第10章 この場所で生きていくには

私サイド

【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を思い出させます。】

はっ…

私はガバっと起き上がった。

私…今は…上半身…飛び出てる…

思いっきり起き上がったから…

もう1人の子供姿の私の身体から…また私の身体が飛び出てる!

今…もう1人の子供姿の私は横になって眠っている。

私はまた幽霊みたいになっちゃった!

なになに!?今度はどっちに行くの?

上?下?

またあの人だかり…家族に会える?

それとも…先生職員室?また先生たちの事情をみるのかな?

というか…

私…今はまた記憶が戻ってる?⁉︎

バーチャルメガネをかけられてこっちの世界

にきてしまった私が…

謎の声が聞こえてきてもう1人の子供姿の私が倒れてしまって…

元の世界とバーチャルメガネをつけられてこの世界に来てしまった記憶

と元の世界で高校時代、私のおばあちゃんに似た沙由里にいじめられていた

というのからもう1人の子供時代の私が今ゆりこと会ったところまで…

の記憶…2つの記憶を持っている私に戻った…

というか…ずっと繰り返しだ…

というか…謎の声が出てきて…その…2つの記憶を持った私に戻ったり…

そこから…またもう1人の子供姿の私…海緒だけの記憶になったり

コロコロと繰り返し入れ替わったけど…

こんなに私を繰り返し、2つの記憶を持った私に戻ったり…

そこから…またもう1人の子供姿の私…海緒だけの記憶になったり

してるけれど…

さすがに繰り返し…起きすぎ…はぁ。

まぁ…月加が気づくしかないかぁ…

この…バーチャルメガネ…つけている感覚はないけれど…

早く外したい!

というか…

龍鬼は…誘拐されこの世界に連れてこられたって言っていたけれど…

月加…龍鬼を探していた時に

いきなり自分の部屋にUSBが置いてあったって

言っっていたけれど…

もう1人の子供姿の私も龍鬼も同じように言っていたけれど…

よく自分のパソコンに差し込んだね?

強盗だったら…誰かに侵入されていたら危ないよ〜月加!

そして、差し込んだら…ってまずくない?

家…戸締りしてる?

でも…結果的に龍鬼に会えたから…良かったね?月加?

それと…誘拐されてここにいる龍鬼と私…

龍鬼…

突然行方がわからなくなった弟…龍鬼のことを見つけるために…

自分の得意分野…ハッキング…遠隔操作とか…

と腕輪を発明したりして…龍鬼のことを助けていたんだね!?

龍鬼…月加と…会うことが出来たけれど…

今度は…通信出来なくなった

って言ってたっけ…

この世界の中…

龍鬼は…自分のお姉ちゃん…月加を信じて…

遠隔操作してる月加が作ったロボットにアイコンタクトをして

会話していたんだね。

月加のいる元の世界では…

龍鬼の行方がわからない時に1人で抱えこまずに月加は誰かに相談して…

大学生や他の大学生たちに声を掛けて自分の弟の行方を全世界…

探してもらっていたんだ。

誰かに誘拐されたのか…私もだけど…

龍鬼の本当の身体…

龍鬼…自分で言うように自分の身体ごとこの仮想…世界に来てしまっているのかは…

わからないけれど

龍鬼も…元の世界に早くお家に帰らないとだね?

もう1人の子供姿の私も…龍鬼も私たち家族なのに…

お互い家族が誰かを忘れているんだよね?

この学校が包まれている…あの白い空間に関係でもあるのかな?

ともかく…龍鬼…あなたの隣にいるのは、

もう1人の子供姿の私だけど…私…お母さんだよ…

もう1人の子供姿の私の身体の中にいるんだよ?

お母さんもこの世界にきて

…ちょっとこの…取れないバーチャルメガネで…

記憶をコロコロ繰り返し変えられてしまって

今はあなたと触れることはできないけれど

あなたがもう1人の子供姿の私と会った時から

ずっと私もいるんだよ?

