観戦日和の一戦〜ノジマステラ神奈川相模原vs浦和レッズレディース
早くも11月突入。2日は西が丘でベレーザの木下選手がプロデュースする試合を開催するということだった。しかしこの日は地元で別件があったので断念。雨というのもマイナスだったかもしれない。木下選手には申し訳なく。
翌日は福岡でJ1の試合があったが、こちらは行けそうにない。
ということで、この機会にノジマステラ神奈川相模原vs三菱重工浦和レッズレディースの試合を見に行くことにした。少し遠いのでなかなか行けることはなかったが、今回は思い切ってみた。
遥かなる相模原
試合当日は前日の雨空から打って変わっての快晴。気温も暑すぎず寒すぎず、ひなたは動かなければ心地良いくらい。まさに観戦日和だ。
代々木上原まで1時間ほど、そこから30分ぐらいで相模大野に到着。乗り換え1回とはいえ本当に遠くに感じる。小田急の快速急行という快速だか急行だか分からないけど速そうな列車だと町田の次の駅で、町田より少し遠い。
相模大野駅北口の3番乗り場からバスに乗る。余裕を持ってたはずが小田急線の遅延でバスの乗車はかなりギリギリ。まだ足が上手く動かず走れないので、こういう展開はかなり焦る。焦って乗車すると落ち着いてからSuicaをタッチしたか不安になってくる。
25分ほどで終点の女子美術大学に到着。幸いSuicaのタッチ忘れはなかった。
バス停から歩いて約5分で相模原ギオンスタジアム。トータルで2時間以上もかかった。
メイン角のゲートはまだ空いている状態だった。
ぐるりと半周回って入場口に到着。入場待機列は浦女サポでかなり伸びていた。
一般客の入場開場時間は12:40と割と遅め。比較の対象にはならないがJ1柏の場合、ホーム側はキックオフの2時間45分前の開場となる。これはこれで結構早い。
先に列に入って順番を確保して、まずグッズ売り場へ。
12時になりグッズ売店やキッチンカーが開店。グッズ売店はそこそこの列ができていた。
相模原もアクリルスタンドを発売していたので購入。こちらは池尻選手、伊東選手、木竜選手だった。
プレイヤーズタオルも販売していた。一部選手は完売していたが、注目選手の大賀選手、笹井(ち)選手、大宮Vから移籍した長嶋選手と迷いつつも笹井選手を選択。
購入時には気付かなかったが、ここまで購入した6クラブのプレイヤーズタオルは全員FWだった・・
その後はスタグルを購入して列に戻り開場を待つ。
今回のスタグル
5つの店舗が出店。今回はお好み焼きでおなじみのまるうさんはお休み。
すたみな丼とんちゃんさんでスタミナ丼食べようと並んでいたら、残念ながら途中で米切れになりスタミナ丼は断念。
せっかく並んでいたこともあり米からパンにシフトして肉サンドを購入。
こってりした豚肉を包むレタスとマヨネーズ系のソースが程よく絡んでバランスのいい味に仕上がっている。ご飯もいいけどパンも意外と合う。
入場後
入場してからは席を確保。今回はホーム側の前方の席にしてみた。
それから12:45からのファンサに参加してみた。
サインは2つまで、写真は自分が入らなければOK。ということで、ミニ色紙とステッカーにサインをいただいた。
ジェフレディースの時とは違い横から流れ作業のように対応。
改めてウェアを見るとソフトバンクがスポンサーみたい。
席に戻り試合までマッチデープログラムを読んだり練習を眺め試合まで待機。
マスコットのモモちゃんは入場時に広場にいたらしく、この日は目にすることはなかった。
試合開始
相模原はFWの浜田選手を右SBに起用。浦女の遠藤選手のケースがあるので驚きはしない。
浦女は石川選手はベンチ外で長嶋(玲)選手がDFに入る。相模原もスタメンのDFに長嶋(洸)選手がいて少し紛らわしい。
