウンドに度肝を抜かれ、歌詞に込められたメッセージを読んで涙しました😭
今回の楽曲、一言でいうなら、『KIRAKIRA Happy Funky disco music』!!
ここ最近の水谷怜さんオリジナル曲、『ピアス』や『素晴らしい世界』のようなバンド感でなく、『遠い夢』や『ゆびさき』の様な純バラードでもなく、更には、『MANIAWANAI』や『極夜』の様なDTMデジタル感でもない。今までとは一線を画すサウンドに仕上がっていて、グルービーでダンサブルだけどスインギーでキラキラハッピーに幻想的を添えてな、一皮剥けた感を感じさせる至高の一曲かと思います!

歌詞

水谷怜さんがコメントしているとおり、映画をモチーフに主人公が恋人への気持ちを表現した歌詞となっていて、「水谷怜さんからのファンを大切に想う気持ちと感謝のメッセージ」だと思います!(ちなみに歌詞には映画に関するキーワードが散りばめられています。)
めっっっっちゃくちゃ嬉しすぎるので、今回、歌詞解釈をやりました!
(文末に付けてますが、私個人の解釈なので「違うだろー!」って思っても、怒らず優しく教えてください)

メッセージだとして特にお気に入りの歌詞を取り出してみると、
「今夜は踊ろう」
「ちぐはぐな記憶重ねて違えた景色も知りたい」
(あなたの想いを聞いて、私だけでは気付くことのできなかった違う世界も知りたい)
「I love you 日を追う毎に増えてゆく」
「当たり前がふたりの宝物」
「青い旅続けるにはあなたが欠かせないの、私を欠かさないで、二人を欠かさないで」

等、水谷怜さんの想いが赤裸々に綴られていて、当然ファンみんなに対して言っているとは解りつつも、その中の一人として自分が含まれていると思うと、ドキドキと嬉しさと幸福と感謝が入り混じった感情で涙無しには読めません😭

ボーカル

今回のボーカル、ここ最近の発表曲ではなかった、「飾らない」声質を感じました。
先の『ピアス』では後悔の淵に落ちて行く歪みすら感じる主人公を演じ、代表曲の一つ『あとがき』は失ったものへの激情的なボーカル、反対に『素晴らしい世界』は世を皮肉る様に感情を少なく淡々と歌っています。
どちらかと言えば、感情をコントロールするこれら直近の曲に対し、今回のボーカルからは「素の水谷怜さん」を感じました。魅せるではなく、飾らず素のままにただただ気持ちよく、自分が歌うことを楽しむ。時にはスインギーなメロディに身体を委ねて気持ちよく、時には弾むようなリズムにフェイクをおり混ぜ、ノリノリの感情のままにがなりやファルセットの切り替え、ハイトーンの伸びではフルスロットルのビブラート!そして、Michael Jakson ばりのhoo!めちゃくちゃに気持ちよく、楽しそうに歌う水谷怜さんの姿が見えてきます!
そして、そこから、歌詞に載せた水谷怜さんの私たちファンに対する想いがめちゃくちゃ伝わってきて、幸福感と嬉しさで
「うおおおおお!!楽しい!!!!水谷怜さんの音楽最高!!!こちらこそファンになってよかったです!!!ありがとうございます!!」
とテンションぶち上がって感情が溢れてしまいます😭

細かく言うと、1Aメロ歌い出し「あなたにも…」でいきなりのがなりにスタートからのハイテンションを感じ、「おう、溜め息など似合わない」ではスインギーに且つエッジボイスも効かせながら、とても気持ち良さそうにノリノリなのが伝わります。1Bメロ「今夜は踊ろう」はサビに向けてテンションに助走をつけて行き、サビの「Darling what do you see」などで裏声を交互がかっけえええ!ってなります。Cメロからはめちゃくちゃソウルフル!!ラスサビテンションマックス!!からの溜めて溜めてHooooooo!!!!「ぎゃあああああ!!!!😭」
全体に本当に細かい部分にまで、長短様々な波長のビブラートが随所に入れ込まれているのが本当に凄いので是非みんなも聴き取ってほしい!