私も…この世界に来てしまったみんなも…

帰れたら…いいなぁ

ゆりこ…私の…子供の頃のゆりこひいばあちゃんが言っていた…

この世界…この縛られた学校ではさぁ

7歳〜18歳。それと小学一年から高校三年生を意味なく繰り返しているんだよね。

このこと…龍鬼…月加から聞いたのかそう言っていて…

龍鬼…もう1人の子供姿の私と天井裏で話してたけれど…

確かにそれってすごいね?

のっ脳みそまで小学一年に戻ってたら…

なんだか怖いね?

龍鬼…もう1人の子供姿の私に…

2048年…未来から来たって明かしちゃったけれど…

大丈夫かな?

もう1人の子供姿の私…

生きている限り他言無用として生きて行くつもりだから

って言っていたけど…本当に大丈夫かな?

月加…と龍鬼… 2人がすっごく現実的なこと…

現代社会みたいなことを言って

いたけど

2048年…に…もう1人の子供姿の私からすると未来だね?

えっと…まずは…

もう一回…制度やコースの話〜から?

まぁこっちの私の世界…

2048年でこの制度やコースは本当にあるよ?

高校からネイルスクールや医療免許が取れる時代とか…

元通信制高校だった場所の「個人コース」の高校も!

プリントと授業聞くだけで自分のペースでやれて…

個人、個人で授業教科を登録して

決められた枚数、授業の回数、ノルマをこなして

周りのことを気にせず、自分のペースでできるんだ。

いっせいにみんなで授業を受けるんじゃなくて…

学校にきたいときに行けるし…教室はいる生徒が多い時もあれば少ない時も

あるし…

時間があるし  アルバイトとか

いつかなりたい職業とかやりたいことを見つけられることができるよ!

そのおかげで不登校の子が減っていってるってニュースでやっていたのをみたなぁ?

あと…龍鬼が言っていたいじめ対策

もバッチリあるよ!

家庭で比べられたり 親の期待とかが大きくてプレッシャーになって

いじめをしてしまったり

小学時代、中学時代にいじめられていて友達の作り方がわからないから

悩んでるのかもしれないしその施設で…

カウンセラーとかみんなが連携してその子に色々サポートしてあげたり

するみたいだよ?

龍鬼が言っていた嘘発見機は…いじめを頑なに言わなかったり

何も悩んでなく嫌がらせが楽しいと思う人につけるよ。

どんな理由があってもいじめはダメだよ!

私の世界ではしっかり

いじめっ子、いじめられている子、 

いじめを見ている子  いじめを見てはやしてる子…

その子の気持ちを見て…捕まえなきゃいけない犯罪者か?

サポートか?

罰するか  救うか、決めているよ!

2048年…に…もう1人の子供姿の私からすると未来だね?

月加と龍鬼が言うと

私たち…西暦1900年代戦後昭和時代生まれの…年寄りや

令和4年の時にいた私や現代の2000年代大人たちが子供の時

この仮想空間…

ここに閉じ込められたことがあるから…

年寄りや大人が変わってしまい、

色々制度やコースなどが変えられて生きやすい場所が

変えられてしまった

だからこの仮想空間の…この学校にいる子供達の元の時代の記憶を

思い出さして…

この世界にいた時のことを覚えてもらって…みんなで脱出して

戦後から2023年生まれの大人達にまた…

変えてしまった色々な制度やコースを元に戻してもらい生きやすい未来に

復活させようという計画

を聞いたけど…

私は子供の頃ここに来たことあるのかな?

だとしたら…

ゆりこ…子供の頃のひいおばぁちゃんじゃん!

私のひいおばあちゃん…

もう1人の子供姿の私って…もし…本当に私の過去…子供の頃の私だったら

今、ここで出会っているじゃんひいおばあちゃん…家族に!

でも…

そういえば…月加と龍鬼…2人で

仮想空間って呼んでいてもう1人の子供姿の私も

そう呼ぶことにしたって言っていたよね…

あれ…でも私…あれ? えっえっ?

