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正しいと思った時点で間違っているという不思議

日々の活力podcast

毎日繰り返し聞いているpodcastがあります。
ジェーン・スーさんと堀井美香さんのover the sun。
毎日毎日繰り返される家事に挑む時に、そっちに意識を持ってかれないために聞くと心が晴れやかになるpodcast番組。

去年の残暑も残る頃に
Amazon prime Videoで「生きるとか死ぬとか父親とか」を見てどハマりして
さすがテレ東!と思っていたところに
お客さんにこっちも良いっすよ〜と教えてもらった番組。
podcastなんて使い方が分からなくて、もはやゴミ箱に入れていたアプリでしたが
over the sunきっかけで毎日開くアプリになりました。
(さらにSpotifyも追加した)

最初はドラマとのイメージの違いにびっくりして思わず途中停止してしまったのですが(おばちゃん女子2人がガヤガヤ喋ってる感じが耳障りだったw)
ちゃんと聞くと本当に心の底の底から笑って泣いて
ひっさびさに自分の笑い声聞いたわ!ってなって、それにまたふっと笑えて。

その頃は結構大変なことが続いていたものだから
うっかり救われてしまって。
今もずっと毎週の配信を楽しみにしているのです。

お二人が普段のまま雑談してるのを聞く感じなので
自分自身が友達とあーでもないこーでもないって話をしているような気持ちになれるし、今の自分にも当てはまることが多かったりして、なんとなく自分を俯瞰で見る機会になるし、ああ美香さんもスーさんも互助会(リスナーのこと)の皆さまも、みんなそれぞれ踏ん張って生きてんだなって思うとそれが支えになる。
日々を生き抜いていける。

最近のはっとした放送回

最近のEP.82 "私を傷付けられる人など、どこにもいない"
でスーさんが言っていたお寺に貼ってる格言
「私は正しい。その一歩目が間違っている」という言葉。

いや〜。
まさにその言葉通りの体験を、最近私は子育てを通して経験し自分の頭を抱えたのだ。

番組では仕事上の人間関係において
自分が正しいと思うことを人にも適用しようとすると、それはもう間違いになってしまうという話。
仕事に対する姿勢は、人の数だけあって
それに良いも悪いもなく、違うというだけであること
そこを自分の正しさで戦うことで実は周りが苦しみ、結果自分にかえってくる事
それが嫌なら個人商店するしかないってこと。を話していました。
(まさに私が独立したのもそうなんだろうなぁ。。。)

当たり前だけど、正しいってことは自意識でしかなくて
他人には別の正しさがある、自意識があるってことなんです
その正しさ、あんただけかもよ!ってこと。

私が子育てでなぜそれを感じたかというと

生活にかかるルールなどを教えることについては
正解を探すように日々試行錯誤をしていたが
子育てに対する主軸的な考えについて
私は自分のスタンスは「お互い人生頑張ろうぜ」だった。
これが正解!!
そういう想いを持って、娘が生まれてからの2年8ヶ月を過ごしていたのだが

2歳も超えるとだいぶ人間らしくなり彼女の気持ちってのがあって
弟が生まれたことによる感情の激しい波もあり
全力で「お母ちゃん」を求める姿に
「お互い人生頑張ろうぜ」は2歳の幼児期に適切なスタンスじゃなかったのでは?
って娘に気づかされたこと。

正しいと思って行動してしまうと、正しいの中にある間違いに気づけなくなるという落とし穴がある。

「私は正しい。その一歩目が間違っている」
今後はこの言葉を標語並みに常に自分に言い聞かせていきたい。

具体的な話しも一応しておこう

具体的な話を少しすると
この自己紹介的記事にも書いたのだが

娘に対して、お互い人間だし「お母さんは仕事頑張るから、娘ちゃんも保育園で頑張ってね」なんて、対等のつもりで接することが良いと考えていた。

つまり正解だと思っていたのである。

今でも間違っているとは思ってないけど、正解ではなかったと思っている。
学童期や思春期の子ならまだしも
この世界に生まれて1〜2年の存在にお互いそれぞれやろうぜ!はないなと(苦笑)
今の時期、この年齢の子供ってのはお母さんをめっちゃ求めてますよ。って思ったわけです。
というか彼女の態度でそれを知らしめられた。

親1年目の私に今からタイムトラベルして言ってあげれるとしたら
「まずはその子の目を見て感じて考えろ!」
と言いたい。

正解はない。
が。
だからと言って正解を探さなくて良いわけではない。
答えのない問いを
時と場所と相手によって変容し続ける答えを
ずっとずっとず〜っと問い続け、考え続けるという
その労力そのものが必要なのだ

今目の前にある
こと
もの
そして登場人物全員の心によって

常に答えは変わっていく。

子育てに正解はない。
でも正解を探し続けて、その正解の中に潜む間違いも把握した上で
ベストを尽くす。

今日も
我が子はどんな顔をしてる?
ちゃんとその目で見て
心で感じてやってくれ。
私という母親よ。

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