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自己理解が一番難しいという意味がようやくわかってきた話

今から約10年くらい前に
とある講座に通ってカウンセラーの資格を取った

先生の説明はわかりやすいものから
難しいものまであり
毎回新たな気付きも多く
勉強になった

ただ一つだけ
先生の一言で
わからないことがあった
ずっと気になっていたけれど
聞く機会がなく
なんとなく流してしまった

それは

「自己理解が一番難しい」

という一言

自己理解なんて
私のことなら他人より
私の方がもちろんわかってるよ

他人には決して見せない部分もあるけれど
私だけはそんな自分も知っているし
私の方がもちろんわかってるよ
そう思っていた

その他人に決して見せない部分は
私が嫌いな部分だった

腹黒くて
ネガティブ
鬱っぽい
親とも上手くいかず
他人に心を開けない

見て見ぬ振りして
自分にバツ印を与えていた

その後縁あって結婚したけれど
幸せだったのは結婚式まで

私の日常はうまくいかないことだらけで
途方に暮れた

藁にもすがる思いで
無料のカウンセリングを受けた
有料のセッションも受けた

そこで初めて
バツ印を与えていた自分を許して
ありのまま受け入れる
そんな選択肢も持っていい
ということを知った

人前に出せる自分はマル
人前に出せない自分はバツだと思っていたのは
とんだ勘違い

人前に出せない自分でもマルだし
「人前に出せない自分はバツだと思っている」
という
そんなことを考える自分でさえもマルなのだ

マルもバツもない
私そのものが
マル

10年かけて
やっとわかってきたような感覚

自己理解は確かに一番難しいかもしれない
一生わからないままかもしれないけれど

それでも受け入れたら
生きていることに
前よりは
感謝できるようになってきた
そこが前と違う気付き

そんな私は
今度はあなたのために
マルを見い出せる人になりたい





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