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人とすれ違うことの大切さと、悩んでる人にかけるべき言葉。

ずっと家にいたから分かる人とすれ違う大切さ


30代2回目の出産をくらってガタガタの身体がようやく回復してきた頃のこと
ほぼワンオペで育児家事をする私は結構煮詰まっていたのだと思う。

家の中にいて、ずっと繰り返される家事をやり続け、デジャブを見続けるような日々の中で、ふと上の子が保育園に行ってるときに、赤ん坊と2人で外出してみたのです

と言っても上の子の壊れたおもちゃを
市が開催するおもちゃの病院に連れていくだけのお出かけ。
徒歩5分の距離。

おもちゃを出して修理を待っている間にお遊戯室の床に赤ん坊を寝かせてスマホをポチポチやってると、3歳ぐらいの男の子を連れたお母さんが赤ちゃんを抱っこしつつ入ってこられました。

挨拶程度の言葉を交わして、3歳の男の子とちょこっと遊んでもらっていたら
どうやらウチの赤ん坊とそのお母さんの赤ちゃんがほぼ同じ月齢ということが判明。
ちんまり抱っこ紐に収まる2ヶ月の赤ちゃんと
で〜んと床に横たわって寝る2ヶ月のうちの坊。

同じく男の子だそうで、うちの子のしっかり感(デカめ)に
少し不安を感じている様子でした。

同じ月齢なのに、目線が合わなかったり、体重などの発達に不安があると。

ひとりめの乳児育児の時に感じた「発達スピードは人による」ということをそのまんま
「まぁみんな違うからその子のペースだし気にしなくても大丈夫ですよ!」
なんて軽〜く答えていました。

新しい刺激が作るものは酸素かもしれない

そしておもちゃの修理が完了したら家に帰るだけの
短時間のお出かけでしたが

新生児&2歳8ヶ月の育児と家事、身体の回復のためにずっと家にいるしかなかった私は、その数時間のお出かけで、知らない人に会う、話す。すれ違う。
という行為自体が、めちゃくちゃ最高のリフレッシュになりました。

もちろんお医者さんや助産師さん。夫や、母、保育園の先生など
大人と話す機会は割とあるんです。

でも知らない人と会ったり、話たり、すれ違うって
自分にとって「新しい刺激」なんですね。
無限ループに繰り返えされる生活の中にそういう時間がある事の大切さ。

無限ループの中にずっと身を置いてると
とてつもなく息が苦しくなっていく
きっと
同じ空気を無限に吸い続けているとそのうち酸素がなくなっていくような感じ。
無限ループの外にある新しい空気が、こんなにも美味しかったのかと思わせてくれたお出かけでした。

すれ違った人から貰える刺激による効果

おもちゃのお医者さん達(おじいちゃん)が和気藹々と修理をしている様子
おもちゃを治すためにあ〜だこ〜だ言いながらサクサク治していくのも
「重症の場合はお泊まりで治すことになるけど、娘さん寂しくて泣いたりしない?大丈夫?」って子どもの気持ちに寄り添ってくれることにも
刺激を受けまくりました。
あのおじいちゃんたちはどんな人生を生きてきて、あの部屋にたどり着いたんだろうとか(笑)

でもまた無限ループの中に帰って
ずっと気がかりに後悔してしまったのは
今日会ったお母さんにかけてしまった
「まぁみんな違うからその子のペースだから気にしなくても大丈夫ですよ!」という自分の言葉

あのお母さんもそんなこと言われなくてもわかっていることだろう。
必要なのは悩みを軽くするための言葉よりも
心配になりますよね。っていう共感だったなと。

私だって、我が子のことで心配してしまうことはいっぱいある。
それを「大丈夫だよ〜」って誰かに言われても納得はしない。
「そうですよね、ありがとうございます」
って言いつつも悩み続けるか、もっと納得できる答えを探す

悩んでる人にかける言葉はアドバイスではなくて共感がいい。
アドバイスはなくてもいいし、するなら共感が先!

ママ友は要らないけど、すれ違う同志は力になった

外に出かけてみて
たくさんの子育て中の人とすれ違って
心の中で「お疲れ様です!」を繰り返すことで
自分も労うような楽しさがあることに気づいた。

ママ友は要らないと思っていたし
今もそこまで欲しいとは思わないが
同志はいると本当心の支えになりました。
すれ違うだけの名前も知らないあの人も
子供を連れているってだけで勝手に同志認定(笑)

今日もそれぞれ、がんばりましょう!

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