試合はやはり浦女がボールを握る展開が多く、相模原はゴール前にボールを放っても浦女GK池田選手がキャッチ。序盤はそんな場面が見られた。
試合が動いたのは前半37分。次第に試合に慣れてきた相模原の右サイドから繋いで中央にぽっかり空いたスペースに走り込んだ川島選手がゴールに流し込み先制点。パスワークも小気味よく見事なゴール。
圧し込まれていた相模原が先制した事で浦女はより圧を高めるも相模原は集中して跳ね返す。浦女がいつ追い付きひっくり返すのか、それとも相模原が逃げ切るのかと思うと俄然面白くなってきた。
後半から浦女は藤﨑選手、角田選手を投入し更に攻勢に出るも相模原の集中した守備が跳ね返す。後半に目に付いたのは、しつこい守備の中で遠藤選手が何とかクロスを上げるもCBが跳ね返す場面だった。
浦女の攻撃を跳ね返して前線にボールを送るが、ほとんどは単発に。前線にあまり選手が駆け込んでこなかったが、多分カウンターを恐れてのことかと思う。
大賀選手の攻撃参加が見られチャンスではあったが、フォローがなくサイドに追いやられたのは残念だった。
相模原の前線は大竹選手が競ってマイボールにしようと奮闘。フォローがあればもう少しチャンスに出来たかもしれない。
試合全体を通して浦女の方は攻撃の中心で塩越選手が存在感を示していた。そしてイトキンさんの相手のパスを読んだボール奪取からのカウンターが相変わらず強烈だった。点には至らなかったものの相模原にしたらかなり脅威だったと思う。
後半半ば辺りからCBの高橋選手を前線に上げ力技に出てきた。島田選手から岡村選手に替えることで高橋選手を完全にFWとしてプレーすることに。
この高橋選手を前に出した「盾で殴る」戦法が実ったのは後半AT前。畳み掛ける浦女がこぼれ球をつないで高橋選手が決めて同点。この場面では一度は倒れてもすぐ立ち上がり絶妙なポジションに移ってシュートを決めた高橋選手が見事だった。もちろんギリギリでアシストした塩越選手もお見事。
喜ぶ間もなく逆転に向けてすぐにボールセットするところは勝利への執念を強く感じた。
しかし相模原もこれ以上の失点は抑えて1-1でドロー決着。
メインスタンドのホーム側は先制後、そして終盤は特に応援のボルテージがかなり上がっていたが、残念ながら今シーズンリーグ戦の初勝利を逃した。
相模原はこの戦いをスタンダードにしていけば順位も少しずつ上げていけると思う。
力技でドローに持ち込む浦女の底力を思い知った。上手くいかない試合はシーズン中にあるのは仕方ないが、そんな時でもしっかり勝ち点を獲るのはさすが。
https://weleague.jp/matches/2024110323/
試合後の雑感など
このスリリングな試合はどちらに転んでもおかしくないとても面白い試合だった。この日は綾瀬市民デーで招待の綾瀬市民にとって面白さや選手達の戦い振りは伝わったのではないだろうか。この試合でまた見に行こうというようになるのか気になるところでもある。
相模原でも試合でファンサを実施されたのは嬉しい。試合日のファンサ実施は来場の楽しみが増えると思うので、こういった事がリピーターに繋げていけるといいなと思う。
対戦相手が浦女ということもあってか、観客数が1300人を超えた。3連休の中日でとても気持ちのいい天気もアシストしてくれたと思う。
今回気になったのは、イベントや試合後の挨拶時に柵の前に人が集まるので前段の席からは何も見えなくなる状態になる事。スタッフの方で注意を促すかイベントや挨拶をトラックの方で行ってもらうようにしてほしい。
天気も良く試合も堪能した。上機嫌でスタジアムを後にした。
帰りは代々木上原で始発の千代田線が来ると思いきや、来たのは始発でなく小田急線直通列車。混んだ状態でガッカリかつクタクタになったのはまた別の話。