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分子栄養学とメチレーション回路。前回の投稿の疑問点DNA低メチル化と高メチル化について。どなたか教えてほしいと思う。自己学習2

※2022.5月26日加筆修正
2022.5月27日細胞内の代謝回路のメチル化以外の働き追記

皆さんお元気ですか?
Kaoriです👶

前回は、メチレーション回路を理解する上でも
基本的な部分のお話をまとめた自己学習ノートでした。

メチレーション回路は、分子栄養学を実践されているドクターを中心に、医療、健康、美容、栄養などに携わるお仕事や一般の方にも広まって来ている細胞内の代謝回路です。(私達の身体に備わっているものです)


私達は、摂取した栄養を消化・吸収・解毒・代謝や神経伝達物質やホルモンなどを合成して代謝しているだけでなく、メチレーション(メチル化)しながら生理活性物質を合成・解毒や代謝のためのメチル化、DNAのメチル化(ヒストン修飾と一緒に)という遺伝子発現制御に関係するメチル化も行われています。

膨大な細胞内の代謝回路では、メチル化以外には、

アセチル化、ヒドロキシ化、脱炭酸、その他の働きも行われています。


メチレーションは、DNAメチル化や生理活性物質の合成や解毒や代謝のためのメチル化もあるので、中でも重要な働きをしています。


前回は、

メチレーションとは?
メチル基とは?
生体内でのメチル化とは?
メチレーションの働き
DNAメチル化
エピジェネティクス(DNAメチル化とヒストン修飾(アセチル化とメチル化))
メチレーションのタイプ

これらをまとめたものでしたが

DNAメチル化

について解らないことがありました。


今回はその疑問点について考察しているのですが

私が疑問に思う内容の意味が

伝わるか??(上手く表現できるか?)

わかる方いらっしゃるか??

誰か教えて下さい!
なんて思っているのですが😅

私達の生体内の膨大な細胞内の代謝回路の中のメチレーション回路の働きの1つに

遺伝子発現・制御(スイッチオン・オフ)があります。


DNAメチル化🌟とヒストン修飾🎀この2つの協力により、遺伝子の発現と制御が行われているのですが、その疑問点でした。

先ずはDNAメチル化からおさらいしたいと思います。

DNAメチル化🌟とは


DNA塩基配列の
【遺伝子発現(転写)領域】(プロモーター領域ともいう)の
【CpGアイランド】のCG配列という、CシトシンGグアニンが集中しているところの
【Cシトシン】がメチル化されることをいう。

ヒトゲノムの70〜80%は、メチル化されている


メチオニン回路で、アミノ酸メチオニンとATPにより合成された
SAMeがメチル基供与体となり、

このメチル基CH3が
DNAのシトシンに付き、シトシンがメチル化され
抑制型ヒストン修飾増加により不活化され

※ヒストンは、DNAが巻き付いているたんぱく質
ヒストン修飾の種類アセチル化は活性/促進に働く、メチル化は、酵素やメチル化する場所により、活性/促進か不活化/抑制に働く。

遺伝子発現が制御される。


このことを説明した図です。

具体的なCpGアイランドでのシトシンのメチル化による遺伝子制御
クロマチン構造で実際DNAメチル化とヒストン修飾が行われている図

DNA低メチル化とヒストン修飾のアセチル化によりクロマチンが緩み(活性化/遺伝子発現促進)

⇒遺伝子発現

DNA高メチル化とヒストン修飾の脱アセチル化とメチル化によりクロマチンが凝集(不活化/遺伝子発現制御)

⇒遺伝子制御


ここでのDNA低メチル化と高メチル化は、

どちらが良い悪いではなく、

ただ単に、

遺伝子の発現と制御の仕組みの違いを説明するものなのですが

メチレーションの代謝回路の代謝が

健常な方と

回転が遅くて、メチル化に必要なメチル基が少ないタイプである

低メチレーションタイプ

回転し過ぎて、メチル基が過剰になる代謝のタイプである

高メチレーションタイプ

の説明だけを理解していた時は、どちらもメチレーションの代謝回路に不具合が出てコンディションが悪くなることに繋がるので、よろしくない状態であると理解していました。


ですが、遺伝子を発現するか、制御するか
病気になり得る遺伝子や無駄な遺伝子発現も避けたいけど、遺伝子が制御されてしまうと困るものもある。

メチレーション回路を説明する方の中に

『「ヒトの遺伝子の8割は、発現されるべきではない」とされる』

このような説明されている方がいましたが、具体的な説明はありませんでした。

DNAメチル化がCpGアイランドでヒトゲノムの70〜80%は、シトシンがメチル化されている。

このことを言っているのでしょうか?

これが通常の健康な状態なのであれば、

健康な方は、70〜80%は、シトシンのメチル化により、不必要な遺伝子の発現が抑えられている。

と考えれば良いのか?

そこを基準に、メチレーションのタイプを考えれば良いのか??

低メチレーションタイプ

は、その70〜80%に満たないタイプ?
メチレーションの回転が遅く、メチル基少ない(メチル化もできない)

高メチレーションタイプ

は、その70〜80%を超えるタイプ?
メチレーションの回転し過ぎ、メチル基過剰(メチル化し過ぎ)

と捉えれば良いのか?

どう言うことなのか説明できる方いらっしやったらなと思っています。

なんせ独学なので中々答えにたどり着けません😅

収穫は、

遺伝子発現と制御の具体的なメカニズムが理解できるようになったことです。

だけど難しい🤯

求めていれば答えがやってくることが多いので、自己学習ノートにこんな疑問点を考察してみました。


読んで頂いてありがとうございました👶

Brilliant Beauty Message Kaori



















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