コロナのリスクを数値化する(10/12)&心筋炎の発症頻度比較

10/12時点の年齢別のデータを基に更新しました。

①1年換算の10万人当たりの死亡者数

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大きな変化はありません。低リスクです。特に若年層は低リスクです。


②ワクチン副反応との比較

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副反応のデータは先週から更新されていません。先週の分科会は心筋炎の資料のみでした。③で後述します。

ワクチンを接種しても重症化することがあることを加味すると、30代以下は、接種のメリットがリスクを上回るとは言えないため、推奨すべきではありません。

元データ(新型コロナワクチンの副反応疑い報告について)

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000838806.pdf


③心筋炎等の発生頻度比較の印象操作について

厚生労働省のサイトにある資料「心筋炎関連事象疑い報告の状況について」


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のEの数値の根拠データは↓ですが、算出の仕方が明らかにおかしいです。

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15歳~40歳未満の入院症例4,798人のうち心筋炎関連事象者数は4名です。これは母数がおかしくて、日本人のうち入院しない人が大部分なのであってその割合と比較しないといけません。

ところが入院者数のデータがなさそうです。上記資料では、登録症例数41,385症例とあります。登録されていない数はどれくらいあるのでしょうか。わからないので、2倍はあるとして、10万人と仮定します。すると、15歳~40歳未満の男性の人口がおよそ2,000万人ですので、10万人/2,000万人=0.005となります。さらに、上記資料の期間はコロナ発生時から5月末までですので、15ヶ月分とすると、10万人/2,000万人×12月/15月=0.004となりました。

したがって、実際のリスクは、

1年あたりで、100万人あたり834人×0.004=3.3人です。

上記のグラフと比べるとワクチンの副反応よりも小さくなりました。これが本来のリスク比較ではないでしょうか。実際、データ上は4名しか発生していないので、最小値では4名/4,000万人=100万人あたり0.1人となります。したがって、100万人あたり0.1~3.3人が正しい数値となります。

厚生労働省にはこのようなデータの悪用による印象操作をやめていただくことを切に願います。


④陽性者数に対する致死率(7/7~10/12のデータ、ただし陽性者数は1週間前のデータ)

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9/28の報告で急に死亡者数が増えたため、計算上の致死率が高くなっています。実際は0.2~0.3%程度と推測します。


⑤コロナの波はきれいに収まりました。増えているときも減っているときも、人々の行動は変わっていません。むしろ、今は出かけるようになっていますが、下降傾向は変わりません。自粛も緊急事態宣言も関係ないのは明らかです。尾身会長含め分科会は解散していただきたく切に願います。

現在の状況はコロナウイルスが蔓延していないのになぜマスクなどの感染防止対策が必要なのでしょうか。マスクにはデメリットもあります。まして子どもには不要です。医療ひっ迫が起こりそうな場合のみで十分ではないかと考えます。積極的にマスクを外しましょう!


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