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秘湯のススメ

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とっておきの秘湯をご紹介。
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2020年6月の記事一覧

『源泉掛け流しを守る会』の湯 続き

(前記事) 昨日に続き、私の訪れた『源泉掛け流しを守る会』の湯をご紹介していきたい。いずれも何度でも行きたい/いつまでも続いてほしい名湯である。 11.北温泉 (栃木県那須郡那須町湯本)厳冬の「天狗の湯」に吹雪が吹き込むと、裏の崖から勢い良く湧き出すアツ湯が長湯に丁度良い。 12.大丸温泉 (栃木県那須町)露天風呂は川をせき止めたもので、全てが繋がっている。「あじさいの湯」からは下の「白樺の湯」へ流れ出ているのだ。より源泉に近く、足元からも湧出している「あじさいの湯」の

『源泉掛け流しを守る会』の湯

二日続けて秘湯の話題となることをお許し頂きたい。『源泉掛け流しを守る会』 というのをご存じだろうか。 秘湯宿の会といえば「日本日本秘湯を守る会」が有名であるが、業界団体である。源泉掛け流しを守る会は、その道のプロに選び抜かれたノンプロフィットの名湯会である。 日本で温泉道のプロといえば郡司勇さんである。極め方が尋常ではない。湯をひとくち味わえば全国の温泉をほぼ言い当てることができるという。マジか。同氏は90年代半ば、テレ東TVチャンピオンにおける「全国温泉通選手権」の第3

ブロンプトンで秘湯へ行ってきた。

梅雨の晴れ間に中央線で山梨へ向かうことにした。 目的は、外出自粛中になまった体を鍛えること、甲府盆地の桃の出来具合を確認すること、そして、秘湯を訪れて不足したミネラル分を補給することだ。 朝、塩山駅へ降り立つ。本日は3号機M6L-X(Raw Lacquer)を投入だ。 まずは甲州市の松里を目指して、軽めに走る。松里の集落に入った。雁坂みちの旧道を行く。立派な家屋敷が多い。 桃は順調に生育しているようだ。 雁坂みちの笛吹川と反対側の裏道に入り、しばらく行くと雁坂みちに

黒湯温泉

ひなびた風情で温泉ファンの間で人気の高い乳頭温泉に行ってきた。孫六、黒湯、鶴の湯をブロンプトン日帰りで楽しんできた。 孫六温泉では素晴らしい秘湯体験だった。さあ、次は黒湯温泉へ向かおう。 ≪黒湯温泉≫ 乳頭温泉郷の最奥、標高800メートルの先達川沿いに位置している。発見は約300年前の延宝2年(1674年)頃とされている。乳頭温泉郷では鶴の湯温泉に次ぐ歴史を誇り、秋田藩の湯治場でもあった。また、かつては鶴の湯に対して『亀の湯』とも称され、鶴の湯を凌ぐ人気であったという。黒