見出し画像

オーストラリアから悲痛の声

2021年12月現在、南アフリカで発見されたオミクロン変異株で世界はまた混乱に陥ってます。

そんな中、オーストラリアのブリスベンに住む友達から悲痛な連絡がありました。

「やっとお蕎麦屋さんで働くことが出来たのに、ワクチンを打ってないと来週には解雇になる。そして、スーパー以外図書館やショッピングセンターなどどこにも入れない。

オーストラリアは各州によって規制が異なります。
国としては2019年3月から国境と共に州境も閉じており、各州の感染者数次第で州境を緩和していましたが、ワクチンが世界に登場してからは国境を開くなどの定義を国民の80%以上がワクチンを打てば規制を緩和するとアナウンスしていました。

しかし、現状は国境だけではなく、州民の行動制限までも設け、その摂取率は州長に委ねられ、クイーンズランド州では州民の90%が接種しない限り規制を完全に緩和しないと宣言し、非接種者のみに規制をかけるという事実上ワクチンを接種しないと生活するのに困難な状況になっています。
(以下の表は現在のクイーンズランド州民80%達成時の行動可能範囲。
接種者は規制なしにどこへでも入場可能だが非接種者は少人数の結婚式と交通機関以外はレストラン、病院の見舞い、映画館、テーマパーク、美術館等入場不可。)

オーストラリア クイーンズランド州のワクチン接種者と非接種者の行動可能範囲

オーストラリアの中でもクイーンズランド州は、ここ一年を見ても感染者0人の日が多い実質ゼロコロナ状態。レストランや公共の場でも入場者数の制限などありましたが、ノーマスクで自由に皆んな過ごしていました。それが、このロードマップが登場して以来、急に制限され接種者と非接種者とに分断。

行動制限だけでなく、学校教員や医療従事者は接種していないと解雇。
メルボルンがあるヴィクトリア州では更に厳しい制限を設けて、公務員だけでなく様々な職種で解雇に。

これはオーストラリアに限った話ではなく、ヨーロッパの国などでも実際にワクチンパスポートがなければ電車にも乗れなくなっています。


しかし、オミクロン株の出現と共にワクチン推進路線に少し陰りが見えだしました。

そもそもワクチン接種したとしても感染はするし、周囲に感染もさせる。
それは接種に関わらず感染に関しては両者とも同じ状況。
なのに、ワクチン接種者だけ自由に行動できるのは科学的にどうなのでしょうか?

コロナが出始めた頃は、ワクチンさえ出来ればこの苦しい状況が終わるとばかり皆信じていたはずが、いざワクチン接種が始まると不安になる情報が出てくるワクチンに不安を覚えるのも無理はありません。

今まで世界の主要メディアではワクチン推進一本路線で反ワクチンの情報は一切載せず、YouTubeやFacebookでは削除され、情報すら共有するのも困難な状況でしたが、先週末にオーストラリアの主要メディア9NEWSがメルボルンでのワクチン接種抗議デモを初めてテレビで放送しました。

“Hundreds of people”数百人とありますが、実際には数十万人とも

この抗議活動は世界各地で毎週末起きておりますが、最近まで世界の主要メディアではほとんど放送されていませんでした。

日本では12月4日、厚労省がワクチン接種後の心筋炎などの重大な副反応を報告しました。


そして今ワクチン接種で話題となっているのが、来年2022年1月にメルボルンで開催されるテニスの全豪オープン。
男子テニス世界ランキング1位のジョコビッチ選手が、ワクチン接種に関して一貫して「個人の自由だ」としており自身の接種状況も明かしていないのですが、全豪オープンに参加するにはメルボルンの規約によりワクチン接種を義務付けているため、当初はジョコビッチ選手に優遇措置などの声がありましたが、オーストラリア側は選手全員に接種義務を課したため出場が危ぶまれています。


ワクチン接種は任意だったはずが、今では国際的なスポーツ試合にも参加出来なくなり、国が違えば仕事を失う事も起こりうる世の中。

人類は一丸となってコロナという未知のウィルスに打ち勝つはずが、いつの間にかワクチンを打つ者と打たざる者との分断に。

オーストラリアの友達はこの先どうなるのか…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?