須賀しのぶ『アンゲルゼ』少女は、箱庭から殻を破る【傑作】【小説紹介】
手にとったときから「面白い」と感じた
他作品『帝国の娘』を読んだこともあり、気になっていた作品だった。『流血女神伝』より短くて、なんとなく面白そうだと思い、図書館で予約して借りた。それが、1年前の4月下旬ごろ。(このときは、『帝国の娘』だけ読み終わり、この次は読んでいない)
表紙のイラストを見て、これから何が始まるのか、とてもワクワクしたものだ。
あっという間に読み終わり、1巻は4月22日に2〜4巻は4月24日に読了した。近くの公園でちょうど桜が咲き、風に吹かれて花びらが散