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WEリーグ 2023−24シーズン終了

ついこの間始まったと思ったWEリーグが早くも日程終了。2023年8月に始まったカップ戦から翌年の5/25の最終節まで楽しませてもらった。
今シーズンのWEリーグで自分の体験で分かる範囲でまとめてみる。


カップ戦

今シーズンからセレッソ大阪ヤンマーレディースが加わり偶数クラブとなった。それにより6クラブ毎のグループリーグで均等に試合ができた事が良かった。
クラブによっては代表選手を欠いた状態で戦い、それがグループリーグの苦戦に繋がることもあったようだ。
グループリーグでは大宮アルディージャVENTUS・ナクスタでの2試合を観戦。INAC神戸レオネッサと長野パルセイロレディースの2試合を観戦したが、仲田選手のゴラッソや躍動する大島選手、新戦力のフィットぶりが見られた。

I神戸戦では仲田選手のゴラッソが見られた

決勝はアルビレックス新潟レディースvsサンフレッチェ広島レジーナと3強以外の対戦。その前に各クラブがブースを出展していたりマスコット大集合などイベントが盛り沢山で楽しかった。WEリーグを象徴するマスコットとしてウィーナが誕生。後にいろんなスタジアムで目にすることになる。
クラブのブースでは選手も参加されていて、写真撮影にも応じていただけた。スタグルの目玉は代表の専属シェフでおなじみの西シェフのカレーで、こちらも人気。
試合はスコアレスでのPK決着で広島Rが初優勝。準優勝の新潟Lはリーグ戦では一時は3強に食い込む躍進で昨シーズンの低迷から完全に脱した。
これからカップ戦の決勝戦はJリーグでいうスーパーカップのようなリーグ開幕前のお祭りにして恒例にしてほしい。

広島Rが初の戴冠

リーグ戦

今シーズン行ってきたスタジアムについて簡単に振り返ってみる。今シーズンは全て回れず見に行った試合も偏ってしまった。やはり通い易いナクスタの大宮Vが自然と多くなってしまう。
ユアスタ、新潟市陸上競技場、長野Uスタ、ピースウイングにはとうとう行けず。来シーズンには是非とも行ってみたいものだ。あとは体調、経済的余裕、Jリーグの日程と相談になる。

・INAC神戸レオネッサ

開幕戦新潟L戦を観戦。
場外のパン屋(ブーランジェリー・ビアンヴニュブースさん)で井出選手と元I神戸の武仲さんがお手伝い。スタグルはここと場内の売店のみで少ないのは残念。
場内ではモンダミンのイベントブースでのゲームや選手のパネルとの写真撮影が楽しめる。
ノエスタは屋根を閉じることができるので、雨の心配なし。見に行った開幕戦は晴れてたので問題なかったけど。
試合は相手のミスからのゴールのみだが、I神戸の守備の高さと早くも北川選手がフィットしてきた気がした。
試合後は選手のロングインタビューやプレゼント抽選会などのイベントを開催。古巣相手の北川選手の気持ちも聞けたし離脱中の水野選手を励ます会があったりと残る価値はある。

マスコットのライカちゃんがお目見え

・セレッソ大阪ヤンマーレディース

開幕戦ジェフL戦を観戦。
雨にも関わらず入場者の行列が凄かったが、グッズショップもかなりの行列。オンサイトカードはサイン入りが出た。グッズショップ前ではU20代表の米田選手とインドネシア代表のザーラ選手がファンサービス。
スタグルは場内の3店舗のみ。現在は増えているらしい。期待の鶴心さんはこの日は出店無し。
入場時にはパンフレットを配布していた。選手紹介からクラブの歴史など記載されていてなかなかいい。
セレッソといえば池田愛恵里さん。その彼女がスタジアムDJで場を盛り上げる。もうすっかりセレッソの一員。
プレーはハードプレスと後方からのロングフィードが目が行った。攻守の切り替えの速さとプレスの強度の持続が肝かなと思う。
試合後はトップチームのパブリックビューイングを開催。

初陣を勝利で飾った

・大宮アルディージャVENTUS

セレ女戦などを観戦。
スタグルやグッズ購入、イベントに参加等のスタンプラリーを開催。スタンプの数により景品がもらえる。日によっては全てのスタンプを埋める必要あり。試合前の待ち時間も楽しめる。
毎試合サイン&写真撮影のファンサービスを実施。当日までどの選手が参加かは分からない。
スタグルはメイン、ホームゴール裏、アウェイゴール裏、場外と選択肢多し。選手のコラボメニューもあり。
AYUシートや選手のグッズ付きなどのスペシャルチケットはファンにおすすめ。今年のプレイヤーズシートの特典はサイン入りのユニフォーム型ミニクッション。
試合は数々見てきたが、接戦時とうまくいかないときの差が大きかった。セレ女戦や仙台L戦はほぼ互角の内容。仲田選手の起用法や大島選手のスプリントに注目してた。

