英語の謎。ハイフン、en-dash、em-dashの違い
ニュースを見ていたら英語を書くときのhyphen(ハイフン - )、en-dash(エンダッシュ ‐ )、em-dash(エムダッシュ-)の違いについて解説していたので備忘録として残しておこう。
[How to use the en dash, em dash and hyphen (also ndash, mdash) (punctuationmatters.com)]
それって何?
英語の文章を読んでいると時々よこ棒(ー)が出てくる。
これには3種類あってそれぞれhyphen、en-dash、em-dashという名前がついているんだって。(知らんかった)
それぞれはこんな感じ。
(ハイフンとen-dashの違いが分からなくない?)
それでは違いを見てみよう。
それぞれの使い分け
それぞれの記号は次のような条件で使うそうな。
ハイフン hyphenを使う場合
行末で長い単語を折り返す。
mass-producedなどのような複合語を表現する
050-1234-5678などの電話番号などを表現する
エンダッシュ en-dashを使う場合
11-23 (11日~23日)のように日付や年数の範囲を示す
July-October(7月~10月)の様な場合もある。
em-dashの代わりにカジュアルに使う
エムダッシュ em-dashを使う場合
説明文を間に挟む “Sometimes writing for money—rather than for art or pleasure—is really quite enjoyable.” (お金について書くことは、アートや喜びについてより、楽しいです)
状況や思いついたことを挟む “Hunter strode into the room—was he mad?—and the family stopped and stared.”(ハンターがのっそりと入ってきたとき(彼は狂っていたのだろうか?)。家族は動きを止めじっと見た。)
会話を遮られたときや、聞き漏らした音、ピー音のように表現したくない場合 “I reached in and pulled the spray can out of my backpack—” “In front of the police?”(手を伸ばして、バックパックからスプレー缶を出して..警察の前でか?)
というわけでそれぞれの記号には正式な使い方があるんだそうな。
ただ、em-dashは書籍とか固い文章とかで使われるみたいなので、普段の文章に入れると『なんであらたまってるの?』と思われるそうだ。
なので、文章を仕事にしていない人は普通のen-dash ( - )を使えば十分なんだって。(あとカジュアルな場合-- みたいに2つ続けておけば良いとのこと)
(ふーん)