サウンド

今回のサウンド、楽器隊にはEGt、Base、Drums、Pf(ピアノ)、Synth(シンセサイザー)、TalkBOXが使われています。 

EGt

イントロから登場するEGt、楽器隊のメインの一つとして、全体を通して前線でメロディを奏でます。ドライブの効いたカッティングでリズミカルな一定のメロディ、この歯切れのよいカッティングサウンドが曲のFunk感を演出している一方で、早すぎないリズムと優しいメロディでどことなく爽やかな印象を曲に与えているように思います。イントロで、ゆったりしたメロディから、ワウを効かせたEGtで「ギャーギャーギャーギャーン」と一気に加速するところがめちゃくちゃかっこいいです。 

鍵盤隊(Synth、Pf)

二つ目のメインサウンドを担うのが鍵盤隊。イントロから印象の強いSynthは80s musicによく聴かれるサウンドで、今となってはどこか懐かしい電子音が80s music のキラキラ感を曲に与えます。2コーラス目からはSynthの前にPfが現れます。Pfは、比較的一定のメロディを奏でるSynthとは違い、バッキング(?)として華やかにボーカルの周辺を彩ります。やっぱりこのPfがあってこそ、水谷怜バンドですよねえ。この安心感がなんだかとても嬉しかったりします。 

Base

イントロのEGt加速と同時にスタートするBase。16ビートを刻み、この曲のFunky groove感を生み出す立役者。めっちゃくちゃにかっこいい!!!Aメロ→Bメロ→サビと徐々に変化するうねりが曲のグルーブ感に緩急を与えて、歌詞に込められた気持ちの変化とマッチして、ただのdisco musicに留まらない、ストーリー性を持った楽曲に仕上がっていると思います。そして、間奏入りの唯一のBaseソロ。天下無双に荒ぶるスラップ(?)で2コーラス目に引導を渡します。Baseかっけえええええ!!!と思わせてくれる瞬間です。 

Drums

今回のドラムの音、『ピアス』の様なひずみの効いた音ではなく、クリーンな印象を受け、ドラムの音違いも曲の印象に影響あることを感じます。また、『ピアス』等の癖のあるリズムとは違い、全体を通して一定なリズムですが、それがBase等の音を際立たせている様にも感じます。一方で、小節終わり(?)にチラリと入るリズムの変化が際立って、メロディとフレームの変化にメリハリが出ます。「ツ・タ・ツ・タ・ツ・タ・ツ・タ・ツ・タ・スタタタ」って、一定のリズムから変化するこのリズムが結構気持ちよかったりしますので、是非聞き込んでみて下さい!
そして、落ちサビ前には、水谷怜さんの手拍子の映像と共にパーカッションが鳴り始めます。「おお、これはライブで手拍子せねば!」過去のライブで手拍子をした際に、倍テンポで叩いてしまい、友人から散々言われたので、この判り易い音と映像はとてもありがたかったです!ライブまでにマスターしていきます!

TalkBOX

そして、今回最も印象深いであろうこの音。初見「え?これ何の音?ん?声…なのか?」となったイントロ、そこから要所に入る電子音の様な蓄音機の様な、懐かしくも新しくそれでいて幻想的な音。概要欄を見返してみるとそこには「TaikBOX」の文字が。「なんだこれは?」と調べてみると「楽器の音に人が喋っているようなイントネーションを加えるエフェクター」「DaftPunk、BonJovi、Earth wind & fire」が使用と書かれていました。「ああ、あの音がそうか!」とテンションあがって聴き直してみると、ボーカルと絶妙にマッチして、宇宙感、浮遊感と四次元感を感じ、「幻想的な印象はTalkBOXが原因か!」とわかりました。
毎回驚かされる、一つ所に留まらないアレンジには本当に脱帽です!

映像

映画がモチーフということで、映写機の起動、スクリーンに映される古いフィルム映画の様なカウントダウンから曲がスタートします。画面サイズを当時の規格に合わせ4:3として、映像全体に映るフィルム傷・劣化によるノイズや色の淡さ、モノクロとカラーが淡く混ざる等、随所の作り込みに水谷怜さんらしさ(拘り派)を感じ、そのリアリティに驚きます。(実際に古い映写機で映像を見ることができない現代、どの様にして今回の映像加工を行ったのでしょうか?)

また、映像は、大橋の上、青壁の部屋、白壁の部屋の3種類に分かれています。大橋の上は、照明がとても奇麗なロケーションで、映画での恋人とのデートシーンかの様に演出されていて、歌詞『今夜は踊ろう』を思い浮かべます。ストールを使い無邪気に跳ね楽しげに踊る水谷怜さんを見ていると、見る側の心も弾んで楽しくなり、自然と体がリズムを取っています。

そしてそして、サビでは、表情アップでこちらを見つめながら『あなたが欠かせないの、わたしを欠かさないで、二人を欠かさないで』と言ってきます。これは毎回悶絶します😆
大橋の上のシーンは画面サイズが21:9で現在の映画スクリーンと同じサイズとなっているのですが、映画館の巨大スクリーンで踊る水谷怜さんを想像してテンション上がらざるを得ません。

