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堀口恭司 vs. ダリオン・コールドウェル

RIZIN.14
2018年12月31日 さいたまスーパーアリーナ
第13試合 RIZINバンタム級タイトルマッチ [RIZIN MMA ルール: 5分 3R(61.0kg)]

堀口恭司 vs. ダリオン・コールドウェル

この試合、噂になり始めた頃はベラトールをもっとちゃんと見とけばよかったと後悔しました。知り合いの格闘技ファンが皆コールドウェル来た!これはヤバイ!と口を揃えてたので。
レスリングの実績がすごくてバンタム級の域じゃない身長とリーチ、試合で見せる打撃のうまさ、あのジョー・ウォーレンをジャーマンで投げてチョークで絞め落としたという圧倒的な組みの強さ。あのリーチ差では堀口は打撃で秒殺を狙うのも難しそう。

ベラトールでの試合見てるとトリッキーなスタンド打撃も得意にしてる感じでしたがさすが堀口相手にはなかなかリスクある打撃は出さないかと、と思ったら堀口のステップインにその場での飛び膝出しかけたりと予測つかないコールドウェル。さらにタックルのタイミングも良く、堀口の打ち終わりの瞬間など綺麗でなくとも必ず倒すって感じのMMAに一番合ったテイクダウン。さらに先を読んだ組み立てであっという間に堀口の腕をキムラに捉えたところはロープが絡んでラッキーなのかどうか、外れました。しかし上を取られ続けてかなり堀口ピンチが続きました。

堀口の1回のチャンスを潰したコールドウェルがそこからずっと主導権を握るという厳しい戦い。立ちあがり強い打撃を出して行く堀口もすごいんですが、何しろコールドウェルに隙がない!ただコールドウェルが極めにいく手を防いで上は取らずともコツコツパンチを当てる堀口。
3R、スタンドで堀口の右ボディが入ったところでコールドウェルが明らかに効いたそぶり、打撃で一気に・・・というところでまたコールドウェルのタックル!しかし下で落ち着いた表情の堀口が徐々に体をずらして・・ギロチンチョーク!がっちりハマってコールドウェルがタップ!
あの時の会場のなんかこう地面から響く大歓声は忘れられません。堀口の大逆転勝利にオールスタンディング。これぞMMA!これぞチャンピオン対決!濃い濃い最高の試合が大晦日に全国に生放送されたのはよかった。

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