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#書きかけ
【小説】ギャラリー殺人事件 中編
*未完です
〈前回/前編〉
リアさんに解決役のご指名を受けた。理解はできていないが、こんな自分にできることがあるなら、そのまま流されたいと思う。胸が高鳴るのは何故だろう。不謹慎だと思いつつも、欠けていたものが埋まるような感覚があった。
アマネさんはそんな自分の反応を見て、うげっと舌を出して少年と離れていった。今は2人でお菓子を食べている。
「自分、特に秀でたところがない社会の金魚の糞ですが
【小説】ギャラリー殺人事件 前編
*未完です
拝啓、故郷大分の弟へ。
自分の不徳の致すところより、ただいま殺人事件に巻き込まれています。そして兄は犯人だと疑われそうな縄を持っています。最悪です。冤罪をかけられたら自殺しますので後のことは頼みます。
メールの下書きをしながら、悲鳴を上げる男を横目で見る。どうしてこんなことになったんだろう。心底よだきいと思う。
午後から講義のない日を利用してやってきたのが此処、個人の家を利