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セレッソ大阪ヤンマーレディースのWEリーグ開幕戦

11/11はINAC神戸の開幕戦を観戦し大阪で一泊。
大阪に移動した理由はもう一つの開幕戦、翌日11/12のセレッソ大阪ヤンマーレディース(以降セレ女)の開幕戦を観戦するためだ。WEリーグができて初めての昇格クラブ。初代女王のI神戸の開幕戦に続いてプロクラブとして新たなスタートを切るセレ女の歴史的な初戦を見届けられるのはラッキーかもしれない。
数十年来の付き合いとなるセレッソサポーターの友人を誘い、更にチケットの手配をお願いして当日に現地で合流することになった。


長居公園到着

キックオフは12時ということで開場時間が10時。なかなか早い時間でこちらから誘った手前、友人には地元とはいえ早く来てとは言い辛かった。
とりあえず開場前に来て公園前をふらついていた。ちょっと雨っぽい天気。
ヤンマースタジアムの方は何か陸上大会でもあるのか、ジャージ姿の若者たちをたくさん見かけた。

9時半頃に到着

10時前に合流。入り口になるヨドコウ桜スタジアムのメイン側へ向かうと、すごい行列。数百人ぐらいになるだろうか。友人いわく舐めてたとのこと。
チケットを受け取り列に並ぶ。改築前に2、3回程バックスタンドで観戦したことがある。その頃は屋根や雨をしのげるコンコースもなかった。春先にJリーグの遠征ではバックスタンドからで、今の形でのメインスタンドに入るのは初めてだった。
下段、上段のスタンドに入るのに外についている非常階段のような階段で移動する。階段の最上部には屋根はない。
今回はしっかり屋根がかかっている上段の席へ移動。傾斜も急で俯瞰で観戦できるし雨の心配も要らない。でも上段スタンドの最前列はちょっと恐い。

傾斜に注意

試合前の楽しみ

席を確保した後に周辺を散策。
外にキッチンカーとかはなく、ホームゴール裏の辺りにグッズショップがあった。ここでもまあまあな行列。かなりの人で入場制限をかけていた模様。

かなりの盛況

グッズはやはりトップチームのものが中心。その中で代表にも選出されている小山選手のキーホルダーとオンラインカード3枚購入。レジの列も凄かった。
自分が店に入った頃に米田選手とインドネシアで人気選手のザーラ選手がファンサービスを開始。米田選手はU19代表、ザーラ選手はインドネシア女子サッカーのパイオニアのような選手らしい。日本サッカーにおけるカズさんのような存在かも。米田選手はさすがCBだけあって頼れそうな雰囲気があった。
グッズの会計を終えて店を出たら幸いまだファンサ中だったので、今回もちゃっかりと写真とサインをいただいた。ザーラ選手に緊張してるのがバレて「ダイジョウブ?」と声かけられる事態に。はずかしい・・・
対応していただいたお二方、ペンを用意していただいたスタッフの方にも感謝。

今後の活躍に期待。ありがとうございました

スタジアムの外にはキッチンカーなどはなく、スタジアムの下段の売店でスタグルを購入。今回はホットドッグ、友人の分でフライドポテトを選択。
なんだかんだで時間がかかり、席に戻った時には既に練習が始まっていた。

ポテト付き

試合開始

セレ女のスタジアムDJ・池田愛恵里さんの選手紹介はトップチームと違い選手名を読み上げるものだった。そして入場時は他のクラブと違いWEリーグアンセムではなくセレッソのアンセムで入場。
アジア大会優勝のセレモニーで、代表選手として出場していたセレ女の小山選手と脇坂選手、ジェフ千葉レディースから大澤選手と千葉選手に花束贈呈。

ジェフLの選手にも花束贈呈というのがいい

セレ女の戦い方で目に付いたのは、前線から中盤での激しいプレス、そして後方から一気に前線へのフィード。序盤からガンガンプレスをかける。ボールを持った相手に当たって行きボールを奪う。GKがボールをキープしているときにも奪いに行き、もう少しでゴールという場面もあった。こういうプレーは場が沸く。ジェフLはこの勢いにやや後手を取ってしまったように見えた。
「昇格組」とはいうものの、決して他のクラブに劣らない。ジェフLは後半の早い時間に千葉選手を投入するもボールを追う展開が多く、ボールを持ってもすぐに対応される厳しい展開。セレ女が守るときは極力一人では行かないようにしているのが見てて分かる。

ゴールは後半15分、サイドに走りこんだ百濃選手からのパスを受けた矢形選手が決めてセレ女が先制。矢形選手の運動量も凄かったが、小兵の百濃選手(身長149cm)のポジショニングや抜け出しが素晴らしかった。体格差のある相手にも敢然と向かい五分に渡り合えるのも凄い。小柄でも大型DF相手に対等に渡り合える現大分の中川選手を思わせる。

大きい相手でも負けずに競り合う

守っては脇坂選手を中心としたプレスでボールを奪う「攻めの守備」が目に付いた。GKの山下選手の好セーブやパンチングの判断も良かった。
スタジアムの雰囲気も良く、選手にとっては後押しになったかと思う。
一方のジェフLは気圧された印象が拭えない。チャンスがなかった訳ではなかったが。

試合終了

結局矢形選手のゴールが決勝点となり1-0でセレ女の勝利。セレ女の記念すべき初戦を勝利で飾ることができた。観客も天気が良くないにも関わらず2500名以上集まり、試合も結構楽しめたかと思う。
直向な戦いぶりに友人もまた来たいとのことだった。確かにこの試合を見たら、またセレ女の試合を見に行きたくなるはず。少なくとも自分は次のアウェイの大宮アルディージャVENTUS戦が楽しみになっている。

試合後にトラメガを渡されたキャプテンの脇坂選手は涙したらしい。それだけの重圧を感じながらプレーしていたということなのだろう。勝利のこだわりと気合いはプレーからも十分に感じられた。
控え選手などの選手層はまだ分からないけど、大宮V戦の結果によってはWEリーグの台風の目にもなりそう。

矢形選手のインタビュー

そういえばWEリーグカップ決勝でも姿はなかったが、ロビーやマダム・ロビーナは姿見せてなかった。いっそのこと妹分のマスコットも登場させてみてもいいのでは。

今回も旅行に助かるジップロック、セレッソのベースボールシャツ、オリジナルのガイドブックなど戦利品たくさん。オンサイトカードでは白垣選手のサイン入りゲット。
この試合も楽しめたけど、心残りというか欲を言えば鶴心さんのから揚げが食べたかったな・・・

この後はキングサーモンこと酒本アンバサダーと池田愛恵里さんと見るマリノス戦のパブリックビューイングを開催。途中でスタジアムを後にしたが、余裕かましてしまったばかりに新幹線乗車時間ギリギリになり551の豚まんを買うどころではなくなってたのは、また別の話。

階段からJR長居駅が見える


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