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起業するにはフランチャイズが良い!?日本初のフランチャイズを始めたのはどこの会社?

ミラハタのまっすんです。

「起業するにはフランチャイズが良い!?日本初のフランチャイズを始めたのはどこの会社?」について♫

( ※「ミラハタ」とは、未来に伝えたい働き方を発信するプロジェクトの略。兵庫県で、会員制レンタルオフィス・コワーキングスペースを運営する中で出会った「起業家・フリーランス・独立事業者の新しい働き方」や、「ビジネス全般に関する」情報を発信していきます。)


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■ 日本初のフランチャイズ

いまや20兆円産業ともいわれるフランチャイズ。そのビジネスの日本での始まりには諸説あります。

1956年、「日本のコカコーラ事業の父」とも呼ばれる高梨仁三郎氏が9年にわたる政府や企業との交渉の末、アメリカのコカコーラ社とフランチャイズ契約を結びました。高梨氏は東京飲料株式会社(現東京コカ・コーラボトリング株式会社)を立ち上げ、翌年には製造・販売をはじめました。

1963年にはダスキンが水を使わずにホコリをとる商品を販売。フランチャイズの仕組みを利用して、全国に販売店を展開しました。

また同年、洋菓子の老舗、不二家もフランチャイズ1号店を京都市伏見区にオープンさせています。

これらの契約は現在の一般的なフランチャイズ契約と少々異なる面もあるようですが、以降多くの企業がフランチャイズ事業に乗り出していったことは事実です。

先人たちは、果たしてフランチャイズがこれほどまでに成長するなどと想像していたでしょうか。

ちなみに、世界初のフランチャイズにも諸説あります。そのなかでも身近なのはケンタッキーフライドチキンでしょう。

創業者のカーネル・サンダース氏はチキンの作り方を教えるかわりに、売れたチキンの本数に応じてお金を受け取ることにしたのです。

そう、これはまさに本部と加盟店の関係そのものですね。 


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■ 個人で契約?法人で契約?


これからはじめる事業を検討する際、「個人で行うのか、法人で行うのか」ということがしばしば問題になります。

そのどちらにも、メリット・デメリットがあります。

個人ならば、開業するまでにお金や時間がかかりません。税務署に届出をするだけですぐに個人事業主になることができます。

また、所得にかかる税金は累進課税となるので、課税所得が一定額未満ならば法人よりも税率が低くなります。一方、法人に比べて社会的な信用度が低い、融資も受けにくい、という欠点があります。


法人ならばその点、信用度も高く、融資も受けやすくなります。

また、所得にかかる税金は法人税で、課税所得が一定以上ならば個人よりも税率が低くなります。

また、税制上の優遇が受けやすいのも法人のメリットです。

そのかわり、会社設立の登記には手間がかかりますし、資本金や各種費用も必要になります。


ちなみに、フランチャイズ本部の中には、加盟条件を「法人限定」にしているところがあります。

初期費用が高額だったり、開業当初は収益が見込めなかったりすることから、より信用力や体力のある法人に限っているのが一般的なようです。

これらの本部に加盟したいからと法人を立ち上げても、本部は過去の実績などから加盟の可否を判断するため、ほとんどの場合、すぐに加盟することはできません。


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■ フランチャイズは意外と身近に…


フランチャイズ・システムを知らない人の中には、チェーン店はすべて直営店だと思っている人も多いようですが、じつは多くの企業がフランチャイズを導入しています。

そこで、ここでは「あのお店もフランチャイズだったの?」というお店を挙げてみたいと思います。

あなたがよく利用するお店も、意外とフランチャイズなのかもしれません。


◆外食業

・マクドナルド
モスバーガー
・ケンタッキーフライドチキン
・スターバックス
・プロント
ドトールコーヒー
・珈琲館
・カプリチョーザ
・餃子の王将
・紅虎餃子房
・カレーハウスcoco壱番屋
・道とん堀
・築地銀だこ
・小僧寿し
・銀のさら
・ペッパーランチ
・リンガーハット
・らあめん花月
・ピザーラ
・ピザハット
・イタリアン・トマト
・サーティーワンアイスクリーム
・吉野家
・松屋
・なか卯
・牛角
・安楽亭
・ジョイフル
・びっくりドンキー
・ほっかほっか亭
・ほっともっと
・養老の滝
・庄や


◆小売業

・セブンイレブン
・ローソン
・ファミリーマート
・サークルK・サンクス
・ミニストップ
・TSUTAYA
・WonderGoo
・ヴィレッジヴァンガード
・宮脇書店
・明屋書店
・ブックオフ
・マツモトキヨシ
・薬ヒグチ
・オートバックス
・イエローハット
・ガリバー
・アップル
・ヤマダ電機
・ケーズデンキ
・カメラのキタムラ
・眼鏡市場


◆サービス業

・アート引越センター
・センチュリー21
・エイブル
・アイフルホーム
・明光義塾
・トライプラス
・白洋舎
・ホワイト急便
・ダスキン
・スタジオアリス


【 まとめ 】

上記の会社名に目を通すと、町のお店のほとんどがフランチャイズの仕組みで広がっていることがわかりますね。
その反面、地元に密着した店舗は独自性を出していかないと、苦しい経営に追い込まれます。
ふだん起業する方にお貸しするレンタルオフィス・コワーキングスペースを運営しておりますが、中にはフランチャイズ加盟店として起業される方もいます。
最初から、フランチャイズブランドを使えて起業できる点で、初速は早いかもしれませんが、すでに成熟したブランドの場合は、そう長くは続かない場合が多いようです。
まだこれから伸びそうであるブランドに目をつけ、業種の違うフランチャイズを展開していくことが、リスクヘッジになるのかもしれません。
そこに、株や不動産などの不労所得を絡めれば、より安定した経営を目指せそうですね。

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