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社会を賑わした米不足の要因について調べてみました。

①需要面
毎年減少傾向にあったお米の需要が増えました。
円安などを要因とした小麦の価格上昇のために、パンや麺よりも価格上昇が穏やかなお米への切り替えが進んだと解釈されています。

②供給面
令和5年度は日本全体ではお米の作況指数は普通だったが、地域によって悪い地域があって、悪い地域での精米時の歩留まりの悪さが、日本全体の供給量を引き下げた可能性が指摘されています。

③メディア
南海トラフ注意報により、食糧確保のために通常より販売量が増えました。POSデータ上は明らかに増えています。
さらに、店にお米がない報道が国民を購入に向かわせたと解釈されています。

◾️しかし、上記の3つの要因を合わせても、日本全体の民間在庫の推移を見ると底をついてはいませんので、ある場所にはあるようです。米を確保して高く売っている業者があるかもしれません。

◾️対策
農林水産省は、毎年のお米の需要減少に合わせて、お米の供給量を減らす政策を進めてきました。具体的には、米から他の作物への変更に対して補助金を出してきました。
そうして、需要と供給のバランスをとることで米の価格が下がらないようにする意図があったようです。

しかし、お米は国民の主食であり、不足することが大きな社会不安を引き起こすことが今回とてもよく理解されました。

食糧安全保障の観点からすると、凶作に備えて供給超過にする必要があります。余った分は輸出に回すこともできます。
そうして、価格はある程度下がったとしても、そこは農家への補填などで、国民の食糧を支える農家の方々を支援すべきと考えます。

国民側からすると、お米をモリモリ食べて需要を減らさないことが、供給を増やすことにつながります。

農業政策の変更を期待します。


▼我が国における米の状況
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kikaku/attach/pdf/kome_siryou-199.pdf

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