青い部屋はアンティークのお洒落な部屋で、家に戻った水谷怜さんが家でくつろぐ演出となっていて歌詞『当たり前が二人の宝物』を思い浮かべます。ソファワークでは『Automatic/宇多田ヒカル』のMVを連想して懐かしくなりました。

白壁の部屋ではCML2021で着ていた衣装で歌う水谷怜さん、ご本人のライブを演出しているのでしょうか?『ふたりだけの台詞で世界を創ろう』を思い浮かべます。気持ちよさそうに歌いながら、小気味よいステップで踊る水谷怜さんの姿に、「ああああ、やっぱり水谷怜さんの音楽が好きだ!ダンスも好き!これからも応援させてくださいいい!」とテンション上がります!

細かいところでは、2:21 『ラストシーン見逃して』や2:29『ちぐはぐな記憶重ねた』等の歌詞の内容に間接的に合わせた映像も奥ゆかしくて好きです。

ストールで見逃してます
ここの映像が一番分身してます

また、間奏始まりの 2:52 トランプのシーン、ドラマ『SPEC』のワンシーンの様にトランプが舞い降りて『Fortune dawned on me』を表現している様にも感じます。(このトランプ水谷怜さんが飛ばしたのかな?)


最後のエンドロールで、ストールを羽の様にはばたかせ走る水谷怜さん。私には、ルビーで作られた赤絨毯を水谷怜さんが助走し、青い大空に羽ばたいていくかのように見えました。

歌詞読解(ネタバレ)

『あなたにも見えるかしら
うんざりするほどの輝いたルビーの道
ため息など似合わない』

(あなたにも見える?無数のルビーの様に赤く輝やく道(赤絨毯)が ため息など似合わないよ)

『つまらないスキップ 愛想のないトリック
鼻であしらって幸福を学ぼう』
(良くない出来事は鼻であしらって幸せを見つけていこう)

『タイムマシン売って アインシュタイン敬って 今夜は踊ろう』
(過去や未来に捉われず 今を生きよう楽しもう)

『Darling, what do you see?
ちぐはぐな記憶重ねて違えた景色も知りたい』

(ダーリンあなたには何が見えてるの?あなたの想いを聞いて、私だけでは気付くことのできなかった違う世界も知りたいの)

『Fortune dawned on me
青い旅続けるにはあなたが欠かせないの』

(あなたのお陰で幸せを知ることができたよ だから、私が夢や目標に向けて大空を飛ぶためには、私が成長するためには、あなたが欠かせないの)

『振り向いて笑い返す愛おしい瞬間に
適当に絡めた指 ああこれ以上の完璧はない』

《未解読 水谷怜さんの理想の瞬間?思い出の映画のワンシーン?》

『見えすいたフリップ 摩訶不思議なスティック
二人だけの台詞で世界を創ろう』

(二人が好きな事を末永く楽しんでいこう)

『ポップコーン溢して ラストシーン見逃して 
フィルムより美しい夜を過ごそう』

(ポップコーン溢して、ラストシーン見逃すくらいはしゃいで、映画よりも楽しく素敵な夜を一緒に凄そう)

『 Darling, what do you see?
ちぐはぐな記憶重ねて違えた景色も知りたい』

(ダーリンあなたには何が見えてるの?あなたの想いを聞いて、私だけでは気付くことのできなかった違う世界も知りたいの)

『 Fortune dawned on me
青い旅続けるにはわたしを欠かさないで』

(あなたのお陰で幸せを知ることができたよ だから、あなたも夢や目標に向けて大空を飛ぶためには、あなたが成長するためには、私を欠かさないで)

『 Darling, I love you
日を追う毎に増えてゆく』

(ダーリン、愛してる その気持ちが日を追う毎に増えてゆく)

『 Can you see the world?
当たり前がふたりの宝物』

(あなたにも同じ未来が見えてるかな? 平凡でもずっと一緒に居られる事が二人の宝物)

『 Darling, what do you see?
ちぐはぐな記憶重ねて違えた景色もっと知りたい』

(ダーリンあなたには何が見えてるの?あなたの想いを聞いて、私だけでは気付くことのできなかった違う世界をこれからもっと知りたいの)

『 Fortune dawned on me
青い旅続けるにはふたりが欠かせないの』

(あなたのお陰で幸運を知ることができた だから、私達二人が夢や目標に向けて大空を飛ぶためには、二人が成長するためには、お互いが欠かせないの)

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