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大山肇HJ Beans Brothers通信 VOL.35●We hustle in the ghetto 編 2003/7/10

★ 前回のコラムで皆さんにお勧めした衝撃のブラジル映画
『CITY OF GOD』を観てきました。
リオのゲットー(スラム=ファヴェーラ=貧民街)で、暴力、犯
罪、銃、ドラッグと隣り合わせに 日常を駆け抜けていく少年
達を描いた 実話に基づいた おはなし。 サンバな奴、ソウ
ルな君、ロックなあなた 皆それぞれ何かを感じるはずです。
ブラハジは笑ったり、固まったり、涙したり、勃起したり、鳥
肌したり、、、地球の裏側の鼓動を 見逃しては いけません。

★世界中にゲットーはある。ニューオリンズにも ありました。
警察も入ることもない住宅地。道路のド真ん中にバスケのゴー
ルポスト、学校いかずにフラフラしてる子供達、クレイジー、
ジャンキー、、、よそものが入れない所。
リハをするために その地帯にはいった時のことは 今でも忘
れられません。30人位のブラに車を囲まれ身動きできなくな
りました。知人が群集の中にいたので事なきはえましたけど、
ひやりとしました。ゲットーの真ん中にあるバーに友を拾いに
いった時は大変でした。銃声もよく響く場所。案の定、友のト
ラブルに巻き込まれ車の窓ガラスは粉々に、、、涙をためて向
かってくる奴、だけど目は僕の先の何かを見ている、、、

Deam wonder why    We hustle in the ghetto
There's no way out      There's no way out

音信不通の友達の書いた歌の一部です。悲しきサンバ曲でした。
彼はまだ歌い続けているか 知りません。

★今日は少し痛い お話しでしたが、悲しみがあるから喜びが
あり、陰があるから陽があり、表裏一体なわけです。
僕はグルーヴィな人になりたい。

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