あること…というか色々だけど…

色々…気づいちゃった!気づいちゃったよ!

私は今、天井裏で寝ているもう一人の子供の私と

もう一人の子供の私を揺さぶる龍鬼を見ている。

ここにいる…もう1人の子供姿の私って本当に過去の私だろうか?

この前…幸くんにもう1人の子供姿の私が

勉強用タブレットを取られて…それを追いかけていた時、

私の友達…なゆ…もう1人の子供姿の私の友達…なゆ

を見かけた時、

もう1人の子供姿の私はまた…倒れてしまって…

バーチャルメガネをかけられてこっちの世界

にきてしまった私… ともう1人の子供姿の私の

の記憶…2つの記憶を持っている私に戻った時に…

見せられたけれど…

私の…子供の頃の園田沙由里おばあちゃんに似た

相園沙由里にもう1人の子供姿の私って元の世界で

高校でいじめられていたって記憶を見せられていたっけ?

でも…でもね?私の記憶では…

高校時代の時…私は…園田沙由里おばあちゃんならわかるけど…

相園沙由里って人物を見たことはない!

それに…高校の時…ここにいる…今の私は…

高校の時にいじめられていた記憶はない…

私は…2023年にオープンされた仮想空間学校…

それから…最初…メタバース高校に通っていた。

月加と龍鬼を産んで旦那博と暮らしてきたけれど…

通り魔に襲われて…知らないうちに龍鬼も襲われて…

私はこのバーチャルメガネをつけられてこの世界にきた時に

こんな声が聞こえてきたよ?

「もしも元の記憶が戻ったら、未来を変えて!もう1人の海緒!

自分を救って!」

「全部わかる。全てが、私が迎えに行くそれまで、見ていて!

もう1つの未来世界のあなたを!」

って

それに…もう1人の子供姿の私がプールサイドに入ってその時にまた…

こっちの私に戻ってきたけれど…

その時に見た…あの記憶は何?  

って言っていた…

まっまさか!もう1人の子供姿の私は     だったり…………

ってことは…月加と龍鬼が言っていた

この世界って本当に仮想空間だろうか?

いや…龍鬼…この仮想空間に閉じ込められてしまって…

月加は龍鬼を探している時

謎のUSBが部屋に置いてあってそれで

パソコンにそれを差し込んだら…龍鬼が見つかったんだから…

あのプールサイドで見たのも…何かの設定だったり…

ということはプールサイドで見た     世界

っていうのはゲームなのかな?

これから…龍鬼をどう元の世界に戻すかってことだし…

そういえば…

ゆりこと出会ってあの…赤ちゃんみたいな妖精を見て

そこに二足歩行のロボットが出てきて天井裏に入った

龍鬼ともう1人の子供姿の私…2人の会話で疑問に思ったのだけれど…

月加…龍鬼が行方不明のことだけで私…お母さんが行方不明になっているってことを

言っていなかった。…

この世界で…私

2つの記憶を持った私に戻ったり…

そこから…またもう1人の子供姿の私…海緒だけの記憶になったりしていて…

私…ずっとこの世界で記憶を操作されて閉じ込められているけれど…

外の世界で自分の子…月加が助けてくれるのを待っているけれど…

というか…今いる出来事…この時…まで疑問を思わなかったけれど…

月加…最初…私がバーチャルメガネをつけられこの世界にきた時から

ずっと…龍鬼が行方不明

と言っていた。

私…気づいたのだけれど…

あれ?月加…龍鬼を探すことだけしかしてなくない?

龍鬼…ってここにいる私…お母さんはどうすんのよ?

お母さんも誘拐されてるよ?

というか…今思ったんだけど…

大人が誘拐されるなんて…

月加…お母さん…も誘拐されてるの…見つけてよ…

もしかして…まだわかっていないのかな?

