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大山肇HJ Beans Brothers通信 VOL.46 JON CLEARY 2004/1/8

★ 今回は鍵盤弾きを紹介します。

JON CLEARY(ジョン・クリアリー)
彼はイギリス人である。母国にいた時はギター弾きであった。
が、ニューオリンズミュージック(特にブギウギピアノ)によ
って脳ミソの大事な線を3本ほど切られ そのまま渡米、ギタ
ーも持たずに。メイプルリーフバーという老舗のクラブのバー
テンダーをしながらピアノをいちから学んだ。


・ALLIGATOR LIPS AND DIRTY RICE
そんな彼の1st.アルバムが上記。オリジナルからニューオリン
ズスタッフからカヴァー物まで満載。特にタイロン・デイヴィ
スというRB一発屋のヒットチューン “IN THE MOOD”を取り上
げているのが 素敵。演奏は街の男達ががっちりいっておりま
す。ドラマーは BUNCHIE JOHNSON(バンツィー)といい、古く
は Dr.JOHNのステージドラマーを務めていた殿方。太いぜ こ
のビート。


・MOONBURN (2nd.)
歌、鍵盤、ギター、ベースとマルチな才能を開花させ、自身と
街の音楽観を見事に融合させた作品。太鼓はこのコラムではお
なじみの大関ジェリー・ビーンが参加しています。
・JON CLEARY & THE ABSOLUTE MONSTER GENTLEMEN
2枚目のアルバムがセルフプロデュースだったのに対して、3
枚目のこのアルバムは彼が長きに渡って活動を共にしてきたブ
ラザー3人とのアンサンブルの集大成。まさにRBのお手本のよ
うな作品。キラーチューンが続く中、ミーターズのナンバーを
本家よりもえぐく 長くジャムっているのには圧巻です。

彼は今、ボニー・レイットというおばちゃんの後ろで鍵盤を
叩いているが相変わらずニューオリンズに住んでいる。何故か
と 尋ねると この街は いつでも 僕の欲しいリズムがある
と答えた。

★PIANO NIGHT AT TIPITINA'S 1995
ピアノ弾きばかりの宴です。ジョン氏はこの年には参加してい
ませんが、ピアノ弾きばかりの宴です。たまには太鼓が入って
いないアルバムをきくのも よろしくて と思います。 ちゃ
んとリズムがそこにあるから、、、

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