最終戦は皆で写真撮影

・日テレ東京ヴェルディベレーザ

浦女戦、I神戸戦、大宮V戦を観戦。
一般のゲート前の広場のワチャワチャ感が楽しく、グッズやガチャの多さ、チェキの安さも手を出しやすくていい。
スタグルはmahanaさんを筆頭に多くのキッチンカーに迷う。場内売店には選手のコラボメニューあり。
西が丘の臨場感に加えてやっているサッカーのレベルの高さに魅了される。特にサイドの攻防はメインやバックで見ると惹き込まれる。ただしバックスタンドは日差しには注意。
試合後には約10分程選手のサイン会を開催。試合後のお疲れのところに有り難い限り。
試合は良くも悪くも若さが見えた。勢いと脆さがでた浦女戦、最後に力尽きたI神戸戦と見応えがあった。そして大宮V戦では戦術も連携もマッチしてきたようで圧倒的なパフォーマンスだった。

リヴェルンがかわいい

・三菱重工浦和レッズレディース

ジェフL戦を観戦。
駒場まではバスが圧倒的に速い。歩けない距離ではないけど、ちょっと遠い。
グッズ売店は外にあり、かなりの行列になることも。今シーズンは遠藤選手のサイン色紙をゲット。
フレンディアシートでは選手のお迎えあり。ジェフL戦では長船選手が担当で写真撮影とサインカードをいただいた。近くで見てもカッコいい。
スタグルは場外にキッチンカー、場内にはグリーンパルさんが選手コラボメニューを販売。場外は入れ替わりはあれどどれも美味い。
フレンディアシートは俯瞰では見れないもののサイドの攻防の迫力や選手の声もよく聞こえて新しい発見がある。
膠着した中でもしっかり結果を出せる選手が揃っており層の厚さを実感。清家選手は90分間相手の脅威となり、菅澤選手も少ない時間でしっかり結果を残す。石川選手がガッツある守備を見せてくれて、フレンディアシートにも凄く気迫が伝わった。

フレンディアシートを満喫

・ノジマステラ神奈川相模原

仙台L戦を観戦。
相模大野駅からバスで向かうが、行き帰り共に遠いのが厳しい。時間帯によっては渋滞は覚悟。
キッチンカーが多く、定番のまるうさんをはじめ気になるメニューがたくさんで迷う。この時に飲んだ平野選手考案の優花ブレンドコーヒーは味わい深かった。
試合は相模原はチャンスはあるものの、あと一歩という印象。注目していた大賀選手のオーバーラップが見られるような展開が少なかったのが残念。あとは決めきる力が欲しかった。後半戦は勝ち星を上げてきたが、来シーズンはどう修正し変わるのか気になる。
元ノジマステラで韓国で引退した吉見選手のセレモニーを開催。元ノジマステラで韓国といえば田中陽子選手がいるが、来シーズンは復帰となれば違いを出せるかもしれない。

芝生席からの途切れぬ応援が印象的

・ちふれAS埼玉エルフェン

長野L戦を観戦。
スタジアム到着時に周辺では既にキッチンカーがぐるりと。この時既に何を食べようかと迷い始める。このスタグルの選択肢はWEリーグ屈指。
この日はガチャ1回で選手のサイン入りポストカード1回引けるイベントを開催。エルフェン、そして日本女子サッカーのレジェンドの荒川選手のカードをゲット。その後にご本人とも写真撮影させていただいた。その事をポストしたらスタジアムDJのたてはるさんに読まれてしまうという・・・
オフィシャルチアサポーターのドリームワンダーランドも場外ステージなどで盛り上げてくれる。スタジアムの雰囲気も良き。おばあちゃんのチアチームにはほっこり。
試合ではエルフェンのカウンターが研ぎ澄まされた印象。吉田選手もエースとしてキャプテンとして頼れる存在になってきた。この試合でエルフェンはは90分間交代なしで突っ走った。

地域密着で居心地の良さはリーグ1、2を争う(個人の感想です)

・ジェフ千葉レディース

仙台L戦、I神戸戦を観戦。
ゼットエーオリプリスタジアム(以降臨海)とフクアリの2試合を観戦。いずれもジェフLの勝利。
臨海では仙台Lを観戦。この日は臨時バス増便で、これはとても助かる。徒歩30分だけどバスでは10分程度で行ける。
正月のイベントで選手がおしるこ販売など売店のお手伝いしてたが、店員さんがコーンスープと氷結を間違えてサンプソン選手にウケていたのが印象的だった。
臨海では試合後にチバレミの海外挑戦でセレモニーを開催。名残惜しくも見送ってきた。いつか帰って来てWEで暴れるところが見たいが、今はドイツで頑張ってほしい。
フクアリではI神戸戦を観戦。網走市の物産展やクイズイベントなど開催。入場時に網走の監獄ポテチをいただく。
試合についてはどちらもジェフLの良いところがでた印象。気になったのは山口選手の献身的な守備。林選手もしっかりまとめつつ体を張るところがいい。