あれ?そういえば…

龍鬼が天井裏でもう1人の子供姿の私に言っていたけど…

月加が言うにはお母さん…私が記憶がないってわかったのは…

月加が私…お母さんに

「ここに閉じ込められたことあったのか?」

と問いただしてみたがお母さんも様子が変わっていて話しを遮られてしまった

みたい。

あれ?でも…私…そんなことを言われた覚えないよ?

仕事帰りに誘拐される前…その朝は…龍鬼ちゃんといたよ?

私は…

というか…龍鬼が誘拐されたのって…半月だよね?

私っていつからだろう?

私…最初 通り魔に襲われてここに来た時に…

あの学校の上で…目が覚めて…

そん時…結構長い眠りについていたなぁ…

あっ!

この学校の上を遠くで飛んで見ていた時

私…あの声…二つの声…

まずは…

最初から…ちょっと思い出してみよう。

あの学校の上で…目が覚めて…

私はそこから勝手に自分の身体が浮き上がり移動してその学校の中に入れられて

月加が外の…元の世界から遠隔操作で動かしているであろう警備員がいて…

その警備員が…この学校に入ってNo.55の先生を壊して

その警備員は…バレないようにするためか外…元の世界で

月加が遠隔操作で動かしてるであろう警備員から猫ロボットに変わって…

その猫ロボットは私のことを見えないみたいだけれど…私…身体が浮き上がり移動し

その猫ロボットについてきていて…一緒に…

地下の給食室に行って赤ちゃんみたいな謎の妖精を見ていた時に

何かが聞こえてきたんだっけ?

一つの声は

そう目の前で月加が操作しているであろう猫ロボットは話していないのに…

月加の声が聞こえてきたんだっけ?

「お母さん!どうして、どうして龍鬼をほっとくの!」

って…

そして、二つ目の声が

自分の身体が浮き上がり

(月加が操作しているであろう)猫ロボットの元を離れ、給食室をでてしまって

月加から離れてしまって私の身体は普通教室棟の三階に行き

もう1人の子供姿の私がこの世界にいるのが見えて

もう1人の子供姿の私の身体の中に私が入ろうとして目を思わず瞑ってしまった時に

瞼の裏に謎の…二足歩行のロボットが見えて…それが急に私の身体や姿に変わったけど…

そこから……そして、二つ目の声が

声が…

聞こえてきたんだっけ?

その時、聞こえた。我が子の声、

【「お母さん、龍鬼が行方不明なんだよ!どうして、見捨てるの?

海緒!お母さん!」】

と私に似たような声が聞こえていたけど…

【「別に子供が1人消えたことで別にどうもならないわよ。」】

って…

見捨ててなんかいないのに…

私に似たあのロボットは…いったい何?

ここは本当に仮想空間なのだろうか?

そういえば…私が2つの記憶を持った今の私に戻り…

もう1人の子供姿の私から自分の身体が離れて幽霊みたいな状況になった時

学校の上まで私の身体が浮き上がりそこにたくさんの人だかりが見えて

その人だかりに龍鬼はいなかったみたいだけど…

それから…もう1人の子供姿の私…

家族の名前を忘れているけれどいったいなんで?

私は記憶を持っているけれど…

あの白い空間…なんか関係あるかな?

というか…私…またもう1人の子供姿の私から離れて

身体が浮いてるし…

自分の身体が床から離れ浮き出した。

まっまさか…あの時みたいに職員室に落ちて

いじめられてる水色の先生の姿を見た時みたいに

落ちるんじゃ…

ヒュン!

「やっぱり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

と私は大きな声で叫ぶ

一瞬だった。またあの…まるで映画かアトラクションみたいに…

私は落っこちてしまったのだ。

天井裏の床下がすり抜けてしまう。

屋上に繋がる…普通教室棟の三階にある

天井裏から二階、一階とおっこちてしまった。

普通教室棟の一階まで降りて

私の身体は一階のトイレ前に来る

えっええ〜

そして、トイレの前で私の身体は急停止した。

しかしすぐに私の身体はトイレのドアをすり抜けて入ってしまう。

トイレの床へと私の身体は転がり込んだ。

ゴッン!ゴン!

