KAYOKO TAKAYANAGI|少女の聖域vol.4|櫁蜂 & HIROKO|月光セレナーデ
白くけぶるように空にかかる月の、儚くも心に残る存在感。
反射した光は散乱し、地表に届くのはそのわずかな断片だけ。
太陽の強い光の中でも失われない白き月の姿に仮託される、内に秘めた少女性。
5月の森を抜けた先に在るのは、少女だけに許された菫色の聖域。
ブライス。グレープフルーツのような大きな頭を細く小さい華奢な体が支えているその姿は、誰でもどこかで見たことがあるだろう。ファッションドールとして様々な服を着こなすばかりでなく、メイクなどの造形をカスタムして楽しむことも