チバレミの海外挑戦をお見送り

・マイナビ仙台レディース(東京開催)

西が丘での広島R戦を観戦。
年一度の西が丘開催で、これを楽しみにしていた。
今回も佐々木佑紀さんが萩の月を販売して今回はミニライブ開催。更に仙台L公式応援アイドルのTan.San.Sui.さんも来場者をお出迎え。彼女たちはミニライブのみならずゴール裏でコアサポと太鼓叩いたりと一緒に応援。ゴール裏で応援するアイドルは存在するものの、コールや太鼓を叩いて共に戦うアイドルというのは見たことも聞いたことなかった。
グッズ売り場には昨シーズンまでは選手がお手伝いしていたが今シーズンは見つからなかった・・・
試合はいくらか噛み合わない場面が見られ、スタッフなどが変わった影響なのかと思った。チーム事情もあるかもしれないけど若手の出場はチームの底上げに繋がるはず。
本件とは関係ないが、クラブとしては芯をしっかり通すことが肝要かと。選手が混乱せず力を発揮できてサポも安心して応援できるようなクラブになってほしい。

この後ゴール裏に移動するとは・・・

まとめ

結果的に大宮Vの試合が多くなってしまったが、イベントなど楽しく過ごせて美味しいものも多いので満足している。
クラブによってイベントなど様々だけど、やはり選手と近いと嬉しい。そういう意味では大宮Vのファンサービスはありがたい。ベレーザに至っては試合に出場した選手がファンサービスというのは凄いことだ。
いろんな選手にファンサービスしていただいて記憶に残ってるが、個人的にはエルフェンの項目でも記載した荒川選手にお会いできた事が最も印象に残っている。この事のポストをたてはるさんに読まれたことも大きい。
クラブによって違いはあるが、選手とファンの距離が近いのがWEリーグの魅力の一つかもしれない。

スタグルも財布の許す範囲で楽しんだ。どれも美味しくいただきました。
病気の発症後に制限が出たのが悔しい。箸が使えずフォークなど持参しても利き手じゃないとなかなか難しいので、より一層リハビリに励みたい。

こんなスタグルをまた満喫したい(写真は相模原のヤキメシ)

数少ない生観戦の中ではどの試合も見応えがあったけど、あえてベストマッチを選ぶとしたらフクアリの千葉LvsI神戸を挙げたい。負けられないI神戸に対し千葉Lが意地を見せて劇的な勝利、その瞬間に浦女のリーグ優勝が決まったという裏要素もありベストマッチに。
次点はベレーザvs浦女。ベレーザの良くも悪くも成長過程の若さと浦女の試合巧者ぶりが見られた一戦。こちらもレベルの高い試合が楽しめた。
あとはセレ女vs千葉Lも記念的な試合でセレ女の魅力が詰まった試合ということで次点にしたい。

激戦と呼ぶに相応しい試合だった

期待の若手として仙台Lの遠藤選手、浦女の角田選手、大宮Vの大島選手、ベレーザの樋渡選手、池上選手、野田選手と目に付いた。ベレーザは期待の若手が多い反面活躍すると海外移籍のパターンも多いので、クラブとしてはとても悩ましいところだろう。
リトルなでしこの選手では仙台Lの津田選手、ベレーザの眞城選手の今後が楽しみ。

目に付いた選手については以前記事にした7節までに気になった選手11人という形で記載したが、その11人の選手以外では代表選手であれば浦女の清家選手、I神戸の北川選手。代表以外なら仙台Lの廣澤選手や佐々木選手、浦女はほとんどの選手が注目の中ボランチコンビの柴田選手と栗島選手、大宮Vの乗松選手や林選手、ジェフLの山口選手や鴨川選手、セレ女の脇坂選手、I神戸の天野選手(若手枠かも)、広島Rの立花選手を挙げてみる。挙げだすときりがないが、この先もっと見つかると思う。

振り返ってみると会場コンプリートは出来なかったが、前にも記載したが様々な場面に立ち会えた。カップ戦決勝のお祭りと広島Rの初タイトル、セレ女の初陣、チバレミへの激励、清家選手の日本タイ記録達成(この後日本記録達成)、あおばのハットトリック、リーグではないが浦女のアジア制覇、そしてサメちゃんのラストゲーム・・・
今シーズンも選手や監督、試合運営に尽力してきたスタッフに感謝。来シーズンも可能な限りいろいろ回って楽しもうと思う。


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