「うわぁきゃっいたっ!」

と私は思わず悲鳴をあげた。

私はあたりを見渡すと

あれってお母さん!えっ?麗華?薫まで?

そこにはトイレで鏡の前で麗華と薫に髪を切ってもらっている真紀がいた。

「おお〜い」

と私は呼ぶが声はもちろん聞こえない。

もう1人の子供の私の身体から離れてる

…この幽霊状態では他の人たちに触れることはできない…

すると自分の身体がゆっくりと真紀に近づいてきた。

えっえ〜〜

ジリリリリっと砂嵐が聞こえるすると

真紀は目を開けた

〜〜〜〜〜〜

真紀の記憶が私の頭に入ってきた。

【真紀サイド2

先生の合図とともにテストが開始された。

またあの懐かしい声が響き渡る。あ〜またか。と思いながら問題を解こうとするが

でも今度はいつもと違った。

今度は違う人の聞き覚えのある声が響く。えっ、何、誰?

「園田さんってさぁいつも真面目ぶってるよね〜」

「先生に絶対媚び売ってるよね〜友達いないくせに」

やめて、やめて

急にテストをしているみんなからの視線を感じる。

ちらっとテスト用紙に顔を向けながら、

横目で周りを見渡すがみんなは集中している…だけど

見られている感じがして  怖い!気持ち悪い。

本当は1番を取りたくない。でも、処分されちゃうんだもん。

会長ももう…本当はやめたい

処分…死にたくない。

また

「じゃっ私はそのちゃんって呼ぶね。これでお揃いだね。」

お揃い…意味わかんない。全然違うでしょ。

そしてもう一回声がする。あの子の、

「そのちゃん出ておいで!学校に行こうよ!」

えっ学校!えっ?

でも今度は、「成績の悪い私が悪いの、できる人が羨ましいなぁ。あははは。なんて〜」という声が浮かんできた。

なんで、海緒は関係ないでしょ。

黒服の先生が私の座っている机に来てこう言った。

「どうしたんだい、生徒会長?」

もういやだ。助けて。私は席をたち教室を出てしまい廊下を走る。

テスト中に出てしまったためヴーヴーと赤いらんぷがなり、私が走っている廊下が真っ暗になったそして

ドコン!!!

と私の走っている目の前から四足歩行のロボットが飛び出して来た。

また壁が破壊されそこにはいつも見る二足歩行のロボット、

それは銃を取り出してきた。銃?ああ私死ぬんだ。

私は銃を撃たれて目の前が真っ暗になる。

目を覚ますと、保健室だった。

私は起き上がる。

その時…保健室のドアが空いて

私の周りに保健の先生や他の先生が集まって

きた。

「先生私処分ですよね?テストは白紙だし、途中退出したし。」

と私は言いNo1先生が発する次の言葉を待つ。だけど、

「手、震えてるだろ?本当は生きたいんじゃないのか?」

とNo. 1 の黒服の先生は言った。

生きたい!生きたいよ!でも黒服の先生が!

No. 1 の黒服の先生は私のえりを掴み微笑んだ。

「ほう、お前は本当は甘えたいようだな?

しかしお前は1番を2度も逃したようだな?

お前を処分する。」

とNo. 1 の黒服の先生は言った。

そっそんな!本当はみんなと同じように生きたい。

どうして1番に先生は私にしたがるの?

私はテストの時に感じたあの視線を思い出す。

もう、ダメ、こ…これ以上は!

