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藤七温泉 彩雲荘

ブロンプトンでみちのく八幡平の秘湯・湯治場めぐりをしてみたことがある。 八幡平は、岩手県から秋田県にまたがり実力派の名湯・湯治場が多数存在する。まさに秘湯銀座と呼ぶに相応しい秘湯好きにとっての極楽浄土だ。

みちのく秘湯旅は、藤七温泉彩雲荘から始めることにした。

【藤七温泉彩雲荘】
標高1,400メートルに位置しており東北最高所の温泉である。1930年(昭和5年)山師の阿部定一がみつけて翌年営業開始した。温泉名の由来はその昔、藤七という名の木こりが初めて発見したという説と藤七硫黄鉱山の付近にあったからという説がある。彩雲荘は一軒宿である。積雪によりアクセス道路である樹海ラインが閉鎖される10月下旬~4月上旬は休業となる。

[走行データ]
ルート 藤七温泉彩雲荘→八幡平山頂レストハウス→大深温泉→蒸けの湯
距離 10.9 km
最大標高差 473 m
平均斜度 全体-2.5% 上り7.7% 下り7%
獲得標高 上り245 m 下り512 m

八幡平の秘湯めぐりへ秋が深まる前に行かなくてはいけない。本日は最初に東北最高地点の名湯、藤七温泉彩雲荘(とうしちおんせんさいうんそう)を目指す。 朝一番のはやぶさで一路、盛岡へ。

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9時前には盛岡に到着だ。

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盛岡駅から八幡平頂上行きのバスで藤七温泉へ向かおう。快晴である。

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途中、松川温泉までは快晴であった。

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しかし樹海ラインを上り始めて標高1200メートルあたりから霧が深まっていった。

藤七温泉についた。標高1400メートルにある秘湯は霧に包まれていて眺望がない状態だった。

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それでは露天風呂へ急ごう。

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男湯の内湯である。この仮設感が素晴らしい。そして窓の外には。

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噂にたがわぬ大自然の湯である。まるで野湯のようではないか。

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内湯から一歩出るとこのワイルドさである。乳白色の湯に感動する。

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いくつもある自然湧出の湯の中でも最高所にあるこの湯船で底からブクブクと湧き出す湯を楽しむ。ここが一番のお気に入りの場所となる。長湯する。

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しかし9月というのに外は寒い。おそらく10度ぐらいなのではないか。内湯に戻って温まることにする。

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快晴であれば絶景秘湯である筈だったので残念だが、それにしても湯は掛け値なしに極上の白濁硫黄泉である。一時間以上、この極上湯を堪能した。幸先良し。それでは八幡平頂上にほど近い見返り峠まで樹海ラインを登りきった後、アスピーテラインを秋田県側に下って、次の大物秘湯を目指すとしよう。

大深温泉に続く