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Broken Moon.

 土を踏んでも、空を掻いても、高く飛んでも、這いつくばっても、走って転んで歩いて止まっても、寝ても醒めても、(愛しても恋しても狂っても泣いてもキレても、愛しても恋しても狂っても泣いてもキレても、愛しても恋しても狂っても泣いてもキレても、愛しても恋しても狂っても狂っても狂っても)等しい速度で進んでいる。だから、とか、順接はかったるい、上下前後に右左なんて首が疲れるくらい見渡したでしょ好きにやろうね(ばっと、いっといずのっとろけんろー)。

 ふらいでーあいむいんらぶ。ふあいえーあーういーあうー。へろへろになっちまうからさ犬みたいに舌を出して、欲しいからちょっと吠えてみる。君も、景気づけにちょっと言ってみなよ。ふらいでーあいむいんらぶ。なんかそれっぽい理由がないと立ち上がっちゃダメ? 

 猫、外に出して散歩させちゃダメなん? って聞いた時なんで嫌そうな顔したん? 俺、なんか割とイケんじゃない? とか思っただけ。だって陽だまりみたいに可愛いし、永遠に生きられるような気がしたんだよお前は綺麗に笑うから。それで、永遠と死ぬことはすごく似ているって死ねないなりに思ったりした。地獄で会おう、ってそれはロマンスではないか。ダサい、オーライ、生きていく、っておい。

「叶えられなかった祈りより、叶えられた祈りに多くの涙が流され」てたまるか。まだ汚れていない怪獣、デタラメにさけんでしつこく、"Love××××"、って無理だって! ルーレットみたいに空を掴んで、回転。体育館裏に差し込む何か言わせたげな夕日を踏みにじって、二人で焼いた古典のノート。煙の中で、それは大地を揺るがす愛のことば、"傷つくことも舐め合うことも、包みこまれる"。

「もちろんぼくだって幸せになり、幸福な共同体に到達したかった」でも、格好いいって思っちゃったから、あの冷ややかな眼差しで、無様でもおろかでも、ただ一人世界を睨みつけてさ。But, It is not Rock'n Roll.

 重力を超えて星を回転、べいびーべいびー、キコエマスカ、(前向きな言葉)、格好つけのペテン師みたいに幕を引いたらちょっとギャグ? 笑ってほしい。惑星間を流れゆくゴミの瞬きのように、わけもわからずに走ったらカガヤキ。呪いのようにきらきらと光るはつなつのかぜ、やまないで。

 月のように透き通って、弾けてしまう前に見られてよかった。月のように透き通って、永遠みたいに浮かんでいる
 

 

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