「どうしたらいいの?」

と私は呟く。

死ぬしかないのかな?こうなったら別の世界で生まれたかった。

「なら次のチャンスだ。そうだな…

この学校にいる侵入者とネズミどもを壊すんだ。」

他の先生たちは何か話てるみたいだけど気にしはしなかった

「侵入者とネズミどもは…岩下海緒、朝比奈龍鬼、朝比奈月加…」

それを聞いた途端、

頭痛とジリリリリッと幻聴が聞こえてきた中

(私は、海緒がいっていたあの言葉「成績の悪い私が悪いの、できる人が羨ましいなぁ。あははは。なんて〜」

「ねえそのちゃん私ねやりたい事を見つけたんだ。」

と言う声が

浮かんできた。)

                           

その時、保健室に2人の女性が入ってきた。

その子は

「あっえっと、あなた真紀さんだよね?私は麗華!よろしくね?」

と二つ結びの子は言った。

「私は薫だよ!」

とポニーテールの子は言った。

麗華と薫は

私の悩みを聞いていたのか?こんなことをいってきた。

「ねぇ?真紀さん?この世界ってテストがうまくいかなかったら処分だし

私たちって縛られているよね?

縛られた世界でも生きていける方法があるよ?」

と麗華が言い出した。

薫は「そうそう!とっても気持ちいい方法が…ね?」

おいで?と二人は私を誘う。

えっちょっとなになに?

私達は保健室を出て廊下を歩き女子トイレの前にいく。

ドアを入るとそこには、

「ひゃっ!」

私の目の前に飛び込んできたのは

服をぬらされた女の子だった。

麗華は素早くするるっと手慣れているかのように

トイレ掃除用道具からホースを取り出し手洗い場に繋げる。

蛇口を捻るとホースから水が出た。

そして、その子の前に来るとその子の前に水をかけた。

「ひゃぁ、冷たい。やめて!」

とその女の子は言う。

「うるせ、てめぇ幽霊みたことぜってぇ信じてないだろ!

今度はゆりこじゃなくててめぇが(いじめの)ターゲットだから!」

と麗華はその子に男口調で話す。

えっ?ちょっと!ちょっと!それって「いじめ」じゃん

それに幽霊って!その正体って!

「海緒たちのことだよ。」

すると薫が近ずいて人差し指を手に当てそう言った。

「でもね?   シー   そのことは内緒だよ?

気持ちいい方法は  だって誰かを傷つけることだもん!」

と薫は言った。

「縛られた世界でやっていくには…」

と薫が言ったところで、ドゴンと音がした。

私と薫はその音がした方向を振り向く。

するといじめられっ子がトイレのドアから逃げてしまった。

「クッソー!あいつ絶対◯す!薫!このホース片付けといて!」

と麗華はそう言いトイレから出ていってしまった。

私は薫と2人きりになった。

そして薫は私を見つめた。

そしてこう言った。

「…縛られた世界でやっていくには…」

その時私の感情から何かが溢れ出す。心臓がドクン、ドクン。

結局私たちはこの縛られた世界にいなくちゃならないんだ…

でも、確かにこの方法なら、もういい子はやめちゃおう。 

薫は私の後ろに回るとハサミを取り出し私の髪をきれいに切って整えてくれた。

そして眼鏡を外しコンタクトをつける。

私はトイレの鏡で確認する。

           私は!】

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大人海緒、主人公サイド

そっそんな!真紀が!お母さんが!

はっはぁ、はぁあっ真紀…お母さん?

No3の熊の先生や眼鏡をかけた博士っぽいNo 2先生

そして、私の目の前にいるNo.1の黒服の先生…

お母さん…こんなに…悩んでるなんて!

はっ、もう1人の…私のお母さんだけど…まっ真紀!待って!

この世界の先生…生徒に

こんなこと言う先生だなんて…

いいんだよ!真紀! 自分らしく生きて!

もう1人の子供時代の真紀…お母さんやもう1人の子供時代の私が

何者かはわからないけれど…自分らしくしていいんだよ?真紀?

そう思っているといきなり

私の身体は麗華と薫に髪を切ってもらっている真紀から離れ、

トイレを出る。

普通教室棟を一階、二階、三階と上がり、

龍鬼と倒れているもう1人の子供姿の私のところへ戻る。

そして、私の身体はもう一人の子供の私の身体の中に入ってった。

謎の声から

【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を消します。】

と聞こえ

私はまたもう1人の子供姿の私の記憶に戻っていくのだった。


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