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写真を撮ったそのあとの話

お金をもらって仕事として写真を撮るプロではなくアマチュアとして写真を撮る人の場合、写真を撮ったその後どうするかを、一度は考えて少し悩んだりしたことがあるんじゃないだろうか、と思ったりします。

ストレージに保管しておくだけの人もいるでしょうが、多分そういう人は少数派かと思われます。
例えばフォトコンで賞を取るのを目標にしてる人や、わたしのようにストックフォトサービスに登録して「おぉ今月は1枚売れたウヒヒヒ」なんてことをする人もいるでしょう。

でも、多くの人はSNSなりにアップして多くの人に見てもらいたいと思うのではないでしょうか。
で、実際にSNSなりにアップして色んな人に見てもらっていると思います。


生成AIがオープンソースとして公開される前。
わたしもストックフォトサービスに写真を登録する傍ら、SNSに気軽に写真を上げてましたし、ブログでも公開してました。

ですが、生成AIや画像生成AIがオープンソース化されて以降、まずブログで公開するのを止めました。
その次にSNSにアップするのを止めました。
理由は割と単純なものです。

「勝手に使ってんじゃねぇ」


わたしの生成AI(画像生成AI)に対するスタンスは、

許可を取れ・必要なら対価を払え
そのうえでデータセットを新しく作ってソレを使え

になります。


新しい技術がすべていけないと言う気もないですし、生成AIや画像生成AIがオープンソース化された以上、もうなくしてしまうのは不可能だとわかってるつもりです。
ですが、例えばクローラーに代表されるようなモノで勝手に人様が作ったものを集めてデータセットを作ってることが気にくわないです
LAION-5B に児童ポルノが含まれていることが発覚して現在ではDLできなくなってる以上、それをベースに動作している生成AIは使用を禁止されるべきだとも思っています。
同じ理由で、著作権法30条の4はおかしいとも思っています。ネットに上げたら機械学習を拒否できなくなるっておかしくないです?


少し話が逸れましたが、今の話が「じゃあ撮った写真をどうしようか?」という話に繋がるので勘弁してくださいませ。

結構長い間、夜も寝ないで昼寝して考えたりしたんですが、ようやく「今年からはとりあえずこういう方向でやっていこうか」というのができてきたので書いておきます。
ひょっとしたら同じような事を考えている人(写真撮ってる人だけでなくイラスト描いてる人も)の参考になるかもしれませんので。


  • 写真を上げるSNSはタイッツーのみにする

  • YouTubeをやっているので、それも使う

  • それ以外はストックフォトのみにする


写真を上げるSNSをタイッツーに絞るのには理由があって、タイッツーは生成AIのクローラーを一律全拒否している点にあります。
このあたりは開発者の方のスタンスが公開されているので、興味のある方はお読みいただくといいと思います。


YouTubeは御存知の通り動画共有プラットフォームです。
動画で公開すればある程度は機械学習を忌避できるのでは、と思います。

ただし注意点もあって、スライドショー動画はまず収益化できないことが挙げられます(収益化審査で落ちます)。同じ理由で収益化が剥奪される可能性もあります。見せ方を工夫する必要がありますね。


上の2つ以外でクローラーを避ける手段としては、レンタルサーバーを使ってWordpressなりで個人サイトを立ち上げるくらいしかないんじゃないかと思います。robots.txt や noindex を使う手ですね。
これは費用やハードルの高さから見送ることにしました。


なので、タイッツーとYouTube以外ではストックフォトのみということにします。
広い意味で言えばストックフォトサービスも撮った写真を公開することになりますから良しとします。
(もっとも審査を通過したものだけになりますが(笑))


これが一番精神的にアレコレなしにやっていける方法かなぁ、と思ったりしてます。

今のところ「個人でできることはこのくらいかなぁ」と思いますし。
(もっと他にもいい方法があったらゴメンナサイ そしてぜひ教えてw)




「偉そうなこと言ってるけど、お前だって Photoshop や Lightroom みたいにAIを載んだもの使ってるんだろ」とか言われる可能性もなくはないな、と思うので、環境を晒しておきますね。

画像編集に使ってるのは GIMP 2.10.36 とPhotoshop 6.0 です。
Illustrator も使いますが、バージョンは10です。

Photoshop 6.0 とIllustrator 10 はもう25年くらい前に自腹で買ったものです。日本語フォントがちょっと不自由ですが、まだ現役です。
当然ですがAIなんて入ってません(笑)

当時20万円くらいしたんじゃなかったっけか

RAW現像に使っているのは Lightroom ではなく、Nikon 純正の NX Studio です。個人的には Adobe 税を払いたくないです(笑)

正直これでなんとかなる


あ、そうそう。

そう言えば、昨年末くらいからストックフォトサービスに登録してある写真が以前よりも売れるようになりました。
なんか突然なので正直びっくりしてたりもするんですが、どうも画像生成AIがオープンソース化される以前に登録したものがよく売れているような感じがしてます。

仕事でストックフォトサービスを利用してる人(企業)が画像生成AIで作られたものを警戒してるのかな、と思わなくもないです。

真相はわからないですけどね (・∀・)


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