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上海の商業モール、地下鉄

 日経新聞に中国の商業モールの記事が載っていた。ゼロコロナで落ちた客足がその後戻っていないらしい。別段実店舗に行かずとも、ネットで買い物ができるのはその通りだと思う。

 実数が分からなかったが、上海は商業モールがとても多い(中国のサイトで2021年末で3万平方メートル以上のショッピングセンターは343軒との記述あり)。下記のページによると、地下鉄各線の開業が続くのに伴って開業していったらしい。

 実際、近くにある商業モールは休日でもガラガラなことがある。上海に住み始めた昨年の秋は、まだコロナ対策をしているからだと思っていたが、今もそれほど変わっていないように感じられる。一方で、道路を挟んだ向かい側の商業モールは混雑しているので、出店しているテナントの内容によるのかもしれない。混雑している方は、テナントの種類も数も豊富で歩いていても面白い。ジュースのスタンドでお茶を飲んだらめちゃくちゃ美味しかった。
 人が多いところは横に広い大きな店舗が多いのではないだろうか。小さいところや、縦長のところはあまり人がいない印象。
 ところで、私が行ったことがあるところは、どこも中心が最上階まで吹き抜けになっていた。その周りにエスカレーターが設置されているのだが、昇り降りが一対になっており、上の階に行くには吹き抜けを半周しないといけないところが多かった気がする。

 タクシーに乗って都市部を走っていると、本当によく見かける。ただ、大型の物がある一方で、日本で言う駅ビルのような感じのものもある。中国では鉄道は都市間の移動がメインで、大都市内での移動は地下鉄とバスがメインとなっている。だから商業モールを見かけると、たいてい地下鉄の駅も一緒に見かけるような気がする。

 上海の地下鉄は1993年に1号線が開通し、2000年代に9路線、その後さらに9路線が開通し、現在計21路線が走っているようだ。東京の地下鉄路線数よりも多い。

 時間は正確だし、次の車両が到着する時間も細かく掲示してくれているので乗りやすい(バス停も表示は細かいのだが、あてにならないと言われた)。値段も初乗りが2元か3元(40円~60円)と安い。改札から出ると地下街がある駅もあって、面白そうなのだが、駅によっては偽物を強引に売ろうとする人たちがたくさんいる。うちの近くの【上海科技馆站】もその一つで、私も3回ほど時計を売られそうになったことがある。ただ、最初から「偽物」と言ってくるので、良心的ではある(?)。
 そういえば、こっちでは改札の前に手荷物検査がある。空港や高鉄に比べれば身分証の提示もなく、ただカバンをX検査装置に通すだけだし、スマホを荷物に入れる必要もないので形式的な感じ。装置に通さず、カバンの中身を係員に見せて通っている人もいるくらい。
 余談だが、官公庁や高鉄駅の入り口(たまに美術館も)では手荷物だけでなく金属探知機(だと思う)を通らなければならないのだが、見た限り誰でも必ずブザーが鳴る。そして必ずハンディ金属探知機で雑に検査される。だったらはじめからハンディの方でやればいいじゃないかと思うのだが、そういうものだと思っている。

 なお、私の実家のある札幌は3路線である。乗換駅も2駅しかないうえに、結構各線が遠い。乗り換えようとすると、それなりに歩くことになるので注意が必要。


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